私のカクゴ

R0 医師 藤井政至
ふじいまさし

藤井政至

鳥取県生まれAB型
職業:R0 医師
趣味:ロードバイク
座右の銘:Curiosity is life

鳥取県生まれ。佐賀大学医学部を卒業し医師免許取得後、鳥取大学医学部附属病院や山陰両県の複数の医療機関で経験を積む。消化器病専門医として、内視鏡検査、内視鏡治療に従事。医療機器開発をテーマとする鳥大病院の次世代高度医療推進センターにて博士号を取得。2019年には医療機器シミュレータを開発製造するベンチャー企業の最高医療責任者を任され、鳥大病院新規医療研究推進センターの助教として大学教員となる。2020年6月に「株式会社R0」を立ち上げ、民間では山陰両県で唯一の新型コロナウイルスのPCR検査が可能な臨床検査センターを設立、運営。鳥取県と協力し、大規模ワクチン接種会場の運営を実施。2022年11月にがん検診を中心とした「倉吉シティ内視鏡クリニック」を開設、地域医療を実践。鳥取大学医学部において医療機器開発に関する研究や、博士課程の指導を行い、鳥取短期大学の非常勤講師も務め、現在、鳥取大学工学部博士後期課程で情報工学を学ぶため、学生としても研究活動を実践中です。

オフィシャルサイト

来歴

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なぜ今の仕事に?

開業医である父の姿を見て、医学部に行きました。本当はモノづくりがしたかったのですが、現実的には診療所を継ぐために医師免許がいるだろうと。医師になって臨床の現場に出ると、今まで見たことのない世界が広がっていました。医療という閉鎖的な世界の中で、様々な課題があるように思いました。目の前の患者さんのために日夜問わず医者として働く日々が続き、それは大変大きなやりがいがありました。しかし、医療システム、医療機器、医学教育ツールの開発を通じて、医療の世界の課題を少し手も解決できたらと、大学での研究や、ベンチャー企業の設立を経て今の仕事に至りました。

現在の仕事への想い

今の仕事は、世界の課題を解決の一助になることだと信じて取り組んでいます。例えば次世代医療シミュレータの開発は、世界中の医師のスキルを上げる可能性をもたらします。自分だけが医師として頑張っても、救える患者さんの数には限界があります。新しいシステムやデバイスを開発して、世界に広げることができれば、より大きな課題を解決することにつながると考えています。いくら頑張っても、失敗はあります。でも、たとえ失敗したとしても、やらないよりはいい。だから、迷ったらトライするようにしています。そのうえで、成功率を上げていく。成功させるために大切なことは、自分自身で最後までやり遂げる努力と、いいチームを作ることだと思います。

あなたにとって覚悟とは

人の生き死にに寄り添う仕事をしているからこそ、死の辛さがよくわかっているのだと思います。胃がん末期の患者さんに、「私は死ぬまで生きたい」と言われたときは、亡くなるまで治療や苦痛緩和のため本気で向き合いました。本気で看取るということは、覚悟が必要なことでした。その中で、すごく大切な気持ちや感覚を、教わりました。

カッコイイ大人とは?

始めたことを最後までやり遂げる人、でしょうか。自分もまだまだ中途半端で終えてしまっていることが多くありますが、最後までやり遂げるために一生懸命努力しています。ゴールしたらそこがまたスタートラインになっているような、そんな感覚で前向きに頑張ることが大切だと思います。

今後の展望

医療の世界での課題解決を考えるうえで、様々な取り組みを行ってきましたが、今後は地方創生のテーマにも取り組んでいきたいと考えています。最近では自分の趣味であるロードバイクの大会を地元で主催したり、地域での包括的な取り組みを計画して力を入れたりしています。異分野のかかわりをふやすことでイノベーションが生まれます。自分も常に、そのような環境に身を置いて成長したいと考えています。

若者へのメッセージ

第一に、自分の仕掛けた仕事をきっちり終わらせること。最後までやり遂げる力は、いろんなことにトライする前向きな姿勢と表裏一体にしなければ、どこかで破綻していまいます。第二に、うまくいかないことやトラブルがあったとしても、逆転の発想で前向きにとらえること。苦しかったけど、辛かったけど、あのトラブルがあったから成長したな、あの苦労があったから今の自分があるんだなと、思えます。私はこんな心がけで、多くの人と出会い、皆さんから学ばせていただいています。

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お気に入り

リュック

国内、海外出張もこのリュックで動きます。未処理の仕事が詰まっているので、定期的に「仕事の棚卸」が必要になります。移動しながら電話や資料確認をすることが多いので、両手がフリーになるリュックが便利です。

聴診器

聴診器は心臓や呼吸の音だけではなく、身体の様々な音がわかるツールです。特に往診時には診断機器が少ないため、聴診所見は貴重な情報になります。