東京医科大学卒業。産婦人科専攻、産婦人科専門医取得。岡山大学産婦人科医局入局。香川県立中央病院、愛媛県立中央病院、岡山大学附属病院、岡山済生会病院等地域中核病院を歴任後くにとみレディース&マタニティークリニックを開業、産婦人科、小児科をメインに診療。
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お産が終わった後、初めてわが子を抱いたお母さんの笑顔が、まるでオーラに包まれているかのように印象的でした。その瞬間は、まるで虹色の光線が放たれているようで、神秘的でした。お母さんが笑顔でいるためには、元気な赤ちゃんが生まれることが何よりも大切です。この思いが、自分の責務であり、人生を捧げる価値があると感じ、産婦人科の道を究めることを決意しました。
私たちのクリニックでは、食に関する取り組みに力を入れています。自家菜園で育てたオーガニックな野菜を、お母さん方に食べていただき、健康的なおっぱいを赤ちゃんに与えてほしいと願っています。このように、お母さんには食にこだわりを持ちながら、自信を持って育児をしていただきたいというのが私の思いです。また、孤立した社会や人間関係の問題が増えている中で、私は少しでも多くの人々とのつながりを築きたいと考えています。昔は人々のつながりや地域の見守りの目が当たり前でしたが、今ではそのような支えが少なくなっています。私たちが共に見守り合う社会を作り、安心して子育てができる環境を整えることが重要だと強く感じています。
お母さんの命、赤ちゃんの命、その家族の運命を背負ったとき、さまざまな意味で覚悟が決まりました。自分が得られるものは二の次です。後悔をしたくないですし、同情をしたくもありません。今後、どのように進んでいくべきかをお母さんと一緒に考えることが、私にとっての真の覚悟です。
日々カッコイイ大人になりたいと思っていますが、自分はまだまだできていないと実感しています。そのため、「困っている人がいたら躊躇なく助ける」ことを日々心がけています。この気持ちを常に持ち、少しでもカッコイイ大人になれるよう意識しています。
「誰しもが自然に助け合うことができる社会」を創ることです。人は一人では生きられません。誰しも赤ん坊の頃から、必ず誰かの援助を受けて大きくなってきたはずです。人間は助け合う生き物だからこそ「助け合いの精神」を持ち、それが当たり前の社会になることが理想だと考えています。その実現によって、これから子どもを持つ親も増え、子育てがしやすい社会に繋がると考えています。
打たれ強くならなければなりません。人は失敗を繰り返し、その中で成功することで成長します。その繰り返しによって、人は強くなっていきます。七転び八起きで、失敗は存在しません。人は転んだときに学びを得て、起き上がったときに賢く成長します。このように、失敗を失敗と考えず、前向きな気持ちで大人になっていってほしいと思います。
成人の日に両親から贈られた時計を大切に使っています。この時計はどんな時も私と共にあり、患者様のお産の瞬間にも立ち会ってくれています。まさに、私の人生と共に時を刻んでくれています。
先々代の創業当初からクリニックや患者様、スタッフを見守ってくれています。時計は歴史と共に時間を刻んでくれるのでクリニックの歴史そのものです。