1997年より「ワインは、憶えてから楽しむものではなく、楽しんでから憶えるもの」をコンセプトに田崎真也ワインサロンを主宰。また、ソムリエ育成のために若手向けセミナーを主催している。広くワインを楽しんでもらうため、日常ワインの提供とともに、ディナーイベントで食事にあわせたワインのセレクトなど、幅広い活動を行う。
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小学校の頃は昆虫学者、中学校の頃は海洋研究科。興味を持ったことには、とことん「まっしぐら」になる少年時代でした。工業高校に進学したものの、海への夢を捨て切れず海員学校へ転入。船乗りを目指していました。海員学校時代にしたアルバイトで、最初のターニングポイントを迎えることになります。自分が作ったナポリタンを召しあがったお客様から「ありがとう。ごちそうさま。」と言われた時の気持ちは、今でも忘れることはありません。当時16歳。料理人を目指すようになったきっかけでした。
私が料理人を志した頃というのは、フランス料理やワインについての本はほとんどないのが実情でした。毎日本屋に通い、「フランス」という言葉が付く本は片っ端から手にとっていましたね。もう「これしかない」と感じていました。
フランス料理の世界で、もう一つ夢中になったのがワインでした。当時はまだ未成年でしたし、それについて教えてくれるような人もいませんでした。その時に私ができる唯一の方法が、単身フランスに渡ることだったのです。当時19歳。私にとっては、最大の覚悟の瞬間でしたね。
これからも辛く感じられるほどに、仕事にのめり込んでいきたいと思っています。それが本当の仕事の意味だと、私は考えています。
仕事においても、人生においても共通して言えることですが、基本的に大切なことは目標を立てることです。一つでなくても構いませんし、変わっていっても構いません。ですが、決めたからにはしっかりとそれに対して行動できるような大人になってください。
シャトーラギオールのソムリエナイフ。私の名前の入ったオリジナルナイフです。シャトーラギオールは私が1995年に優勝した世界ソムリエコンクールの歴代チャンピオンのナイフを作っています。 柄の部分や皮のケースは日本国旗をイメージしたデザインが施されています。
エスプレッソマシンのカートリッジです。10種類以上の専用カプセルがあり、ブレンドによって濃さも異なります。朝は軽いタイプ、疲れている時は濃いタイプを愛飲しています。