一橋大学を卒業後、ヤングマガジンギャグ大賞受賞。ダメ男を好きになる女たちを描く「だめんず・うぉ~か~」がブレイク、ドラマ化などもされ、「だめんず」も流行語に。マンガ・エッセイなどの執筆活動のほかに、テレビ・ラジオ出演、トークショーと多方面で活躍中。NHK経営委員もつとめる。
1 | 2 | 3 | 4 |
今でこそ恋愛を題材にマンガを描いていますが、自身の恋愛体験の目覚めは比較的遅かった方だと自覚しています。小学校時代はまったく異性に興味がありませんでした。特に高校に入った時点で、他の女子生徒が恋愛の話で盛り上がっているのに対し、自分がまったく付いていけないことに驚愕したことを覚えています。
当時は『りぼん』 や『なかよし』など少女漫画ブームで、それらが爆発的にヒットしていました。最初に少女漫画を描いて出版社に応募したのが、中学校の頃だったと思います。全て落とされましたが・・・。大学時代に入ってからは、マンガのことはさっぱり忘れていましたね。恋愛中心の生活になっていました。その後、就職活動を行っていたのですが、「本当に就職したいのか?」と自問自答する日々が続きました。その時に浮かんだのが、「マンガ」だったのです。これなら自分でもチャレンジできるかもしれない。と思うようになりました。
私の信条として、一度決めたことでも状況が変わればいつでも覆した方が良い、というものがあります。『だめんず・うぉ~か~』の誕生も、それまで人に晒したくはなかった自分の過去の恋愛体験を綴る決心をしたことから始まっています。その瞬間瞬間には、小さな覚悟をしているのかもしれませんが、後から振り返ってそう重く捉えることはありませんね。
若い頃の失敗は、大人になった時の宝になります。迷ったら、GO!どんなことでも無駄になることはありません。次々と走っていきましょう。
昔から鼻炎持ちなので、ハウスダストなどが気になります。そんな時にこれがあるととても落ち着くので持ち歩いて使っているんです。気休めかもしれませんがこの安心感は手放せません。
デビューの時からずっとこれを使っています。かれこれ20年になりますね。自分の作風にぴったり合うんです。初めて書いた時は感動しました。細かな強弱はつけにくいので、絵に自信の無い人にあえてお勧めします。(笑)