私のカクゴ

なかむら耳鼻咽喉科 理事長 中村毅
なかむらつよし

中村毅

東京都生まれA型
職業:なかむら耳鼻咽喉科 理事長
趣味:旅行、ドライブ、スポーツ観戦
座右の銘:まずはやってみよう

日本医科大学卒業後、同大学付属病院耳鼻咽喉科にて研修。山形県の北村山公立病院での勤務を経て、日本医科大学千葉北総病院にて助教・医局長を歴任。2012年、岡山県に「なかむら耳鼻咽喉科」を開院。専門とする舌下免疫療法では治験段階から研究に携わり、豊富な臨床経験を持つ。現在は医療法人俊心会理事長を務める傍ら、御津医師会の副会長として地域医療の発展にも尽力している。

オフィシャルサイト

来歴

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なぜ今の仕事に?

祖父と父が耳鼻咽喉科医という環境で育ち、幼い頃から自然と同じ道を志していました。決め手となったのは、父が患者さんから直接感謝の言葉をかけられている姿を間近で見ていたことです。目の前の人の力になり、やりがいを肌で感じられるこの仕事に強い魅力を感じました。当初は父のクリニックを継ぐことも考えていましたが、東日本大震災を機に、家族の安全を第一に考えて妻の故郷である岡山での開業を決意しました。父が私にしてくれたように、地域の方々の健康を守りながら、自身の家族との時間も大切にできる医師としての生き方を選びました。

現在の仕事への想い

「患者さんを家族と思って接する」ことを信念としています。もし自分の家族ならどう診断し、どんな処方をするかを常に自問自答しながら診療にあたっています。単に病気を治すだけでなく、患者さんの人生の質を向上させることにこだわっています。例えば、アレルギー治療を「親から子へのプレゼント」と捉えたり、補聴器を通じて認知症予防や社会との繋がりを維持したりすることに力を注いでいます。信頼関係を築くために、時には家族のような率直さで厳しいこともお伝えしますが、それはすべて「当院に来て本当によかった」と心から思っていただきたいからです。

あなたにとって覚悟とは

私にとっての覚悟とは「大切なものを守るために、今までのレールを外れる勇気を持つこと」です。最大の転機は2011年の東日本大震災でした。当時、大学病院でのキャリアもあり、将来は父の跡を継ぐ未来が描かれていました。しかし、幼い子供の安全と家族の未来を天秤にかけた時、慣れ親しんだ地を離れ、縁もゆかりもない岡山でゼロから挑戦する道を選びました。この決断は、医師としての責任と父としての責任を同時に背負う大きな覚悟が必要でしたが、結果として地域の皆様に必要とされるクリニックを築くことができ、守るべきもののために下した決断は間違いではなかったと確信しています。

カッコイイ大人とは?

自分の仕事に誇りを持ち、常に相手の立場に立って行動できる人が「カッコイイ大人」だと考えています。私の理想は、患者さんから「先生に相談してよかった」と笑顔で言われる父の姿でした。理想に近づくために必要なのは、専門性を磨き続ける「研鑽」と、相手を思いやる「想像力」です。医療技術が進歩しても、最後に人を救うのは人と人との信頼関係です。専門家としての高い壁を作るのではなく、キャラクターを活用して心理的ハードルを下げたり、診察室で子供とハイタッチをしたりするような、親しみやすさとプロ意識を両立できる大人でありたいと日々努めています。

今後の展望

今後は、より「相談しやすい・通いやすい」クリニックの形を追求していきたいと考えています。予約システムのデジタル化や公式キャラクター「くまっP」の活用を通じて、受診の心理的・時間的ハードルを徹底的に下げていくつもりです。また、耳鼻咽喉科という専門の枠を超えて、地域の「健康の相談窓口」としての役割を強化したいです。高齢化が進む中で、難聴による社会的孤立を防ぐ活動や、医師会での活動を通じた在宅医療の支援など、地域の方々が最後までその人らしく健やかに暮らせるコミュニティづくりに貢献することが、私の大きな目標です。

若者へのメッセージ

まずは何でも挑戦してみてほしい、というのが私からのメッセージです。私はかつて「父の跡を継ぐ」という決まった未来を描いていましたが、震災という予期せぬ出来事によって、岡山への移住とゼロからの開業という大きな挑戦を経験しました。また、医療の現場でも新しい治療法やITシステムの導入など、今も日々挑戦の連続です。一見、今の目標とは無関係に思えることでも、経験したすべては必ずどこかで繋がり、あなただけの強みになります。失敗を恐れて動かないよりも、挑戦して得た知見こそが人生の宝物です。若いうちに多くの経験を積み、広い視野を持つことが、日本の未来を切り拓く力になると信じています。

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日々の診察に欠かせない大切なアイテムです。普段の診察はもちろん、学校検診にも必ず持参しており、常に私と一緒にいる、頼れる相棒です。

ユニフォーム

診察の時に着ています。背面や袖にロゴをいれました。このロゴは耳鼻咽喉科診療で欠かすことのできない、耳鏡、鼻鏡、舌圧子(じきょう、びきょう、ぜつあつし)をデザイン化してモノです。