国立東北大学歯学部卒業。
都内大型歯科医院に4年勤務後あおば歯科クリニック開業。
その後医療法人社団金沢青葉会創立。
総合歯科医院を目指し医院の拡大、機能の強化に取り組む。ヒアルロン酸、プラセンタ等にも取り組み講演会等もこなす。
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父が一部上場の役員をしておりましたが会社員の苦労、職場での理不尽さを子供心にも感じることが多くありました。そのため私は勤め人にはなりたくなかったのです。自分の力で組織を立ち上げたい、しかしながら起業のリスクと苦労は取りたくないと考えました。まぁ姑息ですね。そこで資格で自分の生計を立てていこうと思ったのがきっかけです。私は歯科医ですが迷ったのは弁護士です。医学部は当時は教授が社長の会社だと思っていたのでサラリーマンと同じだと感じていました。そこで教授の影響が比較的弱い歯学部にしました。司法試験も難関で私の高校の同級生で弁護士になった2人は東大法学部卒なので、やはりこの道で良かったと思っています。28歳で開業しましたが同級生では最年少でした。
仕事で大事にしていることは一緒に働いてくれるメンバーの個性を大事にすることです。メンバーは全員違うタレントを持つ人間です。向き不向きがあります。まだメンバーは50人に満たないくらいですから一人一人の顔が見えます。性格傾向も何となく理解できます。出来るだけ個人に変な無理がかからないように成功体験を積んでもらい自己肯定感を持って仕事の幅を拡げて貰いたいと考えています。私のできることは限られていますから。また私も何でもできるスーパーマンではありません。個人の良い適性を伸ばし、そうでないところは出にくいようにし、ご縁あって当院に勤務していただいた方に、たとえ退職した後でも当院に勤めてよかったなと思っていただきたいです。それは患者さんも全く同じことでして、ご縁あって当院に通院してくださっているのですから、当院で過ごす時間がその方の1日の中でちょっといい時間であることを願っています。診療を受けること自体に楽しいと思っていただくことは少々ハードルが高くとも、トータルで医院で過ごす時間を心地よいと思っていただくことは十分に可能だと考えています。
覚悟って感じは特段ありません。私は医療を生業としていますから、人様の気持ちとして当然のことながらいろいろ期待される訳です。しかしながらこれも当然ですが私たちは私たちのできることを一所懸命にやるしかできないわけで、それが必ずしも期待に応えられるとは限りません。神様ではないので。ただ私は医院をこれ1件しか所有していませんし、テナントでもなく借地でもなく逃げも隠れもできません。誰かが来たら会うしかないし話も聞くしかありません。責任は常に付きまとうわけでもちろん使用者責任もあります。自分のしたことは勿論、自院の皆がやった事に対する責任が生じますから、そこは淡々と受け入れようと思っています。自分が決めて拡大してきた医院なので。またサラリーマンの息子で自己資金がほとんどない状態から始めましたから失うものはないかなと考えています。駄目でも振り出しに戻るだけだろうと、元の自分に帰るだけと思っています。今の状態は天から借りてきたものです。
難しい質問ですね。凄いな、これは真似ができないなと思う方は沢山いらっしゃいます。でも憧れるかと言うと難しいですね。所詮自分は自分なのでその人とは違う個性や適性を持つ人間なので。自分に無意識に掛けている安全装置を外さないとよく言う自分らしく頑張ればいい、みたいに安全地帯で緩く生きる人になってしまいますから、それはあまりカッコイイとは思えないですね。逆に言うと自分の心の安全装置を外して違う次元に挑戦できる人はカッコイイと思います。誰も自分の心には勝てないですから。勝てないなら安全装置を外して心の次元を高くするしかありません。外す恐怖に怯えながらその恐怖に勝って次のステージに上がれるのはいいですね。たとえそれが所定の目標を達成できなかったとしても全く恥ずかしくないです。
歯科医院は小規模零細な業態が多いです。売上、従業員数が多い大規模医療法人でもその多くは小規模の分院展開を行って法人運営を行っている場合が多いです。私は人材、モノ、お金を分散するより集中させたほうが新しい様々な事にチャレンジできると考えています。具体的には大学病院と一般の小さな歯科医院の間の規模の様々な機能を持つ歯科医院を作りたいと思っています。当院に来れば何とかなるという医院ですね。それぞれの専門を持つ歯科医師が在籍し専門の治療を受けられるだけでなく訪問診療は当然のこととして地域に出かけて一番身近な医療機関として口の中だけでなく全身の健康を診ることができる医院を作りたいです。今必要なのは虫歯を削る歯科医院ではありませんから。そのためには歯科医師を始めとする従業員の雇用が安定する。望めばしっかりと終身雇用ができる体質の医院を作りたいです。
人間はいわゆる”失敗”を必ずします。失敗しなければ成功しないんじゃないかとさえ思います。上手くいかずに挫折することも普通だと思います。大事なのはその失敗や挫折を如何に後で笑い話にできるかだと思います。失敗や挫折から学んで、違うアプローチから挑戦して最後は上手くいって、昔あんなことがあったんだよと笑い飛ばすことができたら素晴らしいですね。だから失敗とか心配しなくていいです。どうせそんな失敗も許されない程、えらい立場でもないですよ。そして失敗は生きている限り雨の日のように避けることはできません。何もしなければ失敗も挫折もないですよね。でもそんな人はあまり魅力的じゃないでしょう。ある程度の年齢になると失敗を取り返すのに体力気力がかなり必要になると思います。若いうちに失敗に慣れていたほうが後でうまくいく感じがします。
元々時計が好きなのですが、機械式時計を持っていなかった為、1つ欲しいなと思い購入したものです。持っている時計の中でも一番腕にしっくりくるので、いつでも相棒としてつけています。
母方の祖母の形見です。ネックレスは絶対に自分では買わないと思ったのでいただきました。24時間365日つけており、もはや身体の一部となっています。