奈良県心身障害者リハビリテーションセンター(現奈良県総合リハビリテーションセンター)で長年療育に携わった後、いくつかの事業所で療育や立ち上げに関わったのちに自ら令和3年8月に合同会社MARUOを立ち上げ同年11月に「奈良こども療育学園びりーぶ」を開園して現在に至る。
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私の2つ上に障害を持っている兄がいます。多様化が認められない世の中で、その兄を育てる母の背中や流した涙を見るのが、物心ついたときから辛いと思っていました。その為、障害を持っている子ども達や、母と同じ思いをされている親御様、一人で抱え込んでいる親御様に、私たちがついていますよ、と少しでも役に立ちたいと思った強い思いがきっかけです。
こどもたちは、十人十色みんな素晴らしいものをもって産まれてきています。こどもたちのそれぞれの輝きを見つけていきたい、すべてのこどもたちの未来を信じていきたい、という想いから「びりーぶ」と名付けました。そのキラキラした宝物を大切に発揮していけるように全力でサポートしていきたいです。
前職でみさせていただいていた こどもたちの保護者さんが「丸尾先生が行くところについていく!」と言って下さいました。開園したら本当に28名がついて来て下さいました。その時に、この親御さんたちの決断があとで正しかったと言ってもらえるように全力でがんばろう、と大きな覚悟をしました。
私の好きな言葉で「今日も元気 明日も元気」という言葉があります。その言葉の通り、雨がふっても風が吹いてもどんな荒波にも動じず、今日も元気!明日も元気!を貫いていける人だと思います。スタッフも皆明るく元気な人ばかりなので、こどもたちにそういった姿を見せて、あんな元気な大人になりたい!と思っていただけると嬉しいです。
来年度の4月から相談支援、保育所等訪問支援のサービスを展開しようと考えております。その後こどもたちが楽しんでくれるようなイベント会社を設立しようと考えています。子供たちからお年寄りの方までみんなが幸せでみんなが明るくて元気でいれるような、地域に根付いた会社を目指しています。ますます子供たちが楽しく笑いながら療育に励み、未来を信じ進んで行けるお手伝いを全力でしていくだけです。
少子化が進み子どもたちを取り巻く社会も大きく変わっていく中、人間臭いかもしれませんが愛と勇気をもって子供に携われる仕事は、私たちの未来も変えてくれるほど素晴らしい仕事です。愛と勇気が持てる仕事を選んでください。
小さいときから大好きで、いつもかわいく優しい顔をしているキティちゃんに囲まれていると幸せな気持ちになります。
開設時に奈良県立東養護学校の男の子(当時2年生)が描いてプレゼントしてくれました。自信満々の表情でドンと立って、「覚悟しろよ」と言っているかのように見える猫が描かれたTシャツです。