私のカクゴ

エマージングジャパン 社長 前島千秋
まえじまちあき

前島千秋

茨城県生まれO型
職業:エマージングジャパン 社長
趣味:旅行、街歩き、読書、ゴルフ、ギター
座右の銘:成功の反対は失敗ではなく、挑戦しないことである

大学卒業後、日立製作所に入社し、海外営業や情報システム営業に携わった後、3年間、米国法人で部門長を経験。帰国後、MBAを取得し、外資系企業(日本国内)に転職。2024年に独立しエマージングジャパン合同会社を設立。

オフィシャルサイト

来歴

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なぜ今の仕事に?

世界有数の対話型AIやインテリジェントな自動化に強みを持つAmelia社(本社:米国)の日本法人代表を2023年まで務めておりましたが、米国本社経営陣の入れ替えを機に日本法人が解散されることになってしまいました。日本の労働生産性は世界の主要国の中で最低レベルで、対話型AIや自動化による生産性向上や働き方改革を深化させる潜在需要は大きいと考えているのですが、保守的な企業文化を持つ日本で普及させるには時間がかかります。また、日本と海外との間には言葉の壁だけでなくビジネス文化や品質に対する考え方に大きな違いがありますので、そのギャップを埋めながら賢い自動化を日本で広く着実に普及させる主体が必須と考えるようになり、元同僚と協力してエマージングジャパン合同会社を設立しました。

現在の仕事への想い

長年サラリーマンをやってきて管理職に就いたことはありましたが、会社の経営をするのは今回が初めてです。何事も自分の判断や責任で決められるのはよい点ですが、その結果や失敗の責任は全て自分が負わなければならず、大変厳しい立場だと実感しています。例えば、サラリーマンの頃は毎月、自分の銀行口座に給料が振り込まれるのが当たり前だったのですが、会社を設立してしばらくの間、今月は本当に社員の給料を支払えるのか、資金繰りはどうするのか毎回頭を悩ませていて、毎月給料日が来るのが大変苦痛でした。一方、まだ設立して間もない会社ですので、今後のやり方によっては成長、発展させていく余地があり、厳しいながらも将来の夢を持って楽しく取り組んでいます。

あなたにとって覚悟とは

昨年、Amelia社の米国本社と日本でのビジネス展開について何カ月も交渉したのですが、黒字を出している日本法人の解散を言い渡された時、頭が真っ白になりました。その時の私の最優先事項は、どうしたら既存のお客様をしっかり守り価値を提供し続けられるか、日本のビジネスへの悪影響をどのように最小限に抑えるかという点でした。いろいろ悩んだ末、日本と海外のビジネス文化のギャップを踏まえ、今の会社を設立する決断をしました。もちろん新会社設立に伴うさまざまなリスクや困難な点が多くありましたが、それらを上回るメリットやビジネスチャンスを見て前に進みました。高杉晋作が「人間、窮地に陥るのはよい。意外な方角に活路が見いだせるからだ。」と言ったそうですが、そんな状況だったかと思います。大学卒業時の就職に失敗した時にもいろいろ悩みましたが、試行錯誤しながら活路を見いだせたと思います。

カッコイイ大人とは?

まず、仕事も遊びも何事も自分のスタイルで楽しんでやっている方々はかっこいいです。また、何か難しい状況になった時、いろいろな反対があってもリスクをとって覚悟を固め、自分の責任で前に進んでいく方々はもっとかっこいいです。

今後の展望

新会社を設立してまだ間もないので当面の間はAmelia社の製品、サービスを活用して日本企業様にインテリジェントな自動化を普及させ、労働生産性の向上や働き方改革のさらなる深化に貢献していきたいと考えています。日本人の給料がなかなか上がらない大きな理由の1つには労働生産性の低さがあるので、これはとても大事なことだと思います。また、これらを普及させることを通じて、日本人や日本の組織にありがちな、横並び体質や保守的な考え方によい影響と変化をもたらしていきたいです。その間に準備を進め、2~4年後には複数の製品を組み合わせて対象市場や範囲を広げ、少子高齢化や労働人口の減少など社会問題へのソリューションも開発、提供していきたいと考えています。

若者へのメッセージ

自分の強みを活かして得意なこと、興味のあることに集中していけば楽しく仕事ができるので、困難を困難とも感じなくなり、長続きし、成果を上げられるようになると思います。ただ若い頃は自分の強みや興味あることがまだよくわからないという方も多いかと思いますので、まず何でもチャレンジや行動をしてみるのがよいと思います。例えば、海外で仕事をしたり他業界で仕事をするなどの機会は是非活かしたほうがよいです。「何でもまずは始めてみる。最初の小さな丘に登れば、そこから次の景色が見えてくるだろう。」ということです。私も海外ビジネスに目覚めたのは30歳前後でした。但し、始めたらすぐには方向転換をせず、何かをつかむまではやり続けることも大事ですね。

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