覚悟の瞬間(とき)

銀座東京クリニック 院長 福田一典
ふくだかずのり

福田一典

福岡県生まれA型
職業:銀座東京クリニック 院長
趣味:映画鑑賞、筋トレ(スポーツジム)、ジョギング
座右の銘:人と違うことをやれ

熊本大学医学部卒業。熊本大学、久留米大学、北海道大学、米国バーモント大学、株式会社ツムラ、国立がんセンター研究所、岐阜大学などでがんの臨床や研究に従事。2002年に銀座東京クリニックを開設し、がんの漢方治療と補完・代替医療を実践している。

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来歴

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幼少~学生時代

小さい時はまったく目立たない普通の子どもでした。ただ、何でも黙って1人でやってしまう性分で、分からないことがあると人に聞くより図書館で調べるタイプでした。集団で行動するのは得意でなく、1人でする方が性に合っていて、そのためか大学時代はボクシング部に入っていました。毎朝学校の前に走ったり、減量したり、試合も1対1ですし、自分1人で物事を完結させるのが合っていたのだと思います。このような性格が大学卒業後の行動にも影響しているようです。大学卒業後も1か所に長く居ることはなく、ある程度成果を挙げて落ち着いてくると、新しいことをやりたい衝動にかられて別の領域に入っていくという繰り返しでした。そのため、人がやらないようなことに興味を持つようになって、今のような仕事を始めるようになったのかもしれません。

この道へ進んだきっかけ

32年間がんの研究と臨床を行っていますが、スタートは外科医でした。その後、病理、生化学、分子生物学と科学的な研究を行ってきました。製薬会社の研究所でも、薬草から新薬の開発や、漢方薬の薬効薬理研究などを行っていましたが、次第に漢方医学の考え方に興味を持つようになりました。それまで、がんを克服するためにはがん細胞を攻撃するしか方法はないと考えていたのですが、体の治癒力や生体防御力を高める治療も大切であり、それが西洋医学の治療にはないという点に気がつきました。そして体の治癒力や抵抗力を高める治療法として漢方治療が最善であるという信念のもと、今のような診療を行っています。このような診療を行っている医者が少ないので、あえて私がその領域を開拓しようという意気込みも持っています。

ターニングポイント

前述のように小さいときから何でも自分でする性分でしたが、私の考え方や生き方を支配しているのは、「まねをしない」「人と違う事をしろ」ということです。これは、小学校3年生ごろの1つの出来事がきっかけになっています。父親からLEGOブロックというおもちゃを買ってもらいました。組み立て式のプラスチックのブロックのおもちゃです。箱に出来上がりのサンプルの写真が載っていたので、それを忠実にまねて作りました。それを父にみせたら、いきなり壊され怒られました。「出来上がりの写真を真似て作るのは誰でもできる。真似させるために買ってやったのではない。」ということでした。自分で考えて、新しいものを作らせる能力を育てるつもりで買ったのに、私が出来上がりを真似て満足していたので、怒られたわけです。それ以来、天の邪鬼と言われるくらい、人と同じことはわざとしなくなりました。

覚悟の瞬間

がんの漢方治療を専門にするクリニックを国立がんセンターの近くで開業するのは、それなりの覚悟が必要でした。国立がんセンターには知り合いも多いので、科学的に根拠がないようなでたらめな事をやっていれば非難されるし相手にされません。がんの漢方治療や代替医療において科学的な理論武装をし、エビデンスを積み重ね、実績を上げることで、正々堂々とがんの漢方治療を実践し正しい情報を発信するという目標と覚悟で、あえて国立がんセンターの近くで診療する決心をしました。人と違うことを行うのは勇気もいるし覚悟も必要です。しかし、人と違ったことをする人がいなければ、私たちの社会は良い変化を遂げないと思います。同じように、西洋医学だけでは、がん患者さんの多様なニーズには答えられないと思います。体の治癒力や防御力に目を向けた治療法を研究し実践する医者も必要だと思っています。

今後の目標

北海道や九州からも患者さんは来ていて、私の診療も広く認知されるようになりました。がんの漢方治療や代替医療の分野でトップレベルのクリニックにしていくことを目標にしています。同時に、がんの漢方治療や補完・代替医療の正しい知識の情報発信もインターネットや書籍を使って積極的に行いたいと思っています。標準治療以外の治療であるため自由診療にならざるを得ないので、患者さんの経済的負担が問題になります。費用を抑えて、患者さんに負担をかけないで、がんの漢方治療や補完・代替医療を実践することを目標にしています。可能なかぎり安価で効果の高い漢方治療を実践することで、多くのがん患者さんに役立つ治療を目標にしています。

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お気に入り

電卓

22年間いつも仕事場に存在するアイテム。1988年発売で、米国に留学する時に購入し、実験室でデータや試薬調整の計算に使っていました。目的は違うが今でも毎日使っています。これを見ると、研究を行っていたころの科学的な思考や視点の大切さを思い出させてくれます。

ボールペン

がんの研究を一緒にしていた同僚からのプレゼント。このボールペンとは15年の付き合いで、いつも私の胸ポケットに入れています。がんの科学的な研究を行っていたころの気持ちを忘れないようにするために身近に置いています。