立命館アジア太平洋大学(APU)卒業後、語学力ゼロのまま一人でタイ王国に進出。3ヶ月でタイ語をマスターし現地での面接に無事合格。大学教員として2年間従事する。帰国後、株式会社iNSAXを設立。姉・弟も加わり兄弟で力を合わせて会社を経営中。現在は、橋梁補修工事を主に事業をすすめ、外国人技能実習生に日本語教育を行ったり、今後は日本語・英語・韓国語・タイ語といった多国語を使用し、宅地建物取引士や行政書士といった法律関係も絡めつつビジネスを繰り広げる。
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学生時代にアジアを中心にバックパッカーをしていました。タイ、カンボジア、ベトナムをリュック一つで旅していた時のことです。インフラも発展してなく裸足で人が歩いているような発展途上国で橋だけは綺麗に存在していました。「あの橋は日本人がつくってくれたんだよ」と現地の人が嬉しそうに言ってくれたのを覚えています。そこから日本の橋の技術に感銘を受け、いずれは海外にこの技術をもっていきたいなと考えています。他にも語学力や海外での経験を生かした私たちにしかできないサポートをするために自分で会社を起こし、「好きを仕事に」するため幅広く活躍できるよう株式会社iNSAXをつくりました。
「人を大切にすること」人とのご縁を何より大切にしています。少しでも心が動いた人や物には、どんなに忙しくても会いに行き、連絡を取り、次につながる行動をしています。そのご縁が新しい可能性を生むと信じています。「心を大切にすること」相手の心の動きを丁寧に観察し、どんな話題で笑顔が増えるのか、何に興味があるのかを知るのが好きです。言葉遣いにも気を配り、相手を傷つけないように心掛けています。何を言うかより、何を言わないかが大切だと思っています。「不可能なことはないということ」周りに無理だと言われるほど挑戦したくなります。イメージできることは全て可能だと信じ、「無理」「できない」という言葉は使わず、不可能を可能にし続ける会社でありたいと思っています。
自分を大切にするという事です。自分の心の声をきくというのは甘えているようで実はとても難しいことだと思います。私にとってはとても難しいことでした。常に周りの人の意見を尊重して、自分よりも周りを大切にして生きてきました。自分の意見を大切にするのは、責任が伴うことです。大切なことほど人に相談せずに自分で決めます。なにかあった時でも誰のせいにもできないですし、すべては自分の責任です。好きなことをやるということも実は簡単にみえてとても難しいことです。好きなことをできるようになるまで、やりたくないことをしなくてはいけません。そんな過程までも楽しんでいるように見せるのが本物なのかなと思っています。
キラキラしている人、人の素敵なところを見つけるのが上手な人、影で人の悪口を言うのではなく人の良い所をほめる人が素敵だなと思います。夢を語ったり、年下の話を小ばかにするのではなく耳を傾け尊敬のまなざしで楽しそうに話を聞ける人は柔軟性があって何歳になっても挑戦をやめない成長し続ける人だなと思います。常にワクワクしていろんな方と出会うことが大切だと思います。いろんな人と話をできる会話力も必要ですし、そのためには興味のないことにもアンテナをはって聞き上手になり知識や勉強が必要だと思います。あとは、人が見えていないところでどれだけできるかだと思います。見えているところでは誰だってパフォーマンスができるので影でどれだけ丁寧に、綺麗に、泥臭く、まじめに生きていけるかだと思います。
夢はタイにエイズ孤児のための学校を建てることです。生まれた時からエイズに感染しており親は既に亡くなっているような子供たちがたくさん存在しています。子供たちが学校に通ってお金をしっかり稼げるよう教育の場をつくりたいのが夢です。今後の展開としては、日本に働きに来ている技能実習生のための管理団体や、法律を勉強して語学力を生かし日本で困っている外国人を助けたり、海外で井戸を掘ったりなど私たちでしかできないことでたくさんの方にいろんな角度から影響を与えられたらなと思います。
「マジョリティの恐ろしさ」皆と同じだから安心、という考え方はとても危険だと思います。今は誰でも携帯で情報を得られる時代だからこそ、SNSの使い方や情報の選び方にはセンスが問われます。自分の頭で考え、本質を見抜く力をぜひ磨いてください。人からどう見られるかではなく、本当に大切なことを大切にしてほしいです。人と違う考えを持つことは悪いことではなく、むしろ素敵なことです。「凡人に殺される天才」という言葉があるように、あなたらしさを大事にし、周りの人も大切にしてください。まずは自分を愛し、自分を満たせば自然と他人にも愛を注げます。人を助けられれば自己肯定感も高まります。常識を疑い、柔軟な心で目の前の人と向き合い、広い世界で活躍してください。
幼い頃から本が大好きで、学生時代は常に10冊ほどを併読していました。本には著者の人生や努力が詰まっており、短時間で多くを学べる宝物です。本を開くだけで世界を旅でき、いつか自分の本を出すのが夢です。
ペンが好きで、文字を書くことも大好きです。ペンは無形を有形にする武器だと思います。「ペンは剣よりも強し」という言葉通り、考えを紙に書くと整理され、経営者として現実化しやすいと感じます。