私のカクゴ

藤東クリニック 院長 藤東淳也
ふじとうあつや

藤東淳也

広島県生まれO型
職業:藤東クリニック 院長
趣味:ホームページ作成、サーバー管理
座右の銘:一人ひとりを大切に

東京医科大学卒業。米国カンサス大学留学後、東京医科大学講師として、婦人科内視鏡手術・がん治療に専念。2010年より広島で「産科・婦人科 藤東クリニック」を開業。専門知識と専門技術を活かし、「根治性を高め、機能温存を図り、さらに、容姿・美容の維持を図る医療」を提供するために努める。

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来歴

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なぜ今の仕事に?

私の父が、産婦人科開業医であったため、私が、産婦人科医になったのは自然の流れであったのだろうと思います。自宅が病院の中にあったため、子供の頃より父の働く姿を目の当たりにしてきました。食事中、睡眠中、入浴中、外出しているときなど、呼び出しがあれば直ぐに仕事に向かいます。決して楽な仕事ではありませんが、父は、嫌な顔ひとつせず、常に生き生きとしていました。産婦人科という職業は、生命の誕生に直面する仕事であり、皆で喜びを分かち合うことができる、とてもやりがいのある仕事です。父は、産婦人科医療に情熱を持って打ち込んでいたのだと思います。このような環境で育ったため、自分の将来について深く考えることもなく、産婦人科医になるんだろうと思っていました。父からは、医者になれ、産婦人科を継いでくれ、などと言われたことは、一度もありませんでしたが、なんの迷いもなく、自然に医学部を目指していました。医者になろうと思ったのも、産婦人科医になるために医者になったようなものです。

現在の仕事への想い

医師の労働環境の悪さが、よく話題になっています。特に、産婦人科は、人手不足、拘束時間が長い、急な呼び出しがある、危険であるなど、あまり良いイメージで捉えられていないようです。しかし、現場の産婦人科医の殆どは、仕事にやりがいを持ち、喜びを感じ、働いているのです。姙娠という生命の誕生に関わることができ、喜びを分かち合うことができるのです。また、姙娠以外にも女性の病気と向き合っています。婦人科の病気は、30代~40代の女性に多く発症します。この時期は、女性が最も輝いている時期であり、また、女性が最も必要とされている時期です。この、妊娠出産、職場での立場、家庭での役割など女性にとって大切な時期に、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮頸がんなどの婦人科の病気は起こってしまいます。そこで、一人ひとりに合わせた医療が必要になります。手術を行う場合、女性の象徴でもある子宮などを摘出しなければならないケースもありますが、患者さんにとって負担が大きいこともあり、基本的にそうした器官をなるべく温存する方向で治療を進めています。また、美容的なことも考慮し、出来るだけ手術によるきずを小さくするようにしています。もちろん診療の際にはあらゆる方策を検討し、ご本人とも十分に時間をかけて治療方針を話し合います。

あなたにとって覚悟とは

私は、大学卒業後、17年間、大学の産婦人科医局に席をおいていました。大学には、研究、臨床、教育と3本の柱があり、それぞれに全力で取り組んできました。特に、臨床では、私が入局した時期に、日本ではいち早く婦人科内視鏡手術を始めていました。内視鏡手術の立ち上げから、様々な術式が開発されてゆき、その術式が確立されてきた流れに立ち会うことができました。私にとって、非常に大きな財産となっています。大学病院での生活を送る中、いつかは、地元広島で開業医として働きたいという思いもありました。大学病院では、最先端医療、高度医療に立ち会うことができましたが、これまでの知識と技術を地域医療に活かしたいと思ったのです。地域に根づいた開業医となることで、一人ひとりにあった医療を提供したい、また、女性のトータルライフに関わり、女性のライフサイクルを応援したいという気持ちになりました。そして、平成20年に広島での産婦人科医療を開始しました。医療に関しては、全く未知の土地であるため、不安も大きかったですが、期待もありました。

カッコイイ大人とは?

私にとって、かっこいい大人とは、諦めない人です。毎日、同じ職場に通い、外来診療、手術、分娩管理など同じ仕事を繰り返していると、一般の人にとっては非日常的で大変な出来事であることが、日常のことになり、感覚が麻痺しがちです。日々続く、作業の繰り返しに慣れてしまって、手を抜くことがあるかもしれません。しかし、同じ職業、同じ職場に何年いても、一つ一つの出来事に手を抜くことなく対応していた先輩が私の周りにはいました。一人ひとりの患者様を大切にし、検査・診断・治療の一つ一つに真剣に取り組んでいました。超一流アスリートが、日常のルーティンを大切にしているようなものだと思います。慣れることなく、手を抜くことなく、毎日を過ごしている人は、自分を向上させることを諦めていないんだろうと思います。こういった、諦めない人に、私は、憧れていますし、尊敬しています。今でも、困難な場面に陥った時など、「尊敬する先輩であればどのように対応するだろうか」と考えるようにしています。

今後に向かって

産婦人科は、女性をみる職業です。現在の日本では、女性は非常に重要な役割を担っています。妊娠出産はもとより、家庭、職場、老後など女性抜きには成り立ちません。女性が輝き、生き生きとすることに、産婦人科医療者の立場として貢献してゆきたいと考えています。妊娠出産は、誰一人として、同じ経過をたどる人はいません。一人ひとりの置かれた状況は違いますし、妊娠経過、出産経過も様々です。その人にあった、妊娠出産について、一緒に考え、手伝ってゆきたいと思っています。また、30代~40代では、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮頸がんなどの婦人科の病気が発症する年代です。病気が見つかったために、非常に制限された生活を強いられる場合もあるますが、できるだけ負担の少ない方法を提供してゆきたいと考えます。治すだけの医療から、生活レベルを下げることなく治す、また、機能が低下することなく治すことが必要となります。更に、特に女性にとっては、容姿・美容の維持を図りつつ治すことが大切になってきます。今後、機能温存治療、低侵襲治療を積極的に行ってゆきたいと考えています。

若者へのメッセージ

産婦人科医ですから、若い女性へのメッセージとします。女性は、男性とは違い、若い頃から身体の不調が起こることが多くあります。生理不順や生理痛などは、10代から始まります。ちょっとした生理不順や生理痛の中にも、病気が隠れていることがありますし、将来、病気へと進んでしまうこともあります。また、子宮頸がんは、20代から発症する癌です。残念ながら、日本は子宮頸がん検診の受診率が低いため、世界的にも子宮頸がんになる人が多い国です。若いうちから、気軽に産婦人科に通ってほしいと思います。身体のチェックやメインテナンスとして、産婦人科を利用してほしいのです。もしも、病気がみつかったとしても、その病気をよく理解し、納得のいく治療を受けることで、その後の美容と健康を取り戻している方がたくさんいらっしゃいます。そのためにも、気軽に通って、相談できる産婦人科をみつけてください。

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お気に入り

ボールペン

広島で産婦人科医療を開始する時に、研修医時代から長年お世話になった先生より頂きました。とても書きやすく気に入っています。診療で使用していますが、先生のことを思い出し身が引き締まります。

腕時計

大学医局退局時に、当時の産婦人科教授から頂きました。診療時は常に身につけています。