1977年、東京大学農学部卒業、1982年東京大学大学院農学研究科修了(農学博士)、1983年博士研究員(東京大学応用微生物研究所およびイリノイ大学遺伝発生学科)、1985年富山大学教養部講師、1986年富山大学教養部助教授、1991年東京大学農学部助教授、1997年東京大学農学部教授、2003年東京大学生物生産研究センター教授、2016年東京大学名誉教授、2016年株式会社ニュートリサポート創業、代表取締役。
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2016年、東京大学教授を定年退職しレストランを開業したところ、ほとんどの人が様々な病気に悩まされていることを知り、これらの病気をどうして治し、予防できるのか研究を開始しました。数年間検討した結果、大腸の腸内フローラを改善すれば、体調が良くなる方が多いということを発見しました。その後、体内に侵入した微生物のコントロール法を研究し、水虫、歯周病、さまざまなウイルス感染症が良くなるような技術を開発しました。これらの技術開発が現在の仕事になりました。
人は、ちょっとした知識を身につけることができれば、自らの病気を予防したり、治したりする能力をもっていると考えます。このちょっとした知識を世界中に浸透させたいと思っています。少し詳しくお話すると、人間は体の外から侵入する微生物であるウイルス、細菌、菌類(カビ)が起こす病気で殺されることが多いです。私は侵入したこれらの微生物を殺したり、無害化したりする力を人間自身が保有していることを発見しました。ところが、調べてみると、普段の食生活にて摂取している食べ物によって、その力が弱くなったり、強くなったりすることが分かりました。普段の食生活を少し意識をするだけで、病気に負けない体を作ることができます。
2016年㈱ニュートリサポートを起業し、数年後に資金が底をついた時、必死に考え、勉強し、現在の会社のベースを創りました。危機的状況におかれ覚悟を決めたことでさまざまな技術が創られました。ビジネスにおいて、決断をする時には、必死で考えるという覚悟の瞬間が重要であることを知りました。
人類の歴史に沿って、どのような未来を創ったらよいか、必死で考える人でありたいと思います。日常生活では、人の批判はしない、どんなことがあっても不平を言わない、物欲、金銭欲、名誉欲などの不必要な欲望を持たない人でいたいと思います。
事業の海外展開を図り、さらに多くの方の感謝の言葉をもらえるように挑戦をし続けたいと考えています。また、少しでも多くの方に知識を身につけてもらい、病気やウイルスを恐れることなく、安心して健康に日々を送れる世界にしていきたいです。
世の中にはさまざまな分野で、革命を起こすような「大発見」が無数に存在します。これを発見するには、固定観念を捨てて物事を見る目を持たなければなりません。勇気をもって一歩踏み出し、「奇人」「変人」になってください。
私は料理を作るのが好きです。このことが、食と健康の関係を研究するきっかけとなりました。記念すべきレシピ本です。
長年愛用している圧力鍋です。健康維持のため、基本的には自炊をするようにしています。日頃の食事で摂取している食べ物が健康に直結するため、栄養面は常に意識をしています。