私のカクゴ

ヒトトナリ 理事長 有松徹
ありまつとおる

有松徹

福岡県生まれA型
職業:ヒトトナリ 理事長
趣味:仕事、釣り、料理、人と話すこと
座右の銘:まず理解に徹し、そして理解される

福岡教育大学小学校課程卒業。新卒後福岡市内3つの学校で小学校教諭として勤務した後、社会福祉法人誠和会に入職し分園長の職務に就く。2013年、社会福祉法人大井会に入職し、副園長を2年勤め園長就任。2018年、原中央保育園を設立し、自らが園長に就任する。2023年中村学園大学大学院修了。大学研究紀要にて論文執筆。福岡市保育協会広報調査部長、福岡市保育協会青年部長を務める。8つの社会福祉法人にて理事、評議員等を務める。

オフィシャルサイト

来歴

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なぜ今の仕事に?

子どもの成長に関わる仕事がしたくて小学校教諭になったのですが、後輩との関係からの学びや、外部の研修講師を務める中での学びから、大人の成長に関わることへの喜びも強く感じるようになってきました。そこで組織の中での影響力を意識して管理職の道を検討したのですが、教育公務員としての管理職の立場に就くためには年月がかかりすぎますし、管理職としての裁量の限界も感じるエピソードがありました。そこで,当時父が経営していた社会福祉法人への入職を志願し、入職しました。その後、法人理念を構築しながら副園長、園長、新園の創設などを経て理事長となりました。

現在の仕事への想い

自分の姿をできる限り客観視した上で隠さず、誇張せず、あるがままの自分を開示していくことを心掛けています。組織における感情は、職位や年齢が上位の者から下位のものへ伝染してゆくものだと確信しています。故に、自分自身が平穏を保ち、あるがままの自分を開示していくことにより、スタッフも構えず、疑わずに安心して力を発揮できるのだと思います。このような意識は、大人同士だけではなく大人と子ども、つまり子育てや保育でも同様の効果を成すと考えております。だからこそ、スタッフに、子どもの人格を重んじ真摯に向き合う姿を求めるのであれば、トップである私はスタッフのモデルとして真摯な態度を示し続ける必要があると考えています。

あなたにとって覚悟とは

新型コロナウイルス感染症が世に出て間もない時期に、法人の姉妹園がクラスターを起こし休園措置となりました。その後、園長代理として単独で240名の保護者を相手にオンラインで説明会を行いましたが、園の対応について厳しいご指摘を受けました。当時園長であった父も感染し、生死をさまよう状態だったため、父の生命を案じながら今後の対応について思案に暮れていました。しかし、そんな中私を支えてくれるスタッフや保護者からのコメントから勇気をもらい、最後まで真摯な態度で向き合うしかないと覚悟を決めることができました。

カッコイイ大人とは?

おごらず、強がらない人だと思います。それこそ自己肯定感をもった方でしょうか。今の自分のことを認められるからこそ、他者を責める必要もないしうそをつく必要もありません。他者に勇気を与えられるような言動ができる人や年齢関係なく多くの人に敬意を払えるような人は「大人だな」と感じますし、そういう人のそばにいたいと思います。実際そういう人の周りにはたくさん人が集まると思います。そのような大人になるためには、まず自分の今の人格、つまり日ごろの言葉や行動について省察し、自分自身の人格を磨き続ける努力を怠らないことが必要だと思います。

今後の展望

まずは私が生まれてずっとお世話になった福岡市において、「児童福祉ならヒトトナリ」といわれるくらいの法人になりたいです。それは、ただ単に「規模が大きな法人になりたい」ということではありません。世の中のニーズを見極め、ヒトトナリだからこそできることに着手しながら、専門性と向上心の高い強い組織にしていく必要があります。また、自分の法人の利益だけでなく、行政、研究者、他業種そして同業他社も巻き込んでみんなで向上していけるような関係作りができたら素敵だなと考えています。

若者へのメッセージ

自分自身が満たされ、幸せそうに生きている人は他者に勇気を与え、幸せにすることができます。しかし、この幸せそうに生きるということは、何も能力のあるなしだけがものをいうわけではありません。人はだれしも得意なことと不得意なことがあります。その得意不得意を他者と比較し続けると、人は疲弊してしまいます。まずはあなた自身が自分の持ち味に気づき、不得意な部分も含めて自分を認めてあげてください。そして、自分自身と同じように他者に対しても「できる」「できない」の機能面だけでなく自身の存在価値にも目を向けることができれば、人生の楽しさをもっと味わえるはずです。私たちと一緒にもっと魅力的な社会にしていきましょう。

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お気に入り

ビリヤードのキュー、キューケース

私が初任給をつぎ込んで買った最後のキューです。学生時代にビリヤードに出会い、30手前までのめりこみました。ビリヤードを通して様々な人と出会い、学んだことは、確実に私の人生を支える存在になっています。

大井会の法人旗

以前、所属していた大井会の法人旗です。合併により法人名もロゴも一新したため使われなくなりましたが、今の私があるのは今まで私が所属していたすべての組織のおかげだという気持ちを忘れたくなくて、今でも大切に持っています。