1957年静岡県浜松市生まれ。1980年慶応義塾大学法学部を卒業後、(財)松下政経塾に入塾(第1期生)。2000年6月に衆議院議員に初当選、2期務める。2007年5月に浜松市長に就任、4期16年務める。2021年9月から指定都市市長会会長。2024年5月静岡県知事就任(現職)。市長時代は経営感覚を発揮し、役所の常識にとらわれない斬新な政策を次々と実行した。著書に「市長は社長だ!」(PHP研究所刊)。
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政治家への道は松下政経塾への入塾がきっかけです。松下幸之助翁に薫陶を受けました。衆議院議員を経て浜松市長を4期16年務め、浜松市の財政を政令指定都市で最も健全にするとともに新たな市政の道筋もつけ、自分なりにやり切ったということで、一旦政治家を引退しました。しかし昨年4月、前知事が突然辞任し状況が一変します。周囲から強く出馬を促され、人生最後のご奉公の決意で静岡県知事選挙に出馬。選挙を勝ち抜き、現在に至ります。
民間での企業経営経験、衆議院議員の経験、そして何よりも浜松市長16年の経験を活かし、混迷する静岡県政を立て直し、静岡県を幸福度日本一の県に導きたいです。静岡県には、伊豆、東部、中部、西部と、それぞれ素晴らしい特性とポテンシャルを持った地域があります。それぞれの地域の良さを引き出しながら、県全体の発展を目指します。
政治の師である松下幸之助翁から、国家100年の計を持ち、国の将来に責任を持つことが、政治家にとって最も必要な資質であることを教えられました。現状に甘んじ、刹那的な取り組みしかしない政治家が何と多いことでしょうか。政治家にとっての覚悟とは、たとえ反対されようとも、将来世代にとって必要だと思えば、信念をもって進むことです。
私に強い影響を与えた二人の人物がいます。一人は松下幸之助氏、もう一人はスズキ株式会社の相談役だった鈴木修氏です。二人に共通するのは、偉大な経営者であると同時に、常に国や社会の将来について考え、自ら行動をしていたこと、そして終生現役を貫き通したことです。二人の生き方を見ると、滅茶苦茶カッコイイと思います。
静岡県知事として、静岡県の抱える諸課題を解決し、同時にさらに県を発展させ、理想である幸福度日本一の県をつくりあげることです。県民の幸福度をいかに上げていくのかが大事だと思っています。ウェルビーイングの視点を取り入れ、身体的にも精神的にも社会的にも満たされた状態を作り、生産性の向上と社会の活性化を目指していきます。
20代の若い頃、ある有名な雑誌の偉大な編集長からとても丁寧な扱いを受けて感動したことがあります。そこで「なぜ私のような駆け出しの若造に、丁重に対応してくれるのですか」と問うと、その方は「鈴木さん、後生畏るべしという言葉をご存じですか。鈴木さんは、今は若く駆け出しかもしれないけれど、将来偉大な政治家になるかもしれない。そのあなたの可能性を考えれば、私はあなたの将来に畏敬の念を抱き、丁寧に対応したのですよ」と言われました。私もこの歳になると、その編集長の言葉がよく理解できます。若い人たちには、ぜひそれぞれの持つ無限の可能性を信じ、努力を続けて頂きたいと思います。私もそんな若い人たちの可能性に畏敬の念を抱いています。
伝統的な遠州織りでできた名刺入れです。名刺やカードもたくさん入り、非常に使いやすく機能的です。数年に一度、買い替えています。
非常に滑らかに書けるボールペンです。書きやすいということで大ヒットし、発売以来愛用しています。以前海外にお土産に持っていったら大好評で、また欲しいという声が続出しました。