私のカクゴ

かなもり眼科クリニック 理事長 金森章泰
かなもりあきやす

金森章泰

京都府生まれB型
職業:かなもり眼科クリニック 理事長
趣味:仕事
座右の銘:雲外蒼天

1999年神戸大学医学部卒業、2004年医学博士取得後、2008年カンダモントリオール大学眼科研究留学。神戸大学医学部附属病院眼科講師を経て、2017年 かなもり眼科クリニックを開設。神戸大学眼科非常勤講師を兼任。緑内障関係で多数の受賞歴、研究奨励受賞あり。日本緑内障学会および日本神経眼科学会の評議員をつとめる。

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来歴

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なぜ今の仕事に?

医療はよくチームワークが大切と言われ、もちろん重要なことです。しかし、眼科医は手術も診察も基本1人で行います。1人の力が充分に発揮できる科です。やりがいもあり、自分の努力が直接患者さんの幸せにつながる仕事だと思います。大学病院で長らく緑内障治療の最前線にいましたが、大学病院は研究や教育等、診療や手術以外の仕事も多く、自分の力を全力で患者さんに提供するためには開業がベストと考え現在に至ります。眼科の手術の中では白内障手術が一番多いですが、それはどの医師が行っても大きな差はない時代になりました。しかし、緑内障は中途失明の1番の疾患にもかかわらず、手術の煩雑さや手術合併症の怖さから、専門で手術を行う眼科医は少ないのが現状です。眼科医1人としてできることはしれていますが、それでも1人が頑張ることで少しでも多くの緑内障患者さんが助かればと思っています。

現在の仕事への想い

緑内障の患者さんのほとんどは点眼薬でのコントロールが可能ですが、それでも少しずつ進行することがある病気です。中にはどうしても手術をしないと失明につながる方がおられます。手術となると仕事を休んだり、今まで通りのことが出来なくなる可能性もあり、不安も大きくなります。医療技術だけでなく、人としての思いやりや優しさが非常に大切だと思っており、患者さんが自分であればどうだろうと考え、一番ベストな方法を考え治療にあたっています。病院だと手術や外来診療に時間的な制限が大きいですが、自分のクリニックだと融通できますので患者さんの負担の少ない治療を提供することができると思います。患者さんが見え方を維持できるよう、最後まで寄り添っていきたいと考えています。

あなたにとって覚悟とは

特にシビアな緑内障手術は相当な覚悟をもちます。これは術者だけでなく患者さんもそうだろうと思います。緑内障手術はその一件一件に患者さんの人生がかかっており、合併症も少なからずあります。どれだけ完璧に手術をしても、これは見え方が良くなる手術では決してなく、目標はあくまで現状維持です。苦しいことが多いかもしれませんが、患者さんも我々眼科医もそれに立ち向かわないといけません。正直、逃げたくなる事もあります。しかし、患者さんの幸せを考えない医師などいません。安心して、信頼を頂くためにも普段からの診察が大事だと思っています。

カッコイイ大人とは?

時代錯誤かもしれませんが、他人への思いやりを忘れない人です。医師としては非常に大事な素質だと思うのですが、自分が多少犠牲になってでも目の前にいる人が幸せになれるよう努力する、そんな大人が増えれば社会も良くなるのではないでしょうか?それぞれ耐えられる仕事量、ストレスは人によってもちろん違いますが、その範囲で自分のことより他のひとのためになる努力が必要だと思います。

今後の展望

医師1人ができることはしれています。なので後輩医師たちが緑内障手術をもっと上手になり、ストレスを乗り越えてたくさんの緑内障患者さんへ向き合えるようになればと思います。そのため、私は今も他の病院に出向いて、後輩の緑内障手術指導を行っていますが、早く皆が独り立ちして、また次の後輩の医師に指導できるくらいまで成長してくれたらと思います。

若者へのメッセージ

つらいことはいろいろあると思います。手術もそうですが、長い人生ずっと健康でいられることはありません。でも、かならずいつか乗り越えられます。努力を惜しまないこと、でも困ったときは誰かの助けをもらうことも必要です。医師はそのためにも存在します。治療を頑張って乗り越え、健康を維持し、豊かな人生をおくっていただければと思います。いろんな病気がそうですが、勇気をもって治療を乗り越えることが大事です。心配ばかりしていては治るものも治りません。普段から誰かの支えになる、それがまた自分の支えになってくれる世の中になるよう行動したいものです。

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お気に入り

持針器と縫合鑷子

緑内障手術では特に小さな糸と針を使います。手術用顕微鏡の下で行い、非常に細かい技術が必要ですので、特に繊細なものを好んで使っています。繊細すぎて先が傷んで修理が必要なこともあるのがたまに傷です。

レーザー糸切用レンズ

緑内障手術の一種である線維柱帯切除術では、縫った糸を手術後にレーザーで切る処置により眼圧を調整します。術後の処置もとても大事な手術ですので、このレンズはどんな場合でも安心して使うことができ、愛用しています。