覚悟の瞬間(とき)

中海商興 代表取締役 山口維啓
やまぐちまさひろ

山口維啓

鳥取県生まれO型
職業:中海商興 代表取締役
趣味:映画、アニメ鑑賞、ドライブ
座右の銘:鉄の意志と鋼の強さ

2009年倉吉北高校卒業後、流通経済大学法学部に進学。大学卒業後、祖父が経営していた株式会社中海商興に入社。3年間の下積みを経て、2016年に同社の代表取締役に就任する。先代がやってきた地方情報誌の発行や印刷業を継承しながらも、新たにスポーツジム部を同社で立ち上げ、その後、2021年4月にスポーツジム部を株式会社ワイルドベアーとして分社。中海商興の代表取締役兼トレーニングジム「アイアンベース」にて現役パーソナルトレーナーとしても従事している。2019年アームレスラー全日本大会4位と、同年中国にて開催された国際大会で8位という異色の経歴も持つ。

オフィシャルサイト

来歴

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なぜ今の仕事に?

元々は、大学卒業後に警視庁に就職しようと思っていました。しかし就職活動をしようと思った最中に、ふと”家族の力になりたい”と思い、祖父が昔から経営してきた会社を継承しようと、地元の鳥取県に戻りました。入社してからは営業を通じて多くの経営者の方々とお会いすることが多く、その方々から沢山のお話を伺うなかで、「経営って面白そうだな」と思い始め、次第に経営について学んでいきました。今は祖父が続けてきた”中海商興”を後世に残していくことを使命としながら、会社を残していく一つの道として、自分のやりたいことを形にしていきたいと思っています。

現在の仕事への想い

祖父の造り上げた会社をこれからも後世に残し繁栄させるためには、これまでやってきたことを引き継いでいくことも大切ですが、とはいえ時代は目まぐるしく変化し続けるので、何か新しいことに挑戦していくことも大事だと考えています。祖父が築いてきた”中海商興”という名を後世に残していくことが何よりも私の使命だと考えているので、そのために自分の得意分野を形にしてみようと思い、同社でスポーツジムを始めました。ジムを始めたきっかけは、私の得意分野ということもありますが、何よりも祖父や家族が元気な身体で人生を過ごしてほしいという強い想いがありました。中学・高校生の頃から身体を鍛えてきた自分のノウハウを教えることで、大切な人たちが元気になってくれることが嬉しいですし、すごく楽しいです。

あなたにとって覚悟とは

会社・経営というのは、あたりまえですが良い時期もあり、悪い時期もあります。その不測の事態を”どのように楽しく乗り越えられるか?”と考え、行動するときが覚悟の瞬間だと思います。例えば出口の見えないコロナ禍の中で、おうち時間などの影響もあり、体も心も健康の二次被害が話題になっていました。また、弊社のジムに通ってくださる方の中に医療従事者の方もいらっしゃったのですが、「人が集まる場所は行きづらい」という声もありました。そうしたなかで、自分たちが何かできることはないか?と模索し、完全プライベート空間のジムを新しく作りました。”ピンチはチャンス”という言葉通り、悪い時期こそチャンスがありますし、好きなことや得意なことだからこそ多くのアイディアが溢れます。

カッコイイ大人とは?

社長だから、スポーツ選手だから、芸能人だからではなく、自分のおかれた立場で責務を果たしているひとは皆さんカッコイイと思っています。例えば私の友人で遊んでいるときはとことん遊んでいるのに、ある日ふとたまたま仕事しているところを見かけたら、一生懸命汗水垂らしながら働いていました。そんな普段見えない部分でも、オンオフをしっかり切り替えている姿を見ると「うわぁ、かっこいいな」と思います。私の責任は従業員の皆さんを幸せにすることにあると考えていますので、常にコミュニケーションを取ってどんな悩みも早急に解決してあげたいし、挑戦したいことがあったら一緒にカタチにしていきたいです。

今後の展望

現在運営しているアイアンベースというジムを”日本一楽しいジム”として全国にFC展開していきたいと考えています。FC展開していきたい理由としては、”トレーニングを通じてボディメイクだけではなく、予防医学のひとつとして生活者の皆さんの健康を守っていく”といった核となる想いを多くの方々に汲み取っていただきたいからです。。ただし、ジム経営に関しては基本的に店舗ごとにお任せしたいと思っています。コロナ禍で生まれた完全プライベート空間のジムができたように、どんどん新しい手法や挑戦したいことには挑戦して、そのジムの特色を出して、楽しいジムを作っていってほしいです。またFC展開を含め、ジムが盛り上がると中海商興と連携し合うこともできるので、より会社が活気立つと思います。あと個人的な夢ですが、趣味で力を入れているアームレスリングで世界一を獲りたいですね。

若者へのメッセージ

私自身もこれからどのような道に進むかはわかりません。数十年後にはやっている仕事内容が変わっていることもあるかもしれません。しかしどんな道に進んだとしても、私は自分の使命に向かって全力で楽しみながらも走り続けていこうと思っています。そんな背中を自分の子供たちに見せていきたいです。皆さんも自分の職務や責務を全うして、一生懸命夢に向かってほしいです。一緒にがんばりましょう!

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お気に入り

ピンチンググリップ

父からプレゼントされたもので、指のピンチ力や握力をつける道具です。手のひらサイズの小ぶりな道具なので常にカバンの中に入れており、仕事の合間や自家用車の中など、どんな場所でもトレーニングしています。

ノートパソコン

ずっとサーフェイスを愛用していて、これも常にカバンに入れています。会社や従業員を守ることはもちろん、新しく挑戦したいことなどを入れており、仕事には欠かせない相棒です。