73年歌手デビュー。80年代より演劇にも活動の場を広げ、芸術選奨文部大臣新人賞などを受賞。93年からコンセプチュアルアートシアター「印象派」で、身体能力を極めた芸術表現を確立。09年パフォーマンス集団MNT(マリナツキテロワール)を立上げ主宰。その功績に対しモンブラン国際文化賞を受章。同年、バラと音楽の支援活動「One of Loveプロジェクト」を設立し、社会貢献活動にも従事。2023年にはデビュー30周年を迎える、舞台、映画、ドラマ、音楽と幅広い分野で活躍。
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歌うこと、音楽を聴くことが大好きな少女でした。しかし、演技をすることは興味がありませんでした。ですから、今この仕事をしていることは信じられないですが、人生ほとんどが成り行きですね。少女の頃、出かける時に素敵なお洋服を着させてもらうと、町内を一周して見せびらかすことをしていたので、誰かに見てもらいたいという欲求は昔からありました。未だに向いているか向いていないかは正直分かりませんが、与えられた仕事は結果を求めてやってきました。
印象派もそうですが、「One of Loveプロジェクト」など自分で発信することが非常に多く、様々なことを手掛けているのですが一つのことに才能がないから、いろいろな物事に取り組むことで自分がより輝けるための、自分探しを常にし続けています。
覚悟をするということは、悟るということだと思います。私は生きている中で、それは難しいと思っています。今、私が夏木マリとしていられるのは93年からスタートした印象派のおかげだと感じていて、一人で演出をしていく中で、考え方が鍛えられ、人間らしくなったとは思います。あの時なんとなく覚悟の様な感じはありましたが、お陰様でなんと2023年で30周年を迎えることができます。
成熟している人だと思います。成熟している人間は人に感謝できたり、品格が備わっています。その様な人は、人に優しくすることができ、強いと思います。結婚して10年になりますが、義理の母がとても素晴らしい人です。私が疲れちゃったと口にしても、「その歳で仕事があることは有り難いことでしょう。有り難いと思いなさい」というように物事をなんでもポジティブにとらえてます。その教えを元に私は、「あー疲れた」と帰るのではなく、「あー有り難い!有り難い!」と口にするようにしています。そうすると周囲にいい空気が流れます。このようになんでもポジティブにできる彼女から学んだことは数え切れません。
いち観客となったとき、なんだこりゃ!と思うものが観たい、そして創りたいと常に考えています。人生は何度感動して終わっていくのか、そこに我々のエンタメは、大きな影響を与えることができると思っています。こんな考え方があるんだ!というような皆さんが行動をするための、新たな発見の気づきになればいいなと思っています。
行動を起こすことです。動いて発見して自分らしく輝くことが素敵なことだと思います。
京都の小物屋さんが作った三つの袋があるアクセサリー入れです。指輪などを入れますが、こういう職人技のアイテムは大切ですね。
Parisに行った時、アンティークなところに惹かれ、購入しました。毎日のサプリメントはここに入っています。