私のカクゴ

DomoLens 経営者 梅津円
うめつまどか

梅津円

埼玉県生まれO型
職業:DomoLens 経営者
趣味:テニスと卓球
座右の銘:自分の選択を正解にする

学生の頃に3社のVR企業で開発の経験を積み、立教大学中退。新卒で社員3人のVR企業で1年間経験を積み、接客のVRなどいくつかのトレーニングVRコンテンツの開発に従事。そのVR開発の経験をもとに株式会社DomoLensを設立。その後、東京都やNEDO、朝日新聞、デジタルガレージなどが主催するビジネスコンテストで、数多くの賞を受賞。クラウドファンディングでも目標金額の100万をたった1日で達成し、最終的には目標金額の2倍以上の242万の資金を集める。吃音の権威として有名な九州大学病院の菊池先生ともVRの共同開発を開始し、これから吃音の治療法としてのVRを確立すべく様々な領域で活躍中。

オフィシャルサイト

来歴

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なぜ今の仕事に?

今の仕事をするようになったのは、接客の仕事を通じて、自分が長年苦しんでいた吃音症を改善することができたからです。その中で、VRが吃音の改善に効果があるという海外の論文に出会い、本当にVRで吃音の治療法を実現できるかもしれない、それによって、自分と同じように吃音で悩み、苦しむ人がいない社会を本気で実現できる、そう確信したからです。

現在の仕事への想い

一番こだわっているのは、人の痛みや苦しみを理解する、その人の気持ちに寄り添うことです。自分自身は吃音を改善して、今では全く吃音で悩むことは無くなりましたが、自分の経験や考えだけが正解だと、考えを押し付けることをしないように意識してます。自分にとって、吃音の改善、吃音との向き合い方は、自分の生き方を決めることにも近いと感じてます。だからこそ、どうやって吃音を改善するのか、その方法を自分で決めることが大事だと思うので、こうすれば絶対に治る!などの価値観の押し付けにならないようにしています。その人が吃音とどう向き合いたいのか、どんな人生にしたいのか、その人の想いや考えを一番に尊重し、その上で、価値観を押し付けるのではなく、選択肢を提供する。相手の考えや想いを一番に尊重し、一緒に考え、悩みたい。徹底的にその人の想いや考えに寄り添うこと、それを一番に考えています。

あなたにとって覚悟とは

自分にとって覚悟とは、人生をかけて、何がなんでもやり遂げると決めることです。自分で絶対にやる、何がなんでも、全てを捨ててでもやり切ると決めることです。最も覚悟したことは、クラウドファンディングで資金を集め、九州大学の先生とVRを共同開発したことです。これをやるというのは覚悟が必要でした。覚悟を決めた事で得られたものは沢山あります。正直、何度も色んな人にクラウドファンディングをやった方がいいと言われましたが、覚悟を決めきれませんでした。覚悟した結果、多くの人にVRを使ってもらい価値を確信し、186名の方が、自分の想いに共感してくれたこと、自分のVRの可能性や価値を信じて応援してくれる人がこんなにいると実感しました。本当に自分のVRは必要とされているのか、誰も応援してくれていないんじゃないか、そんな不安と孤独を感じていました。でも、期待している、応援している、このプロジェクトにワクワクします!などコメントも頂けて、本当に嬉しかったです。

カッコイイ大人とは?

自分にとって、カッコいい大人は、信念がある人です。誰になんと言われても、自分の信念を曲げずに、自分の選択を正解にするために全力で生きている人です。他人の意見や考えにとらわれず、自分の中で理想が明確にあり、実現したい世界があり、そのために全力で生きている人はカッコいい大人だなと思います。他人の意見や考え、周りの反応とかを考えると、こうすべきだ、こう生きるべきだという考えに陥りやすいなと思っています。そうではなく、本当はどうしたいのか?自分の心の声、誰にも賛成されなくても、99%の人に否定されたり、無理だと言われても、リスクもデメリットも多いよ、そう言われたとしても、それでもやりたい、何がなんでもこれは俺がやるんだ、そう思えることを見つけるというのはすごい大事だなと思います。自分が尊敬する、カッコイイ大人と思う人はそういう人が多いです。

今後の展望

吃音の改善に有効な治療法である認知行動療法(CBT)を基盤としたVRシステムを開発し、日本に限らず、世界中で吃音で苦しむ7600万人のために、CBTベースのVRを特化したシステムを開発し、全世界の吃音の治療を行う病院で使われるようなプロダクトを目指します。既存の吃音治療の問題点も解決し、吃音改善は楽しく手軽で、即効性があるプログラムを開発したいです。認知行動療法ベースのVRプログラムを開発することで、ゲームをしているうちに吃音の改善ができるという新しい吃音治療のプラットフォームを実現できると考えています。また、エビデンスベースで開発したVRプログラムを通じて、世界中の人々に効果的な吃音改善の選択肢を広めることで、吃音がある人が世界一幸せに生きられる会社を創り、誰も吃音という障害で自分の夢や可能性を諦めなくていい社会を実現したいです。

若者へのメッセージ

一番は自分のやりたいという気持ち、ワクワクするという気持ちを大切にして欲しいです。SNSの普及により、周りと比べることが多くなり、本当に自分がしたいこと、ワクワクすることではなく、周りからすごいと言われる、いいねがもらえること、承認をしてもらうためにこれをすべきだ、こうすべきだという考えにとらわれやすいなと感じています。だから、日々の生活の中での自分の感情、ワクワクするという気持ち、自分はこんなことがしたい、やりたい、そういう感情を見落とさないで欲しいです。自分のワクワクするという気持ち、やりたい、挑戦してみたいという気持ち、それを大事に、周りの否定的な意見や考えに振り回されず、自分を貫ける、そんな人が増えたら、自分らしく生きられる人が増えるなと思いますし、そんな未来を自分もつくっていきたいです。

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お気に入り

MacBook Pro

VR開発にはある程度、スペックが必要なのでMacbookProを使ってます。VR開発ができるスペックで、かつ、手軽に持ち運べるものってなかなか無いので頻繁に使っています。

ワイヤレスイヤホン

音楽が無いと仕事に集中できないので、割と重宝してます。小さいですし、ワイヤレスなので、使いやすいです。