
新卒でタカラトミーに入社し、アジアのセールス・マーケティングに従事。ベイブレードをアジアで売りさばく。デロイトトーマツコンサルティングに転職し、新規事業開発・マーケティングのコンサルに従事した後、アクセンチュアにて管理職を務める。シカゴ大学MBAを卒業後、同級生のインド人と懸け橋インド株式会社を設立。インドの理系新卒人材と日本企業をつなぐ。またインドでは、チェンナイ工科大学の客員教授を務めながら、ボクシングのプロ興行にも出場する。
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シカゴ大学Booth校のMBAで、日本が経済の授業でネガティブな事例として繰り返し取り上げられる現実に直面しました。かつてモノづくりで世界をけん引した国が、なぜ衰退したのか。日本人として本当に悔しく、歯がゆい思いでした。インド人学生の勤勉さと吸収の速さ、圧倒的な理系・エンジニアリングの技術力に触れ、この力こそが人手不足、技術力不足に苦しむ日本を救う鍵だと確信しました。そのためインド人新卒と日本企業をつなぐIntern2Jobというプラットフォームを立ち上げました。インドの技術力と日本のクリエイティビティをかけ合わせることで、モノづくり大国、強い日本を取り戻すために戦う道を選びました。
私がこの仕事に注ぐ想いは、「インドの力で日本を再生させる」ことです。インドの理系人材の層の厚さは、世界でも有数です。一方で、多くのインド人学生が、先人の築いた技術力・Cool Japan・安全で美しい町に憧れ、来日を望んでくれています。歴史的にも親日であり、生まれながらのハンディも日本では関係がなくなります。これだけ条件が揃っているにも関わらず、言語の壁やN1信仰、様々なバイアスにより採用が進みません。だからこそ、このGAPを埋めることが私の役目だと信じています。この社会的意義のある事業に賛同する仲間とともに、日印の懸け橋を本気で築くことです。
私にとっての覚悟とは、広く宣言して自ら逃げ場をなくすことです。私は昔から、周囲に大きな目標を公言してきました。日本では言わずに淡々と目標達成することを美徳とする風潮もありますが、できなかった時の屈辱感はありません。達成すればラッキーでは意味がないのです。周囲に公言し、逃げ場をなくすことで本気になれますし、達成感も高まります。これまで何度も「ビッグマウス」「訳分からないことを言っている」と揶揄されてきましたが、コンサル未経験でデロイトに入った時も、シカゴ大学MBAに挑んだ時も、宣言したからこそ周りに助けられ、達成してきました。今回も「3年後に上場する」と公言し、全人生をかけて一世一代の挑戦をしています。退路を断つ覚悟が、自分の実力以上の力を出させてくれるのです。
私にとってカッコイイ大人とは、才能や年齢を言い訳にせず、常に挑戦し続ける人のことを指します。私自身、勉強もスポーツも、特段才能があった訳ではありませんでした。しかし、自分を信じて、努力し続けました。38歳になった今でも、ボクシングを続けており、興行に出ることは、年齢を言い訳にせずに挑み続ける姿勢を見せたいからに他なりません。私の尊敬するレパード玉熊ジムの玉熊会長の「才能があるかどうかは、最後までやったやつだけが言える」という名言からも、最後までやらないと才能があるかどうか分かりませんから、一度やると決めたことは、限界まで挑戦するようにしています。
恩返しです。まずはインド。インドは私に全てを与えてくれました。起業家としての成長、亡くなった祖母との約束である大学教授になること、ボクサーとしてリングに上がること。そんなインドへの恩返しとして、Intern2Jobの事業を、3年で上場に必要な指標にもっていきます。結果的に、インド人の学生により多くの機会を与えることができ、彼らが日本で働くという夢を叶えることができます。また、日本で年齢制限を乗り越え、後楽園ホールでボクシングのリングに上がることです。会長やジムのメンバー、野球部のチームメートなど、お世話になった人たち、情熱を託してくれた人たちに、夢を叶える姿を見せることで恩返しがしたいです。
日本人は本当に恵まれています。先人が築いた経済的な安定と、世界に誇るプレゼンス。海外の大学院へ行けば、日本人というだけで好意的に迎えられ、アジア諸国の中でも合格を取りやすいです。トヨタなどの製造業のサプライチェーンを授業のエッセンスに入れたいですから。この恵まれた機会を存分に活かし、大海へ飛び込んでほしい。一方で、危機感も持ってください。競争相手が少ない日本では、多少の努力でもそれなりのキャリアが築けてしまう。競争の激しいインドの学生と比べれば、その差は歴然です。私自身、インドに生まれて就活していたら、デロイトやアクセンチュアには入れなかったと思います。現状に甘んじず、挑戦と成長を、自らの意志で取りに行ってください。

銀・銅・真鍮など5つの鉄で作られているらしいです。叩くと振動が体の深くまで響き、音の終わりと共にいわゆるゾーンに入ります。日々インドからパワーをもらっています。

祖父が生前に使用したカフス。祖父は常に日本の将来を想い、私も「現在の取組みは、日本にどれくらい貢献できるか」を絶えず問われました。託された想いを忘れないため、遺品であるカフスを身に着けています。