神戸市内の中学を卒業後、夢の大工になるために単身で修行の道へ。そこから大工になる夢を実現し、若者育成のため法人化。その後、地域課題の職人不足、山林活用の為、製材業をはじめ、山林、製材業の人材不足を少しでも軽減できるように人材を育てている。
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小さい頃から、親の刷り込みで「大工になった方が良いよ」とか「大工になって欲しい」と言われており、やるのであれば一番てっぺんに立つのが良いなと思っていたので、大工さんが良いなと自分でも思っていました。一人前の大工になるために、技術を高め続ける行動をしてきました。
今の仕事は山林活用です。製材業などをしているその仕事に対しては、地域の為に少しでも力になれればと地元(兵庫県多可町)の檜材だけを限定して丸太を仕入れ、製材をし、独自で建てた超低温乾燥機を使い製品を製作しています。小物製作、家具製作をしています。元々昔ながらの伝統工法大工がメインなので、多可町産檜オンリーの家づくりもしています。
最初の覚悟は単身で大工の弟子入りをしたことかなと思います。覚悟なのかわからないがやる気しかありませんでした。その後は個人事業を始めた時です。その時は、自分が将来とても凄い大工の棟梁になってやると思ったことです。次には従業員を育てていくと決めた時が一番の覚悟だったかなと思います。従業員として大工工事、製材業を覚えさせることを始めたのですが、やっぱり自分だけの時とは違い、従業員の家族もすべてを養っていかなければいけないとなったのが一番の覚悟です。その覚悟で挑んできて、今たくさんの人との出会いがあり、新しく事業展開もできている。従業員すべてが一丸となり、工務店・製材を支えてくれ、地域の思いも理解してくれている. それが一番得たものです。
かっこいい自分でありたいと思っています。容姿がとか言動がとかそんなの分からないが、芯をまっすぐに見つめてやりたいと思っています。大工が製材するのは違う道だと思うかもしれませんが、昔から大工がすべて行っていたことに過ぎません。大工を極めるための道だと思ってやっています。そんな一つの道を極める人はかっこいいと思います。
今からどこまで会社が大きくなっていくのか、やれるだけやってみようと思っています。大工さんを育成するために、もっともっと人を入れていきたいと思いますし、その先にスペシャルな大工集団を作りたいと思います。
職人稼業はやはり厳しくつらいことも多い、でも私は思っていることが一つあります。今の若者は素晴らしいです。何にでも挑戦できる力を持っています。想像力も豊かです。自分に自信をもって、素晴らしい世界を目指してもらいたいです。私も今の若手に力を借りています。一緒に頑張りましょう!
自社でロゴや名前をレーザー彫刻しました。スタッフ全員が着用しているユニフォームになります。
地元産材を使い、製材など始めた時に小物を作れないかと娘に投げかけて出来た作品です。うちのおすすめの小物です。