和菓子屋の長男として生まれる。18歳より都内フランス菓子店及びフランスで修業を重ねる。クープ・ド・モンドをはじめ日本代表として5度の世界大会に出場し、3度の優勝経験を持つ。モンサンクレール(東京・自由が丘)をはじめ、コンセプトの異なる13ブランドを展開。『スイーツで人々に笑顔を』をモットーに、各店舗の運営、菓子製造のほか、企業とのコラボレーションやプロデュース、講演や著書出版など幅広く活動。最近では、ベトナムに農薬無散布の茶畑を所有し、現地の方々に職を提供し、収穫されたお茶を使った商品販売も行っている。また、2011年4月、日本スイーツ協会を設立、理事長を務め、スイーツの啓発活動とスイーツ業界の活性化に貢献する目的で活動を行っている。
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もともと実家は和菓子屋を営んでいました。3人兄弟の長男だったので、本当は私が3代目として店を継ぐはずでした。ずっと和菓子ばかりを食べていたので、友だちのバースデーパーティーで初めてショートケーキを食べた時は、非常に感動をしたことを覚えています。
初めて食べたショートケーキのおいしさ、その感動をみんなに伝える仕事がしたい。小学3年生の時に抱いた純粋な気持ちがパティシエを目指すきっかけとなりました。
モンサンクレール開店。この時が私にとって覚悟の瞬間でした。当初のオーナーは、お店の認知活動のため、チラシをまいたり、広告を出したりすることを考えていました。しかしながら、私は自分の感性を伝えた結果を感じたかったですし、本当においしいものを少量でも構わないから売っていきたいと思っていました。それを徹底した当初は、やはり赤字になっていました。しかしながら、その赤字は「意味のある赤字」だったと思っています。オープンからの半年間で得た経験は何事にも代えがたいものです。
自分の考える「お菓子」を構成に伝えていくことが、私の使命だと思っています。その第一歩として、2012年4月にはスーパースイーツ製菓専門学校を開校予定です。自分のノウハウをすべて生かして、次世代のパティシエ育成をすることが目標です。
もっと若いうちに海外に出て、俯瞰で日本を見られるような人になっていただきたいです。競いあうことによって見えてくる世界もあります。その世界に早く気付いて、その扉を開いてください。
釣りが大好きです。時間を作っては釣りに行ってますね。特にシーバス釣りが好きなんで、ルアーはかなりの種類を持ってます。
やはり仕事で使うものなので、かなりこだわってます。デザインもオリジナルで、手に馴染むように作られてます。