三重大学大学院工学研究科を修了。新卒で某素材メーカーの素材開発部門へ就職、上海勤務を3年間経験。2023年6月、株式会社ゆあみゅ代表取締役として独立。デジタル音楽コンテンツ販売サービス「YOUR MUSIC」をリリースし、8月現在、日本音楽家支援協会をはじめとした音楽家のためのサービスとの連携を進めている。
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知名度が上がらず埋もれてしまっている価値のある音楽や音楽家を発掘し、「より多くの音楽家の努力が報われ、収益を増やすことができる世界にしていきたい」と考えたからです。私たちは、情報化が進みフリーランスで活躍する音楽家が増える一方で、ストーリーミング再生によって安価で手軽に音楽を聴くことができる社会に生きています。その中で、趣味で始めたライブ配信サービスでの投げ銭型エンタメや、NFTとの出会いを経験しました。そこで、素晴らしい音楽家であっても、情報社会の波に飲まれて日の目を浴びることができない「マネタイズの困難さ」と、それを解決する「新時代のビジネス展開」に大きな可能性を感じ、起業するに至りました。
「音楽家支援」を第一に考えています。音楽家が認知拡大できる環境は、個人で情報を発信できるSNSや動画配信サービスなどによって広がっています。一方、収益配分の観点で見ると、プラットフォーム側の取り分が大きすぎるためにアーティストもファンも疲弊して活動を続けられなくなる、といった状況も存在しています。私は、そのような状況を解決しアーティストやファンがより豊かに音楽を楽しめる社会を目指して、事業収益をアーティストに還元し、持続的に音楽活動が続けられる環境作りを進めていきます。
「逆境も受け入れてやりきる気持ちを持つ」ことです。創業すると決めたとき、もしかしたらうまくいかないかもしれない、と不安になることもありました。しかし、その逆境やリスクを受け入れた上で、音楽家のために花開くまでやりきると覚悟して事業をスタートさせました。
「力を人のために使える人」です。自分で得た力(お金や経験、影響力など)を自分のために使うことは誰でもできますが、それを人のために使うことは誰しもができることではありません。座右の銘(中村哲さんが母校で講演された際におっしゃった言葉)にも通じますが、誰もやらないこと、やりたがらないことで世のため人のために貢献する人がカッコイイと思います。
現在は、サービスを知ってもらうため、音楽家支援のコミュニティ拡大に力を入れており、日本音楽家支援協会やMuseMateなど音楽家のためのサービス、また、関西コレクション京都河原町校のような、音楽を使ったイベントを行う事業者との連携が進んでいます。今後は、定期的に出品アーティストを招いたライブイベントを開催し、アーティストの知名度アップに貢献したり、VRやAR、メタバースなどの最新技術を使った新時代の音楽エンタメにも挑戦していきます。
私は日本が大好きです。海外生活の経験もあり、外から日本を見たことで、日本が築き上げてきた多くの魅力を再確認することができました。一方で、日本が抱える課題も山積しているのが現状です。人口減少によって、これまで成長の糧となってきた「薄利多売」は、ますます、海外の製品・サービスに置き換わっていってしまいます。音楽活動も例外ではありません。私は、音楽家支援のためのサービスを通じて音楽業界の景気を盛り上げることで、「かけがえのない日本」を担う一手として、日本の明るいミライのために尽力していきます。
妻と出会った上海で、2人で買いに行ったSWAROVSKIの腕時計です。仕事の時など、これを身に着けることで気持ちを引き締めています。
野球やヨットの経験もあり、よく日よけのためにサングラスを使用していました。今はあまり使う機会がないですが、余裕ができたらこのサングラスをもって遊びに行きたいです。