埼玉県立大宮東高等学校体育学科卒業。東京消防庁八王子消防署に3年勤務。税理士法人に転職し、3年勤務。令和4年税理士試験合格。一般企業の経理に転職後、令和5年に山田力税理士事務所を開業しました。
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正直なところ、成り行きです。学生時代、私は頭を使うよりも体を動かすことが好きでしたので、税理士に強いこだわりがあったわけではありません。高校3年生の進路選択時、当時は公務員が花形とされていたため、体を動かせる仕事として消防士を選びました。しかし、消防署に勤務して2年目あたりから、別の仕事にも挑戦してみたいと思うようになりました。具体的な夢や目標があったわけではありませんが、自分が社会に放り出されたときに「山田力」という人間がどれだけ頑張れるかを試してみたい、という気持ちが湧いてきました。そんな中、父が税理士、母が社労士として独立して活動していたこともあり、身近な存在であった士業を目指すことに決めました。
顧問先様の事を理解する事を常に意識しています。僕の顧問契約の形態については、届出、税務相談、税務申告、記帳作業、税務調査などの税務関連については全て僕の方で代理して行わせていただいています。これは、一通りの作業を僕の方で行わせていただくことで、より会社様の事を理解できるからと思っているからです。お金の流れには、会社の色が出ると思っております。例え、同じ業種であっても同じ色の会社さんは無く、十人十色であると思っております。仮に別々の顧問先様から同じ内容のご質問をいただいたとしても、顧問先様の現状や今後の展望はそれぞれ違うので、回答内容が変わってくる事もあります。そのため、ご相談を受けた顧問先様に適したご提案をさせていただきたいと思っているので、顧問先様の事を理解することは、何よりも大切な事だと思っております。
公務員を辞めたことが、私にとって大きな転機だったと思います。今では税理士として働いていますが、公務員を辞めるかどうか悩んでいた当時、正直、税理士になれる自信はありませんでした。というのも、その時点で私は税理士試験を受ける資格すら持っておらず、まずはそのための勉強から始めなければならなかったからです。その道のりは険しく感じていました。公務員を続けながら税理士試験を目指すという選択肢もあったかもしれませんが、私は自分に甘い性格だとわかっていたので、しんどくなったら逃げてしまうだろうと思いました。だからこそ、公務員をきっぱりと辞め、この業界に100%注力するという決断が、結果的に良い方向に繋がったのだと思います。
年齢や環境、立場が変わっても楽しそうに過ごしている人を見ると、素直に素敵だなと感じます。どうすればそうなれるかはわかりませんが、まずは「そうなりたい」と思うことが大切だと思います。そして、もし身近にそういった人がいるなら、その人から多くのことを学び、吸収することが必要だと感じます。
自分の能力を上げ、磨いていくことが目標です。自分の能力値によって、顧問先様に出来るサポートの幅が変わるので、その幅を広げていきたいです。身近な目標としては、一日一日を一生懸命に生活することです。僕は家族や友人、顧問先様に恵まれていて、そのお陰で楽しく生活が出来ています。周りの方々に恩返しができるよう、努めていきたいです。
「今日の体力はその日のうちに使い切る」ということを、自分へのメッセージとして心がけています。出し惜しみせず、一晩寝れば体力は回復するので、全力を尽くすことが大切です。特に夜寝るときに「今日も一日よく頑張った」と自分に言えることは重要です。自分に嘘はつけないので、もし出し惜しみをした日にはそのことが頭をよぎります。全てを出し切れた日は、どれだけ疲れても充実感があり、気持ち良く眠ることができます。ただ、全力を出し切る日は少なく、思い通りにいかないことがほとんどです。それでも、試行錯誤しながら毎日一生懸命過ごしていれば、いつか良い方向に向かうと思います。思い通りにいかない経験こそ、後で振り返ったときに「今があるのはそのおかげだ」と思える日がくるのではないでしょうか。
税理士試験の際に姉からプレゼントされたものです。疲れたときに見ると癒されるので、持ち歩いています。
消防士への就職が決まり、一人暮らしをすることになった時に母からプレゼントされたものです。現在は、領収書のシワを伸ばすのに大活躍しています。