現在ロシア国立交響楽団首席客演指揮者。英国ロイヤル・フィル、アメリカンシンフォニーオーケストラ、モンテカルロフィル、ブダペストフィル他、ハンガリー国立歌劇場、プラハ国立歌劇場等、名門オーケストラ及びオペラ劇場で指揮を務める。2007年よりダボス会議を主催する世界経済フォーラムのヤンググローバルリーダーも務めている。
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1970年に大阪府に生まれ、音楽だけでなくバレエや習字、フィギュアスケートなど幅広く習い事をしていましたね。クラシック音楽に関しては、親が携わっていたことから憧れといった印象は持っていませんでした。それでも、実際に物心がついてコンサートなどに行くようになってからは、「すばらしい!」と感銘を受けていたことを今でも覚えています。
私が習い事をしながら、よく親しんでいたものとして「ロシアンバレエ」があげられます。幼いながらに「美の極致」として理解していたように思います。言葉のない表現であるバレエを視覚的に理解するのを最も助け、感覚に訴えかけてくれたのが音楽だったんです。その音楽が指揮者の加減によって訴えかける力が違うということを少しずつ理解するようになって、それに対して疑問を持つようになったのが指揮者に憧れるきっかけでした。
1996年、国立サンクトペテルブルク音楽院に留学するため、ロシアへ渡りました。学校での指導はほぼマンツーマンで行われていました。そこで個人の能力に合わせて進められていくので、「クリアをしたら、また次の段階」というのが延々に繰り返されていくんです。答えがない練習というのを繰り返していく中で、覚えるものの量は尋常ではありません。このスピード感に気がついた時には、やはり驚きました。ただそれを苦労と感じたことはありませんでした。
あるコンサートで曲目の順番が実は違っていたという出来事がありました。急遽リハーサルなしで、初見のまま舞台で行ったオペラ指揮は思い返しても覚悟の瞬間だったと思います。
日本独自の場所でのコンサートを行うことが現在の目標です。指揮者として、理想の劇場での制作(コンサート、オペラ、バレエ)を追求していきたいと思っています。
友人からのいただき物です。年の4分の3は旅生活で、海外にいる事が多いので、気分転換する時に使っています。どこでも持ち出せるトラベル用サイズと、香りがとても気に入っています。
4年くらい使っているものです。仕事で鉛筆が必需品で、このペンケースは手触りがとても柔らかいところが気に入っています。触った時に気持ちが和らぐところが気に入っていますね。