昭和54年3月慶應義塾大学法学部政治学科卒業後、システム開発会社に従事する。その後様々な企業で従事し、平成3年7月株式会社ユートピア企画を設立し、同社代表取締役に就任する。情報システム化へのコンサルティング業務、特にパッケージソフトの商品企画と開発支援業務を展開する。多岐にわたる企業を支援する傍ら、令和4年から農業の6次産業化のプラットフォームを支える実務統合型IOTネットワークシステムの開発へ舵を切る。
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今の時代、特に日本は完全に行き詰まっていて、経済は停滞しています。経済を動かすポンプ役の銀行は全く機能していません。日本のGDPの80%以上が官需と言われている社会主義的経済の利権で固定化されています。残りの部分の新しい創造をあきらめて、既得権を守ろうとする大企業が占めています。これで経済成長を期待することは不可能です。私達が取り組もうとしている農業の分野でも、農協と大手の流通企業のサプライチェーンという巨大な社会主義的流通システムが支配しています。その隙間の中に、道の駅とか直売場のような地産地消の経済が始まろうとしています。それを育てていきたいというのが、私達の取り組みのきっかけです。
このままいくと、世界の経済も日本の経済も大きなリセッションを迎えます。それは、新しい自由の未来が始まることを意味します。未来は巨大化して硬直して機能不全になったものが崩壊してできた空洞を埋める新しく自由なものが生まれてくることでもあります。私達はそれは、これまでの文明を支配していた「今だけ、金だけ、自分だけ」というような価値観ではなく、「明るく、自由で、生かし合って成長していく」という理念がけん引していくべきであると確信しています。そのために、先進的であり、自由であり、強くありたいと思っています。
私のこれまでの人生は初めに到底達成不可能な目標を持つこと、諦めずやりきることを信条として生きることを考えていました。そして、その時々に与えられた仕事を無我夢中でこなしていました。日本で初めてのITのソフトウエアの輸入商社で世界中のソフトベンダーと交渉すること、日本にDOAのコンセプトを啓蒙する、日本を代表する家電メーカのグローバルサプライチェーンのシステムの構築、オリジナルの日本標準の物流システムの構築金融の分散投資の最適化シミュレーションシステムの構築、自然乱数による予測困難性を根拠としたオリジナルのダイナミック・ホワイトリスト認証、それをベースとした独自のワンタイムパス暗号通信システムの開発等、気が付いたら膨大な技術と経験の引き出しができていました。そして、それらがこれから来る未来の経済を創る技術の基礎として生かせることが解り、仕上げの人生がこれから始まるという確信が持てました。
目立たなくても、影の立役者でも構わない、自分にしかできないことを自覚してやりきる人生がかっこいいと思います。私は、人間は永遠の時間の中で、その時、その地域、価値観という二度と経験できない時代の中で役柄を演じ経験を積んでいくという旅人だと思っています。一度限りの人生という人がいますが、私は全く違います。永遠の時間の中で今という物語の場面は二度と来ないと思えるから、限りなくどこまでも努力して成長しようとできるのだと思っています。理想の人間像は、透明で風のごとく自分の役柄を坦々と演じ切っていると思えるような人です。小成しないように、できることを坦々とする。凡事徹底と心掛けていきたいと思っています。
今農業の6次産業化のプラットフォームを構築しています。私の見ている6次産業化は、全ての経済は、自然の摂理と自己相似形となしていると思っています。循環のシステムと観れば、経済を1次とか2次とか3次とか見ることはどうでもいいと思います。私には、経済は、物の縁起と価値の縁起、理念の縁起で見ることができると思っています。縁起は、因縁課報と連鎖してきます。この事象をデジタイズした2次元的に捨象したものがシステムだと見えます。つまり、経済活動で生じる事象は全て、この見方で捉えることができます。私は未来の経済をまず、資産地消の地域の経済、国内の地域間を跨る経済、世界の地域を跨る経済、そして地域間の通貨とか商習慣の違いによるリスク調整という見方で解いていけると考えています。いけるところまで行ってみたいと思います。
最初に到底一回の人生では到達できないような目標とそれにチャレンジしようとする志を持ってほしいと思います。今私達は野菜の生産をしていますが、生き物ですから、当然自然の摂理の中で、目的と使命を持って生きています。生産者の想いを感じ取って元気にも、病気にもなります。このように自然と共生しながら、あらゆるものが活かしあっていくことで経済も回っていきます。皆さんは歴史をどのように学んだか分かりませんが、日本は実は数万年の歴史があり、この国土の中で展開してきました。歴史の射程を長くとらえればとらえるほど、普遍的な価値観がその時間を支えていたことが解ります。また、文化を育んできた知恵も蓄積されています。日本は世界にもまれな、長い歴史としなやかな文化があるということ、蓄積された知恵、奥深い多様で繊細な言葉がいっぱいあります。それらを発見して、さらに価値を付加して世界に伝えていってほしいと思います。
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