
ロンドン大学SOAS(東洋アフリカ研究学院)中東政治修士課程修了。約15年間にわたり、外務省、JICAおよびUNODC(国連薬物犯罪事務所)において、イスラム過激派動向分析や麻薬対策を含む国際テロ対策分野の専門家として従事。国際情報誌「Global Vision」などにおいて南アジア地域の治安情勢等を寄稿する傍ら、2018年より大麻由来成分「CBD」業界にコンサルタントとして参画。2021年英国CBDベンチャー企業の日本法人設立。2022年スイスの医療用大麻企業アストラサナ・グループ の共同設立者、取締役に就任。2023年同社日本法人 アストラサナ・ジャパン株式会社を設立、代表取締役。
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UNODC(国連薬物犯罪事務所)において麻薬・テロ対策に携わる中で、国際社会が大麻を単なる違法薬物としてではなく、医療用大麻やヘンプ産業としての有効活用を視野に入れ、政策的な見直しを進める動きがあることを目にしました。また、約30年前に白血病で亡くなった弟の闘病を通じて、「もし当時、医療用大麻が選択肢のひとつとして存在していれば、苦しみを少しでも和らげてあげられたのではないか」という思いを抱くようになりました。こうした国際的な潮流と個人的な経験が重なり、日本で正しい理解と合法な製品を広めることが自分の使命だと感じたのがきっかけです。
私は、事業を行う上で「誠実さ」と「実効性」を最も大切にしています。パキスタンで麻薬・テロ対策に携わった経験から、机上の理論だけではなく、現場の声に耳を傾け社会に実際の変化をもたらすことの重要性を学びました。現在のCBD事業においても、法令遵守と科学的根拠に基づく安全性を大前提としつつ、お客様の声に耳を傾けながら事業を進めています。数字や制度の先にいる「人」や「命」に目を向け、CBDを通じて人とペットのQOLを高め、一つでも多くの選択肢を、必要とする人や命に届けたいと考えています。
私にとっての覚悟とは、「恐れよりも使命を選ぶこと」です。弟の闘病を通じて、命の選択肢が限られている現実を痛感しました。もし医療用大麻が当時の選択肢のひとつであれば、抗がん剤治療の苦しみから解放させてあげられたかもしれない——その思いが今の原動力になっています。それでも「正しい理解」を広めることを選んだのが私の覚悟です。また、国際機関で麻薬やテロ対策に携わる中で、大麻を「禁止すべきもの」ではなく「正しく使えば命を支えるもの」と捉える国々の姿を目にしました。偏見や誤解の多い分野に踏み込むことは簡単ではありませんが、それでも「正しい理解」を広めることを選んだのが私の覚悟です。
私にとってカッコイイ大人とは、立場や年齢に関係なく、常に学び続け、誠実でいられる人です。失敗や困難を他人のせいにせず、自らの責任として受け止め、次の行動につなげる姿に強さを感じます。また、感謝の気持ちを忘れず、どんな状況でも他者を思いやれる人は、本当の意味で成熟した大人だと思います。私自身も、過去の経験や出会いから学びを得て、社会に還元できる存在でありたいと考えています。信念を持ちながらも謙虚に成長し続けること——それが私の目指す「カッコイイ大人」の姿です。
私の目標は、一人でも多くの人が安心してCBD製品を手に取れる社会をつくることです。病気や不安、痛みを抱える人が、必要なときに迷わず安全な選択肢を選べるような環境を整えたいと考えています。そのために、科学的根拠と法令遵守を徹底し、正しい情報と品質を届けることを何より大切にしています。将来的には、医療用大麻の正しい理解や制度整備にも寄与し、人々のQOLを高める選択肢の一つとして社会に根付かせたいと思います。
若い皆さんには、「感謝」と「挑戦」を忘れずにいてほしいと思います。どんな夢も、一人の力だけでは成し遂げられません。家族や友人、仲間など、周りには必ず理解し、支えてくれる人がいます。その存在への感謝を胸に、自分の信じることに一歩踏み出す勇気を持ってください。失敗を恐れず挑戦を重ねる姿勢こそが、日本の未来を形づくります。皆さん一人ひとりの挑戦が、この国の新しい礎となり、社会をより良く変えていく原動力になると信じています。

さまざまなCBD商品を試した中でも特にお気に入りの保湿ローションです。特に乾燥する季節は手放せません。

どんなに忙しい日々でも、この指輪を見ると「感謝を忘れず、誠実に生きなさい」という母の言葉を思い出します。