1960年10月21日東京生まれ。幼稚舎より慶応義塾で学び、慶応義塾大学工学部中退、東京藝術大学作曲科卒業。同大学院を首席で修了。修了作品「EDEN」(1989)は史上8人目の東京藝術大学買上となり、同大学美術館(芸術資料館)に永久保存されている。藝大在学中からその活動は、ポップスから純音楽まで多岐にわたり、作曲家・編曲家・音楽プロデューサーとしてグローバルに活躍。'97年第20回、'99年第22回、'04年第27回日本アカデミー賞優秀音楽賞等受賞歴多数。東京藝大特任教授。東京音楽大学特別招聘教授。テレビ等メディアへの出演も多く、NHK「日曜美術館」のキャスターもつとめた。
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中学校の時に漠然と一生音楽から離れたくないと思いました。自由な音楽と巡り合い、それがジャズ、ポップス、ロック。そこには自分が入り込む余地があったんです。当時は不良のものとされていましたが、そのタブーに育てられ、音楽からたくさんの媚薬を塗り込まれて自分の未来が一本のレールの様に見えました。そして一番やりたかったところにたどり着きました。
使命感を持って向かい合っています。その使命感として、オペラや合唱曲など、みんなで歌えるもの、日本のベートーベンの第九番になるような曲、そういうものを書いているし、書いてきました。締切と戦って何千曲と書いてきましたが、そのレベルを卒業して、もっとコアに作り込む音楽を作らなければならない。もうそういう順番になっていると思うんですね。プロフェッショナルとして、アーティストとしての仕事を丁寧にしようと思います。
20年毎に訪れる自分試しです。20歳で人生の方向転換をした時、どんなハードルも軽く超えられると自分を信じました。もう一回来るであろう覚悟の瞬間を今から楽しみに待っています。
はじめはみんな背伸びをするんですが、やっぱりブランドとかでもだんだん飽きてきますよね。そういうときにどれを手にしているか、それはその人の歴史の全てが出るんだと思います。それまで接してきた人や周りの社会がその人を作り上げている、そういう人になりたいです。
自分の好きなことをやれる環境が整い、やっとスタートラインだと思っています。多くの人たちのエネルギーとともに音楽をやると、これは鳥肌なんてものじゃないんですよ。それを味わってしまった人間だからそれをとことんやってみたいし、格好つけずに寄り添っていきたいですね。これからは信じる音楽を創って行きたいです。
人生はロングレース、じっくり構えてください。目標持ってほんとに好きなものとは熱中できる夢中になれて、夜寝るのを惜しんで集中できることです。それに才能があります。
自分へのご褒美として買ったピアノの鍵盤がデザインしてある時計です。オーディマピゲ ミレネリー ピアノフォルテ 世界限定500本。
憧れの音楽家、巨匠レナード・バーンスタインの記念モデル。モンブラン Leonard Bernstein Special Edition。