1963年に神奈川県で生まれ、その後沖縄県で育つ。高校卒業後は、日本映画学校に入学。同校卒業後、1986年に劇団民藝に入団。1992年からは劇団を休団し、個人活動を開始、独学で腹話術を始める。翌年、芸名を「いっこく堂」に改め、人形2体を同時に操る腹話術を始める。同年、ラスベガス「世界腹話術フェスティバル」でオープニングを飾る。以後、腹話術で全米ツアーやアジアツアーを回るなどワールドワイドに活躍。
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生まれは神奈川県なのですが、5歳まで過ごした後は沖縄県で育ちました。父も母も忙しく働いていたので、わりと自由な幼少でしたね。いたずら仲間と一緒に、基地に忍び込んで怒られたりすることもしばしばでした。
高校を卒業して劇団に入ったものの、思い悩む日々が続いていた時期がありました。その時に「みんなと一緒に何かやるより、自分一人でやっている方がいきいきしているぞ」と言葉をかけてくださったのが米倉斉加年氏でした。その言葉を聞いて劇団を休団し、何か一人でできることはないかと考えていた時に、中学校の時にテレビで見た腹話術を思い出したのです。そこから、独学で腹話術を学び始めました。
腹話術を始めて半年くらいは、アルバイトをしながら気楽にやっていたものでした。しかしながら、ある日の公演後に言われた「あなた、緊張していたわね」という言葉が私のスタンスを大きく変えるスイッチとなったのです。腹話術師として有名になり、世間に認められなければ喜んでもらえないのだと、芸の世界の厳しさに触れた瞬間でしたね。それからは「プロになる!」と覚悟をし、1日8時間の稽古を365日こなしていくことになりました。
最終的には、世界を回りながら腹話術を披露することが目標です。そのためには世界でも認められること。それが私の第一命題だと思っています。
人生の中で何かを始める時、「遅い」ということは決してありません。思い立った時に、始めましょう。皆さんの経験が生きる時が必ずやってきます。自分を信じて、頑張ってください。
いろんな言語に興味がありこれまでもいくつか勉強してきましたが、今は韓国語を勉強しています。もちろん新しいネタにもつながりますし、海外公演などにもつながればいいなと思っています。
首からかけて、自分が吸う空気をきれいにしてくれるアイテムです。喉のケアはそこまで神経質にしていると言う訳ではありませんが、最低限の注意はしているつもりです。ただ、声の調子を整えるにはやはり睡眠が一番ですね(笑)