
ボストン大学大学院修了後、米国大手監査法人ニューヨークオフィスで会計監査、財務アドバイザリーに従事。帰国後は外資系事業会社でCFOなど財務経理の要職を歴任し、M&Aやガバナンス強化など企業価値向上に直結する施策を推進。加えて企業内社会保険労務士として人事部門責任者を兼務し、評価・報酬制度の設計、労務リスク対応、組織サーベイを活用したエンゲージメント改善や人材育成に取り組む。財務と人事の両輪から経営を支え、持続的成長に貢献。
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社会保険労務士資格を取得したのち、米国で監査法人に勤務し財務、会計の専門性を磨きました。日本に帰国後は外資系事業会社でCFOをはじめ財務経理の要職を務め、M&Aやガバナンス強化など企業価値向上に直結する施策を推進。その一方で、人事、労務の基盤づくりが組織の成長に欠かせないことを再認識し、人事部門の責任者も兼務しました。財務と人事の両面から経営に携わる中で、公正な制度設計や組織文化改革が企業の未来を大きく左右することを実感しました。こうした経験を通じ、これまで培った知見を活かして経営者を支える存在になりたいと強く感じ、現在の活動につながっています。
私が仕事をする上で最も大切にしているのは、公正(Fairness)を基盤とした意思決定と、人が安心して力を発揮できる環境づくりです。財務の視点からは企業価値を高め、数字で経営を支えることが求められますが、それだけでは持続的な成長にはつながりません。人事、労務の仕組みや組織文化が整ってこそ、社員一人ひとりが成長し、企業の未来を切り拓く力となります。私は「数字」と「人」の両輪を統合することこそ、経営における最大の使命だと考えています。経営者のパートナーとして、その実現に取り組み続けたいと思っています。
私にとっての覚悟は、CFOとして経営の最前線に立ち、同時に人事責任者を兼務した時でした。財務の精度とスピードを求められる一方で、人事、労務の課題にも正面から向き合わなければならず、限られた時間と資源の中で両立させるのは容易ではありませんでした。しかしそこで逃げずに挑み続けたことで、「数字と人の両輪を統合する」という自分の信念が揺るぎないものとなりました。覚悟を持って取り組むことで得られたのは、難局を乗り越える自信と、公正に意思決定を下す強さです。この経験が、今の私の基盤になっています。
私にとってカッコイイ大人とは、どんな状況でも公正な判断を貫きながら、人に寄り添い共に歩める存在です。経営は冷静な意思決定を必要としますが、それだけでは人も組織も動きません。相手の声に耳を傾け、尊重する姿勢が信頼を生み、数字と人の両輪を前に進める力になります。CFOとして企業価値を高め、社労士として人事・労務に携わる中で、私はその両方の重要性を実感しました。理想に近づくために必要なのは、専門性を磨き続ける努力と、誠実さを軸に人と向き合う姿勢だと考えています。
今後の展望は、財務と人事の両面で培った経験を活かし、経営者の真のパートナーとして企業の持続的成長を支えることです。数字を通じた経営管理だけでなく、人材育成や組織文化の改革を推進し、公正な仕組みづくりで社員一人ひとりが力を発揮できる環境を整えることを目指しています。その先には、企業の枠を越えて社会全体に「人と組織が健全に成長できる仕組み」を広げていきたいという思いがあります。専門性と誠実さを軸に、新しい価値を創り出せる存在でありたいと考えています。
日本の未来をつくるのは若い皆さんの一歩一歩です。大切なのは、迷った時に立ち止まらず「とにかくやってみる」こと。挑戦の中でしか見えない景色や成長が必ずあります。そして同時に、「自分はどんな大人になりたいか」というビジョンを持つことも忘れないでほしいと思います。目の前の経験を積み重ねながら理想の姿を描き続けることで、少しずつ自分だけの道が形づくられていきます。挑戦とビジョン、その両方を大切に歩む若者こそが、日本の未来をより明るくしていくと信じています。

木製のコーヒーカップです。職人の手仕事が感じられる繊細な模様と、木の温もりが伝わる質感が気に入っています。仕事の合間や朝の一杯をこのカップでいただくことで、日々リセットできる感覚があります。

中学時代、亡き祖父から大黒様をいただきました。毎朝磨いて手を合わせるのが日課です。困難も不思議と好転し、守られていると感じます。祖父の思い出と共に、私の心を支え続けてくれる大切な存在です。