私のカクゴ

なかむら耳鼻咽喉科クリニック 医師 中村正
なかむらただし

中村正

神奈川県生まれB型
職業:なかむら耳鼻咽喉科クリニック 医師
趣味:飛行機操縦、音楽演奏
座右の銘:第二志望の人生にこそ味がある

山形大学医学部卒業。同大学耳鼻咽喉科学教室に入局し、助手、講師を経て、ロンドンのNational Hospital, Queen Squareに約2年間留学、めまいの臨床研究に従事した。帰国後は助教授、臨床教授を経て、生まれ故郷の横須賀においてめまい診療を専門とするクリニックを開設。現在、多くのめまい患者を診療する専門クリニックとして広く知られ、各地で教育講演を行うほか、総説、論文を多数執筆している。日本めまい平衡医学会では長年にわたり診断基準化委員長を務め、めまい疾患の診断基準作成に大きく寄与した。

オフィシャルサイト

来歴

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なぜ今の仕事に?

航空自衛隊パイロットだった憧れの父と同じ空を飛ぶ、それは私にとって必然でした。ところが、採用試験の身体検査で裸眼視力の基準にわずかに届かず不合格。努力ではどうにもならない現実を突きつけられ、「パイロットは諦めろ」という最後通牒を受け絶望のどん底に突き落とされたのです。進むべき道を見失い茫然と日々を過ごしていたある日、知人から「山形に新しく医学部ができたから受けてみないか」と誘われました。半ば気まぐれで受けたその試験に奇跡的に合格。医師になるなど夢にも思っていませんでしたが、講義や実習を重ねるうちに医学の奥深さに魅了され、「これこそ自分の天職かもしれない」と感じるようになり医師になりました。

現在の仕事への想い

私は40年以上にわたり、めまい、平衡医学の研究と診療に取り組み、数少ない「めまい専門医」として多くの患者さんを診てきました。現在は年間千数百名の新患を診察しており、国内でも有数の症例数を誇ります。めまいの診断は眼球運動の観察が基本です。当院では赤外線CCDカメラによるビデオ眼振検査、重心動揺検査、vHIT(ビデオヘッドインパルス検査)などを用い、大学病院に匹敵する精度で診断を行っています。当院を受診される方の多くは他院で治療を受けても改善しなかった方々です。そのようないわば「めまい難民」の患者さんがご満足いただくため、「妥協しない診療」を信条に、原因究明と納得のいく説明を大切にしています。

あなたにとって覚悟とは

これまで、決して順当な人生を歩んできたわけではありません。医学部受験、耳鼻咽喉科を選びめまい平衡医学研究班に入ったこと、留学先を英国にしたこと、そして病院勤務を辞めて開業したこと。どれもが第一志望の選択ではないのですが、それぞれの決断が正しかったのかわかりません。第一志望ではなく第二志望を選択して、それでもうまくいかなければ第三志望でも構わないではないか、そういう「覚悟」で道を開いていきました。ところで、今でも空を飛ぶ飛行機を見ると、「もしパイロットになっていたら、幸せなんだろうな」と思うことがあります。けれど、その思いがあるからこそ、今の自分の人生を大切にしようと思えるのかもしれません。

カッコイイ大人とは?

流行や他人の評価に左右され、考えや態度がころころ変わる人には、どこか信頼を置けないものです。やはり、自分の価値観をしっかり持ち、それに基づいて判断し、行動できる人は「かっこいい」と感じます。とはいえ、考えが自分本位に偏り、他人の意見に耳を貸さない独善的な人もいます。与えられた仕事をてきぱきとこなし、困難な事案にも冷静に対処でき、そして、たとえ結果が思うようにいかなくても他人のせいにせず、失敗から学び、同じ過ちを繰り返さない人です。さらに言えば、仕事だけに生きるのではなく、趣味や人付き合いを大切にし、人生そのものを楽しんでいる人に、私は本当の「かっこよさ」を感じます。

今後の展望

ここ数年のAI関連技術の進歩は目覚ましく、医療の現場にもその波が確実に押し寄せています。私のクリニックでも、医師と患者の会話を自動で文字化し、AIがその内容を整理してカルテ用の文章に変換するシステム(Medimo)を導入しています。さらに、ChatGPTを診療支援ツールとして活用しています。たとえば、薬剤や疾患に関する検索、医学文献の要約、紹介状や診断書の翻訳、さらには皮膚疾患の画像診断支援など、日常診療の多くの場面でAIが有効に機能しています。AIは医師の代わりを務めるものではなく、医師の判断を強化する「ツール」として発展していくものと考えています。今後もAI技術を積極的に診療に取り入れていくつもりです。

若者へのメッセージ

最近、病院経営が悪化し医師の給与水準も年々低下傾向にあります。「医者になれば裕福になれる」という時代は、すでに過去のものです。最近、若い医師たちが早く技術を身に着けることに専念して、また「楽で収入の高い診療科」へと人材が集中する傾向が見受けられます。技術の向上だけでは真に優れた医師にはなれません。診断も治療も、最終的には論理的思考に基づく判断の積み重ねです。その力を養うには、論文執筆や学会発表、さらには海外留学などを通じて視野を広げ、多様な価値観や医学の考え方に触れることが何より重要です。目先の利益や安易な選択にとらわれず、広い視野と深い思索をもって医療に向き合ってほしいと、若い世代に強く伝えたいと思います。

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