地元の小中高時代は野球に熱中。高校卒業後、2年間の浪人を経て2005年に群馬大学医学部医学科に入学。2011年に卒業後は整形外科医師として大学病院を中心に勤務しつつ、2019年に学位を取得。2024年に整形外科ぐんまの森クリニックを開業し院長となる傍ら、アマチュアゴルファーとして全国レベルの大会で活躍中。
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「ケガで夢を絶たれた仲間の悔しさ」が、私を医者にしました。高校時代、仲間が大好きな野球をケガで断念する姿を見るたびに、もどかしさを感じていました。「なぜ防げなかったのか」「このままではいけない」という想いが、私を医学の道へと駆り立てました。「絶対に整形外科医になる」と決め、大学に入学した日から私は迷いませんでした。将来はスポーツで傷つく人を助けるという一心で、大学病院で臨床と研究に没頭し、学位も取得しました。研究者としてキャリアを積み、いよいよ海外留学が決まった時、パンデミックで留学は中止になりました。しかし、この挫折をきっかけに「医者になった本当の理由」を考え、そして「研究者ではなく、現場の医者として地元に根ざす」と私は決断しました。大学の研究室ではなく、地域に密着したクリニックで一人でも多くの「諦めかけた夢」を支える、高校時代に抱いた想いへ、今ようやく還ることができたのです。
「運動が好き」という気持ちに、年齢もレベルも関係ないと考えています。どんな人でも体を動かす楽しさは変わらない、でもその楽しみを邪魔するのは「痛み」です。安静にすれば痛みは和らぐかもしれません。でも、運動が好きな人にとって「ただ待つだけ」の時間ほどつらいものはないはずです。「痛みの原因」から見つめ直すのが当院のアプローチです。当院では「休養」を安易に指示せず、「なぜ痛めたのか?」を徹底的に分析し、再発しない体づくりをサポートします。実は、痛みの原因は「競技とは関係ない部分」にあることが多いのです。例えば、野球選手の肩痛が「股関節の柔軟性不足」だったり、サッカー選手の腰痛が「足首の柔軟性低下」だったり…。「気づき」から「行動」へ、自然とリハビリに取り組めるように「このストレッチをすると、動きが変わる!」と患者さん自身が体感することで、自然とリハビリに前向きになる、そんな指導を心がけています。
私にとって最も大きな決断は、開業という選択でした。両親が教員の家庭で育った私にとって、安定した道を外れての起業は、まさに未知の世界への飛び込みでした。特に医療機関の院長という重責は、時に肩にのしかかるほど重いものでした。業者との交渉、医師会での業務、経営の細かなやりくり、スタッフとの信頼構築、どれもが初めて尽くしでした。何より、多額の借入を背負うという現実には、何度も覚悟を問われました。しかし、この「覚悟」こそが、私の情熱を燃やし続ける原動力だと気付いたのです。不安やプレッシャーを乗り越えるたびに、この道を選んでよかったと思える瞬間が訪れるからです。
自分のスタイルを持っている人はかっこいいなと思います。「自分はこういう人間である」「こうやって生きていくんだ」「こういうことを頑張っているんだ」といえる人は素敵だと思います。レントゲンを見て痛みがあるというのはだいたいわかるのですが、そんな中でも「全力で走っている」人を見たらかっこいいなと思います。私は「肩の診療であれば当院」「スポーツの障害に対する指導なら当院」だと、自信を持って言えます。どんどん私がやっているコンセプトを広げ、喜んでいただける患者さんを増やしたいですし、青少年のスポーツ活動にも貢献していきたいと考えています。特にシニアのスポーツの夢を応援したいという気持ちがこの1年でも強まってきています。
まずは現在の医院をさらに洗練させ、地域の皆様に「また来たい」と感じていただける空間と医療サービスを提供したいです。丁寧な診療と温かい接遇で、一人ひとりの健康を支える「かかりつけ医」として信頼を築くことが最初のステップです。その先には、同じ理念を共有する分院展開のビジョンがあります。単なる規模拡大ではなく、「どの院でも同じ安心が得られる」という価値を大切に。地域のニーズに合わせて、街角ごとに根付くクリニックを増やしていきたいと考えています。
どんなに経験をつんでも、100点満点はなかなかとれないものです。「Done is better than perfect」まずはやってみましょう。たとえ失敗しても、それはあなたを成長させる「経験」に変わります。でも、挑戦しなかった後悔は、ただの「未練」として心に残り続けるもの。「うまくいかなかったこと」が、後から最高の糧になる瞬間があります。留学に行けなかったおかげで、クリニックの院長になることができました(笑)迷っているあなたのその一歩が、きっと未来の自分への最高の贈り物になりますよ。
疲れた目を優しく包み込む、こだわりのアイマスクです。心地よいフィット感と遮光性で、深い休息へと導きます。忙しい日々のリセットに。
2021年東京オリンピックの聖火ランナーとして着用した思い出深いユニフォームです。胸に刻まれた五輪のマークは、歴史的瞬間に立ち会えた誇りと感動を今も鮮明に呼び起こします。