大学卒業後、ソフトバンクへ入社。法人アフターサービス領域における企画業務に従事。その後、大手コンサルティングファームへ参画し、大手企業向けの事業企画、DX企画案件を担当。2023年5月に「株式会社Third Base」を設立し、大手企業向けの事業企画コンサルティングを提供。また、大手インキュベーション施設等で研修講師も務める。最終学位は経営学修士(MBA)。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
私はプロ野球観戦が趣味なのですが、大学時代に日本のNPBは市場が20年以上横ばいである一方、アメリカのMLBは同期間で数倍に成長していると知り、大きな衝撃を受けました。そこから「どうすれば日本の市場を拡大できるのか」と考えるようになり、実際に色んな検討を行って某球団へプレゼンをするところまでいきましたが、実力不足により企画は通せませんでした。戦略を描き、物事を前に進められる力をつけたいと考え、今の仕事に就きました。
とにかくお客さんの期待を超え続ける、ということを大切にしています。そのために、少し大げさかもしれませんが、「お客さんに憑依して考え抜く」ということを意識しています。目の前で発せられた「言葉」をただ受け取るだけではなく、なぜその言葉が出てきたのか、私の知らない時間、空間の中でどのような会話や検討があったのかを、できる限り思考を張り巡らせるようにしています。すべては信頼関係ができてくると、私もお客さんの考えることが分かってくるようになりますし、お客さんも私に話をしてくれるようになります。だからこそ、まずは私がしっかり信頼をしてもらえることから始まります。なので、私は、小さな約束も丁寧に守り、嘘をつかず、成果を積み上げていく、ということを徹底するようにしています。
覚悟というのは、自分に最大限の期待をしてもらい、その最大限の期待を更に越えてお返しをするということだと思っています。ファームに在籍していた若手時代、自分で提案していた案件がありましたが、思いもよらず受注できてしまいました。自分で提案した以上、自分でサービス提供しきらなければならない、今村に託すと言ってくれたお客さんの期待を絶対に裏切るわけにはいかないと思いました。受注の電話を切った後の心臓の鼓動は今でも覚えていて、その時に初めて「カクゴ」というものを知り、案件が終わった時に「プロにお願いして良かったよ」と言っていただいた時に、「カクゴ」をもって仕事をすることの楽しさを知ったと思います。
「誰かの人生を変えられる人」はかっこいいなと思います。自分も「この人との出会いがあったから、今がある」と思う方が何人かいますが、自分もいつか、誰かのそういう存在になれたらうれしいなと思います。そういった影響力、感動させる力というは、肩書や経歴が生み出すものではなく、その人が今目の前で積み上げている言動やたたずまいから生まれるものだと思います。いつまでも謙虚な姿勢というのは忘れずにいたいと思います。
私は今、大企業の戦略や企画を考えるコンサルティングの仕事をしています。私は、ソフトバンクという事業会社を経験し、その後コンサル会社の中から多数の大企業を見てきました。そこで気づいたことは、大変恐れ多いのですが「大企業は、優秀な社員が大量にいるにも関わらず、考える力が引き出しきれていない」ということであり、これは本当に日本にとって大きな損失だと思っています。そんな状況を少しでも改善していくべく、私はメンタリングという壁打ち形式の支援をもっと大企業の世界にも広げていきより良い世の中を作っていく、一役を担えたらと思っています。あとは、「Third Baseがあって良かったな」と思っていただける、お客さん、社員、社員の家族の方が一人でも多く増えていくように、良い会社を作っていきたいと思っています。
一人でできることには限りがあります。だからこそ仲間を大切にし、自分の信じた道をまっすぐに進むことが大切です。一生懸命に努力していれば、必ず応援してくれる人が現れ、その支えによって前に進むことができます。仲間とともに、全力で、そして楽しみながら、日本を元気にしていきましょう。
会社を作った年に妻がプレゼントしてくれたものです。子供の成長と会社の成長を感じることができ、感慨深い気持ちになります。
私にとっては何よりもの「商売道具」であり、仕事の時は常に肌身離さず持っています。カラーに一目惚れし、愛用しています。