鹿児島大学を卒業後、都内急性期病院での実務経験を経て東京大学大学院 医学系研究科 健康科学・看護学専攻に進学。看護管理学教室にて修士課程を修了後より、訪問看護業に従事。2024年6月に独立し訪問看護事業を開始。
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医療職を志してから、紆余曲折はありましたが大学入学後に看護の面白さを感じ、そこからは看護職として働いています。修士課程修了後の進路に悩んでいましたが、同級生からの誘いをきっかけに訪問看護の道に進みました。訪問看護事業所での実務経験を通して、仕事の面白さも難しさもたくさん学ぶことができました。なかでも職場環境への課題を強く感じ「思いを持って働くスタッフが、余計なストレスを感じることなく、無理なくのびのびと働くことができるような職場を作りたい」と考えるようになりました。その矢先、ご縁にも恵まれ今の事業所での開業に至りました。
何事にも誠実に向き合い、驕らずに成長を続けるという信念を胸に「自分自身も高度実践者でありながら、良質な管理者として、全ての従業員がその力をのびのびと発揮できるような環境を整えたい」と思っています。看護という仕事については「関わる人たちのウェルビーイングに貢献する仕事」だと捉えています。自身が看護師として利用者様に接する時も、経営者として会社やスタッフと向き合う時も、この思いが軸になっています。「いかにスタッフを守りながら、よりよいサービスを利用者様にお届けするか」について、看護師としての感性を持ちながら経営者の目線に立って、日々試行錯誤しています。
「自分の道を進んでいく」と覚悟を決めてから、自分なりに色々な物事や自分自身と向き合って生きてきました。そんな中、より一層覚悟が決まったのは「自社でスタッフを雇用することが決まったとき」でした。自分の選択には自分で責任を持つ覚悟で、何事にも誠実に前向きに取り組んできたつもりですが、「給料を払って働いてもらう」「従業員の生活を預かる」という事実を眼前にしたとき、強い責任を自覚したように感じます。ここで一層覚悟を決めて仕事と向き合うようになったことで、入職したスタッフが離れず、関係職からの信頼と実績を積み重ね、事業は順調に拡大してきていると思います。
本気で何かに取り組んでいる人には、その人にしか纏えない本物の空気感というか、魅力というか、そういったものがあるように感じます。揺れながらでも、都度自分と向き合って自分の幹になっている思いを捉えること、そしてその信念に忠実に行動することが大切なのかなと考えています。一つひとつのことに誠実に向き合い、できない自分とも向き合い成長していくマインドがあれば、どんな状況でも自分の理想に近づけるはずです。無駄なことは何一つなくて、どんな経験も選択も、それを良いものにしていくか失敗と捉えるかは自分次第だと思います。本気で向き合う中で得た経験値が、大人の魅力につながるのかもしれませんね。
地域に住まう全ての方々がより健やかで幸福な暮らしを享受できるよう、より多くの方々に質の高いサービスを届けたいと考えています。また、より頑健な経営基盤をもってスタッフを守るという意味でも、ある程度の規模感は必要だと考えています。自分としても会社としても成長を続けながら、焦らず事業を拡大していく所存です。ウェルビーイングに貢献するという理念を胸に「より健やかにで幸せなひとときを・社会を・未来を創る」ことができるよう、現在行なっている訪問看護事業に加え、理念に添った新たな試みにも臆せずチャレンジしていきたいと思います。
自分次第でどうにでもなりますから、臆することなく、自分の信念に従って行動してほしいと願っています。起こした行動は、時に叩かれたり笑われたり、必ずしも応援されるものではないかもしれません。それでも妥協せず誠実に取り組んでいれば、必ず誰かが見てくれています。そして、その取り組みの先に必ず道が開けるのだと思います。思いがけない角度からチャンスが舞い込んでくることもあるでしょう。何かを始めることは勇気のいることですが、いいと思ったら覚悟を決めて、そのチャンスを逃さずに掴んでほしいと思います。皆様の輝かしい未来を心から祈念しております。
前職のみなさまから開業祝いにいただいた名刺入れです。応援の気持ちが詰まった大切な品となっています。
祖父から父へ、父から私へと受け継がれてきた品です。特別な想いが込められており、御守りのようにいつも身につけています。