私のカクゴ

藍の都脳神経外科病院 理事長 佐々木庸
ささきいさお

佐々木庸

徳島県生まれA型
職業:藍の都脳神経外科病院 理事長
趣味:バレーボール(榎本地区バレーボールチーム所属)、バスケットボール、スキー、ダイビング、ボクシング(井岡弘樹ボクシングジム所属)、カメラ、映画鑑賞、B級グルメツアー
座右の銘:努力は一生、本番は1回、チャンスは一瞬

1990年から7年間中村記念病院に在籍し、関連施設にも出向。1997年から徳島大学脳神経外科に在籍し、現在も同門会所属。同年、実家の病院を「水の都脳神経外科病院」として経営再建に携わる。2002年に上海で国際救急センターを指導し、2009年神戸大学でMBAを取得。2008年に当院前身の医療法人啓光会の理事長就任。2011年に藍の都脳神経外科病院を新築移転開設。2018年から3年間、中国杭州でリハビリセンターを運営し、2023年に広島で医療法人緑陽会老人保健施設ふぁみりいの理事長就任。2024年9月30日にはおおさか東部ガンマーナイフセンター開設。

オフィシャルサイト

来歴

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なぜ今の仕事に?

道産子2世の祖母は函館出身の小児科女性医師で、夜中の往診も行っていました。幼稚園児の私を連れて往診に行った際、「病気になる時間を患者さんが選べないでしょ」と優しく囁かれたことを今でも覚えています。祖母は業務中に昏睡となり、数日後に亡くなりました。その時に脳の病気で助からないと聞き、脳外科に興味を持ちました。医学部進学後、小児科医か脳神経外科医か迷っていた時、ご縁で人生最大の恩師になる中村記念病院(札幌)創業者中村順一先生と出会い、人生が激変しました。手術技術やチームビルディングの重要性を学び、順一先生のお弟子さんである函館脳神経外科病院創業者西谷幹雄先生、中村記念病院元診療本部長中川原譲二先生、神戸市立中央市民病院元部長坂井信幸先生に強烈なインパクトを受けたことが、今も外科医としての現役アスリートと経営責務を二刀流で継続できている最大の幸運の源泉です。

現在の仕事への想い

能力的にも凡人な自分が幸運にも現在も手術を継続できていることは、本当に幸運なことだといつも感謝しています。学生のときに抱いた自分の理想の医師像を遥かに超えた位置に到達しています。ぜひこのまま外科医としてもいい医者として患者さんにしっかりと貢献していきたいと思っています。医療人はなんといっても患者さんから「ありがとう」といっていただく一言が全てです。患者さんお一人お一人に、自分の持つ能力全てを持って貢献したいと思います。

あなたにとって覚悟とは

覚悟は大一番での大決断というニュアンスではなく、できるだけ多くの選択肢から消去法で残った方向に選択する、というニュアンスです。能動的ではなく、受動的な大きな流れの中で能動性を維持する、というニュアンスでもあります。決して突進するようなニュアンスにならないよう常に自制しています。その中で、大きな選択(覚悟)だったのは、2011年大阪での独立創業を決定した2008年ごろです。ちょうど長男も3歳くらいになり、次男も妻のお腹にできたころ、子どものことを考えて、できる限り事業も安全運転に、と思っていましたが、結果的に大阪でも20年ぶりとなる新規急性期の開設を選択することになりました。そのことから大きく学んだことは、ただ一つ、運が全て、ということです。それからはむしろ世間の皆さんが大変といってくれるような局面こそ、「それもええねん」ってシュッとこなす自分を「ええ感じ」と楽しめるようになりました。

カッコイイ大人とは?

自分が目指すかっこいい大人、その一番のモデルは「中村記念病院の創業者、中村順一先生」です。優秀な医者にして卓越した経営者、驚愕な先見性に圧倒的な結合力、豪快にして繊細、絶対普通なら激怒するような事案、普通なら絶対ビビるような事案、そういった事案でも責任を持って対応する必要がある時には、笑ってやわらかく、明るいタッチで、そしてしなやかにサラッと対応できてしまう、それでいて謙虚な人間ってイメージです。ともかくいつも心がけて一つひとつの言動に最高を目指して成長を続けることだと思います。そして何よりもそれを楽しむことだと思います。

今後の展望

脳外科医師として、手術やガンマーナイフ、ボツリヌス治療を生涯現役で続けたいと考えています。特に手術では、子供たちと共に参加し、彼らが執刀する際にアシストする形で関わりたいと思っています。指導するというニュアンスではなく、子供たちが執刀する手術にアシスト(邪魔でしょうが)的に参加できればなというニュアンスです。経営者としては規模の経済効果を確保したいと思っています。これはただ大きくしたい、という意味ではなく、次世代の後継者が様々な挑戦をできるように経営の安定化を図りたいという防衛的視覚です。脳外科疾患の専門性を向上させていくのが垂直ならば、むしろ水平への戦略というニュアンスです。医療や介護、透析、脳神経内科、循環器疾患、乳腺外科など、幅広い分野での専門性を高めることで、複合的な専門性を持つ組織体制を構築したいと思っています。また、海外展開も視野に入れ、グローバルな成長を目指しています。

若者へのメッセージ

仕事(知的サービス産業)「そして子育てを含む家庭形成を兎にも角にも楽しんでほしい」と思います。若いうちに多くの失敗や挫折を経験し、現場での実践を通じて成長を続けてほしいと考えています。家庭は何よりも大切であり、その視点から当法人では男性職員の育児休暇を推奨し、医療従事者もお子様の行事に積極的に参加することを奨励しています。家庭を基盤に、知的サービス提供者としての成長があり、患者さんにとって必要不可欠な人材へと昇華する素地が育まれると考えております。無謀というニュアンスではなく、コンパクトに人生を纏めず、失敗など恐れず、常に挑戦を楽しんでほしい、その軸線上で、ご家庭と患者さんにとって良質な人間に成長してほしい、そんな感じです。つまり、「ゴールなんていらない、ピリオドの向こうまでずっと走り続けましょう」というニュアンスです。

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