学習院大学法学部政治学科中退。1983年東京ディズニーランドのCMでデビュー。情報番組キャスター、バラエティー番組、クイズ番組、ラジオ番組などに出演。2010年脳梗塞、2012年乳がんを患ったことから食生活の改善に取り組み、薬膳に出会う。2016年国際薬膳師資格試験合格。現在、薬膳講座も開講中。薬膳ライフ本「ゆらいだら、薬膳」(光文社)を2018年2月18日刊行。
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母子家庭で、奨学金で大学に行きましたが、明るく浮かれた時代の空気に取り残され、バイトに明け暮れる中で勉学の意欲を失っておりました。そんな中で、アルバイトの一つとしてモデルの仕事をしたのがきっかけです。
いつのまにか入った世界でしたが、現場で学びながらここまでやってこられました。現場で出会う取材相手、共演者、スタッフすべてが私の先生でした。多くの方々から様々なことを学びましたが、最も大切なのは「事前の準備を誠実に」ということです。一期一会の現場には「復習」はありません。ならば「予習」しかありません。
乳がんの宣告の時には、早期発見で治癒の可能性が高かったとはいえ、人生いつどうなるかわからないのだと身にしみました。ならば過去をふりかえるより、今日を、そして明日を生きなくてはと思いました。
年齢、性別、出自、社会的経済的立場にかかわらず、平等に接する人こそ「大人」だと思います。じつはこれが、なかなかできません。
タレントとしての仕事を丁寧に。薬膳の素晴らしさを多くの人へ。この二つが目標であり、楽しみでもあります。
自分の若い頃を思えば、未熟なことばかりでした。そしていま、35年も芸能界で働いて、やっぱり未熟で、あのころとたいして変わりません。が、失敗や後悔以上に、楽しかったこと嬉しかったこと、素晴らしい出会いも積み重なっています。積み重ねた時間の記憶は誰にも奪えない自分だけの財産として残ります。自分の道を自由に歩くのが一番です。
角煮や肉じゃが、牛すじの煮込みなど、煮物を土鍋で作ると一際ほっくり煮上がります。休みの日など「何を煮ようかな」とワクワクします。
両手を振って姿勢よく歩くためにはカバンは背負うほうが良いと聞き購入した「ランドセル」です。取っ手は木製に付け替えて。歩くのが楽しくなりました。