阿久津公一 (あくつこういち)
1959年12月23日 東京都生まれ
税理士
立教大学経済学部経営学科卒業後、不動産業界営業畑を中心に職歴多彩。1992年、税理士を志すまでに転職7回経験。1997年、税理士試験合格後、会計事務所勤務。2001年、阿久津公一税理士事務所を設立し、現在に至る。

http://www.kakugo.tv/index.php?c=search&m=detail&kid=125

1

2

3

4

5

幼少~学生時代
幼少時代は正義感の強い子だったと思います。正義が必ず勝たなければ嫌でした。人から言われた事はまったく疑うことができない子どもでした。小さいころから計算好きで、単純な計算だけは誰よりも速かったことを覚えています。よく野球の打者の打率を計算して遊んでいました。学生時代は特にスポーツ・勉強・クラブ活動に熱中したことはなく、競馬と麻雀に明け暮れていました。今考えるとなぜあんなに夢中になっていたのか理解できません。競馬麻雀に明け暮れて何も得ることはありませんでしたが、1つはっきりと分かった事は「自分はギャンブルには向かない」という事でした。

続き(税理士の道へ進んだきっかけ)

税理士の道へ進んだきっかけ
税理士を目指そうと思う前は会計と無縁の不動産業界にいました。マンションデベロッパー時代の仲間と会社を作り一応専務という肩書きでしたが、社長と私と事務の3名だけの会社でした。当時の不動産業界はバブル崩壊直後でさしたる実績も、専門知識も、人間関係も中途半端な私に実績が上げられるほど甘い業界ではありませんでした。転機は父親の何気ない「お前は会社経営するようなたいそうな人間じゃないんだから経理でもやってろ」という言葉がきっかけでした。祖母の墓参りをすませ、道を歩いているとある赤い看板が目に入りました。大原簿記の看板でした。その時父の何気ない一言が思い出され、大原簿記の中へ入り、そのパンフレットを手にした時、ある感情が心の底から湧いてきました。「このまま終わりたくない」全身にエネルギーが満ち溢れるような興奮を覚え、「税理士になりたい」と根拠はなかったのですが、直感したことを覚えています。

戻る(幼少~学生時代)

続き(ターニングポイント)

ターニングポイント
事務所を始めてから一番印象に残っているのが飲食業のお客さんから言われた「先生、私、お金がないとお客様の前で笑顔を作れないんです。」という言葉でした。この業界に入って最初の仕事が某高級老舗料亭の相続の仕事でした。「必要ないお金は借りない方がいいよ」と言い続けていましたが、その言葉を聞いて自分の心の殻をナイフで突き刺されたような気がしました。中小企業の役に立ちたいという思いで、彼らの成長を何とか手助けしたいと自分なりに一生懸命やっていたつもりでしたが、結果はただ自分の考えを押し付けているに過ぎませんでした。開業したてのお客さんの苦しみや心の不安をまったく理解してあげられていませんでした。この言葉を聞いてから変わりました。日々お客さんから育ててもらっていることを感じています。

戻る(税理士の道へ進んだきっかけ)

続き(覚悟の瞬間)

覚悟の瞬間
税理士を目指そうと思って勉強を始めた事が人生最大の覚悟の瞬間だったと思います。33歳の時に人生のどん底から這い上がる為に選んだ道でした。会社を辞めて、「今度挫けたらもう人間やめよう」「人の3倍努力しよう。それで駄目なら諦めよう。」受験専念する時に自分の心に誓った覚悟です。今までの自分をその瞬間、未練なくすべてを捨てました。しかし強固な覚悟はプレッシャーとなって自分の体を直撃し、授業を受けていると胸が苦しくなって我慢できなくなることもありました。子どものころから体は強い方ではなく困り果てていた時に、祖母から言い聞かされていた事を思い出しました。「公ちゃん。辛い時はお墓においで。必ず守ってあげるから。」毎月祖母のお墓を磨きながら願い続けました。「どうかおばあちゃんもう決して怠けませんから、2年間だけで良い。どんなに努力しても壊れない強い体と心を僕に与えてください。」そうこうしている内、受験科目を絞り込んだ事もあり苦しみは徐々に薄らいでいきました。それからの2年間は自分自身を徹底的に追い込み、「税理士になるんだ」という目標に向かって努力を積重ねる事ができました。

戻る(ターニングポイント)

続き(今後の目標)

今後の目標
事務所としては今年で開業丸9年を迎えます。税理士としての第1ステージは無事クリアできたかと思っています。これからは第2ステージ、正しい経営を実践してもらう為に必要な経営サポートができる顧問先育成型の会計事務所になりたいと思っています。大志を以て事業に取組む中小企業の継続的成長、繁栄に寄与したいと常に考えてきました。その為には税務、会計のみならず正しい経営を一緒に考えていく姿勢を会計事務所が持つ事が求められると思っています。また、税理士という仕事は私にとって天職だと思っています。私をどん底から救ってくれた資格でもあります。常に挑戦し、目標だけを見て登り続けます。

戻る(覚悟の瞬間)

椅子

昔から椅子にはこだわりがありました。現在座っている椅子は3年前の事務所改装の際、ハーマンミラー:イームズ アルミナムグループ・ソフトパッドチェアです。長時間の座りながらの作業が多いので、疲れにくく腰に優しい品物で大変満足しています。またオレンジ色のカバーの暖色が机の色とマッチして事務所の雰囲気を暖かくしてくれているお気に入りアイテムです。

電卓とホチキス(受験時代の思い出)

電卓:税理士を目指して大原簿記に通い始めた1992年から使い続けています。受験時代の自分の努力を最も近くで見守り続けてくれた友人のような存在です。ホチキス:大原簿記で授業の最後に生徒全員に配られた持ち運びに便利な折りたたみ式の簡易ホチキスです。最初の合格科目相続税法の担当講師からある言葉が書かれたステッカーと一緒に渡されました。「冬は必ず春になる」ステッカーに書かれていた言葉です。この言葉物凄く心に響きました。