私のカクゴ

テクノミズノ 経営者 水野雄介
みずのゆうすけ

水野雄介

愛知県生まれAB型
職業:テクノミズノ 経営者
趣味:釣り、キャンプ
座右の銘:Time is money

愛知県淑徳大学現代社会学部卒業。金属加工技術を身につけるために、大学卒業後すぐに地元の町工場で修行を開始。2年でマシニング加工技術を会得し、有限会社テクノミズノへ入社。さらに独学で旋盤加工技術を身につける。マシニング加工と旋盤加工の両技術を駆使することにより、加工依頼に対して多角的にアプローチをし、金属を0.01mm単位で様々な形状に加工すること、またそのスピードを追求して、主軸事業を拡大。傾きかけていたテクノミズノの経営を立て直すために尽力する。

オフィシャルサイト

来歴

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なぜ今の仕事に?

自分で事業を行うことにも興味があったのですが、きっかけは親孝行の気持ちから、というのが強かったと思います。大学在学中に、祖父の代から40年くらい続いていた会社を、2代目(父親)が閉めようとしていましたので、もったいないな、と。当時は従業員もいない小さな会社でしたが、小さなころから父親が油まみれになって働いている姿を見ていたせいもあって、どこかで自分がなんとかすべきかな、と考えていました。

現在の仕事への想い

ありきたりな言い方ですが、常に誠実に対応することです。この仕事は身につけた技術力や対応力に裏づけされた仕事であるため、お客様には自信をもって誠実な対応ができます。また、自分の心に嘘をついた対応はしたくないですね。そして困難な状況でも、何が何でも突破できると信じる気持ちを持つこと。それから、ピンチはいつだってチャンスだと思っています。ただ、従業員に対してはうちは厳しい方だと思います。それは、個々がひとりで立つことのできる職人に育ってもらいたいから。誰かの補助がなければ動けなかったり、整えられた仕組みの中でしか動くことのできないコマのような人間では、職人にはなれません。うちで働く子たちには「自由、自主、自律」を念頭に置いて、成長していってほしいと思っています。

あなたにとって覚悟とは

覚悟とは究極の自己責任です。人生で最も覚悟した瞬間は、社長になったときです。自分の中で社長になることとは、従業員をはじめ、取引先、自分の会社に携わる人たちに対する責任と直に向き合うことを意味しました。先代までの大雑把な経営、どんぶり勘定、日和見主義では、この時代では生き残るのが難しいと判断したため、そのほとんどを否定、もしくは改革していく必要がありました。3代目ですが、会社としてはゼロからのスタートだと思っています。社長になったときにあったものは、技術力と機械と、数名の従業員たちだけでした。とにかく立ち止まらない、進み続けることが必要で、ただ、覚悟した結果で得たものは、確実な推進力と自分を助けてくれる周囲の存在が、思った以上に多かったということに気づけたことでした。

カッコイイ大人とは?

理想の大人像はないですね。カッコいいと思う大人とは、自分の力で、自分の足で歩いている人で、困難に対峙したときに、諦めずに最善の方法を選び取ろうと覚悟できる人。また、今自分のいる場所で、責任を果たしている人がカッコいいですね。自分でも、常にそうありたいと思っています。

今後の展望

会社としては海外での事業も視野にありますが、まずは製造業として日本で確実に生き残るために、高い技術を持った人材の育成と、積極的なIT化、DXの推進ですね。日本の製造業は衰退しつつありますが、金属加工においては技術力さえあれば、まだまだ需要が減ることはありません。金属を必要とする分野は多岐にわたります。自動車産業だけではなく、ロボット、半導体、医療、再生エネルギー、航空宇宙まで、どんな分野でも少なからず必要とされます。また、会社としての環境も変えていきたいです。いわゆる「工場作業、ブルーカラー、第二次産業」というイメージを払拭したいと思います。この仕事はいつも気を張り詰めて加工と向き合うため、楽にできる仕事ではないです。ですが、そんな中でも気持ちのよいスマートな環境下でこういう仕事をしてもいいじゃないかと思います。きれいで清潔感のある、ほどよく効率化された工場で「ものづくり」に没頭することができる、今後はテクノミズノをそんな環境へ変えていこうと思っています。

若者へのメッセージ

自分はアナログな世界からデジタルに移り変わっていくのを肌で感じながら生きてきた世代です。また「もの作り」の仕事に20年以上たずさわっている私は、もの作りを通してとても成長することができました。私が伝えたいことがあるとすれば、単純なことです。簡単にあきらめないでください。そして、失敗も恐れないでください。なんでも簡単に手に入る時代ですが、時にはめんどくさいことをしてみてください。何かをしたいと思ったとき、人にやらせるのではなく、まず自分で試行錯誤してやってみてください。それから、コピペで出来上がった見た目のキレイなものに満足してはいけないんじゃないかな。泥にまみれても、何度失敗しても、少々いびつでも、苦労して自分の力で作り上げたものは、きっとあなたの力になると思います。

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