北里大学医学部卒業。その後、東京慈恵会医科大学循環器内科に入局。医学博士を修得。1989年に京浜健診クリニック院長就任し、2011年に金沢区医師会会長に就任。横浜市医師会常任理事を経て、現在金沢区医師会会長に就任。
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現在の施設の創設者が私の父親で、日本でのドック健診を個人事業として初めて開始しました。その理由が、外科医であった父親が若い時に、助けてあげたい命が助けられなかった悔しさから、健康診断を行って病気の早期発見をすることにより、早期治療で救命できると考えたというものでした。その意思を継いで現在の施設を守っています。
人の生活の基本は健全な肉体にあると思います。それを阻むものが病気です。誰でも一度や二度は病を患うことがあります。しかし重要なことは、その病からどう立ち上がるかです。そのような時に支えてあげることが医者の責務と思います。人にやさしい医療提供をしたいという思いが活動のエネルギーになっています。
私にとっての覚悟は、父親の意思を継ぐことでした。自分なりに人の命を助けたいという思いから、働き盛りの方が急に倒れて家族が崩壊してしまうような循環器病の医者になり、目の前の命を救うことに生きがいを感じていましたが、より多くの健康管理をすることの方がより多くの命を助ける事に気が付き、その時に今の仕事を一生涯をかけてやっていこうと思いました。
僕の中でのカッコイイ大人は、子供のような純粋な心をもって仕事に励んでいる人です。大谷翔平選手のような大人になりたくないですか?誰が見てもカッコイイ大人です。そのためには、毎日の鍛錬を欠かさないことです。いつも一歩ずつ前へ進む気持ちを持つことです。
今後は、健診のシステムのデジタル化を進めて行き、自分の健康管理をそれぞれの人ができるようなシステムへと変革するのが重要だと思います。すべての人がスマホを持つような時代になりました。個人情報としての健康管理情報管理は必要不可欠になってきます。そこで各人がスマホ上で健診結果を見れるようにします。
自分たちが経験してきたことは、すべて自分の財産になります。いっぱい経験して、無駄なことがたくさん出てきますが、10の経験をして、失敗は9、この9つの失敗経験を経て得られた1つの成功は、普通に成功してしまった場合に比べて9倍の喜びがあることを忘れないで欲しいです。
医師の制服です。これを見れば医師であることがわかりますが、純粋な心で患者に接するという意味合いがあるので、これを着る事で気が引き締まります。
これを持って歩いている医者がいたら、内科医の可能性が高いです。胸の聴診では、肺・気管支・心臓などの病気の判別、腹部の聴診では、主に腸の働き具合を聞き分ける事ができます。また、血圧を測定する事もできます。