広陵高校、神戸国際大学を経て、建設機材のレンタルが主な事業の株式会社リョーキに入社。約5年間現場の第一線で従事する。退職後は、元々弟がトラックを2台所有していたこともあり、そこに合流し、運送業界に足を踏み入れる。2016年にエムズ・クリエイティブ株式会社を設立。
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中学生の頃に広島へ行く決意をし、広陵高校で野球に打ち込んでおりました。その中で、厳しさだけでなく人間関係や社会で生きていく上での考え方、生き様といった大切なことを学ばせていただきました。その後、広島本社の建設機材のレンタル会社に就職し、約5年間第一線で現場を経験させていただきました。そして、元々弟がトラックを2台所有しており、そこに弟のもとで働いていた人材を一人引き抜くかたちで、私も会社を辞めて合流しました。最初は、3人でトラック3台という規模でスタートいたしましたが、少しずつ仲間が増えていき、現在ではドライバーが16名、保有トラックも20台にまで成長いたしました。
物流という仕事を通じて、単なる業務の指導だけではなく、社会人としてのモラルや、人としての在り方といった「人間教育」のような部分も大切にしたいと考えています。弊社に入ってきたメンバーは、まさに家族同様の存在です。時には叱ることもありますし、もちろん褒めることもあります。ただ、その根底には「なんとか前向きに、楽しく仕事に取り組んでほしい」という強い想いがあります。私自身、ビジネスの話だけでなく、プライベートなことも含めて、しっかりと向き合っていきたいと思っています。やはり、みんなと協力して進んでいくほうが、何よりも楽しいと感じていますし、それが会社の成長にもつながっていくと信じています。これからも、一人の“同士”として、社員一人ひとりと一緒にレベルアップしながら、会社の基盤をしっかりと築き、より大きく広げていけたらと考えています。
サラリーマンを退職した当時、まだ自分には家族もおらず、「またどこかで働けばいいか」といった思いも少なからずありました。ただ、自分の性格として「途中で物事を投げ出すことが、自分にとってプラスには働かない」と強く感じていました。ですので、そのタイミングで退職期間が1年半ほどあったのですが、その間は本当にいろいろと覚悟を固めていく時間でした。どうやったら生きていけるのか。何が正解なんだろうか。そんなことを日々頭の中で計算しながら、自分なりに向き合っていました。正直に言えば、その時に抱いた“覚悟”というのは、簡単に言葉で表現できるものではなくて、あえて言うならば「死ぬ覚悟」とそこまで変わらなかったように思います。それくらいの想いで自分の人生を本気で考えていたんだと、今振り返っても感じています。そしてその想いは、今もなお自分の中にしっかりと残り続けています。
真っ先に思い浮かぶのは、高校時代に出会った恩師の存在です。限られた環境の中で、どれだけ努力しても結果が出ないスポーツの厳しさを通じて、「人としての在り方」を教えてくださいました。言葉にせずとも伝わる指導で、あまりにも影響が大きくて「第2の親父」と呼ぶのもおこがましいくらいなのですが、言葉にせずとも通じ合えるような、そんな指導をしてくださった先生でした。私は今でもその先生の姿をモチーフに、「自分らしさをどう貫くか」を常に考えています。信念を持ち、それを貫きながら人を導ける人。それが、私の思う「かっこいい大人」であり、先生がその理想像です。
最初から一緒に頑張ってきた従業員はもちろん、途中から入ってきてくれた仲間たちにも、いずれはグループ会社を任せて、代表取締役になってもらいたいと思っています。本音を言えば、なんとか年収1,000万円を稼がせてあげたいという強い気持ちがあります。ただ、それを実現するためには単に所長になったり、一つの営業所を任されるだけでは不十分で、やはり「人望」や「教養」といった人間的な土台も必要になってきます。そうでなければ、大きなお金に振り回されてしまう可能性もあるからです。だからこそ、日々の業務の中で、ただ技術や知識を教えるだけでなく、人としての成長も含めて一緒に取り組んでいます。将来的には、それぞれが社長として自立し、同志として横に並びながら、グループ全体で事業を進めていけたらと考えています。毎日、そのイメージを描きながら仕事に向き合っています。
私自身の浅い知識かもしれませんが、日本では「上司が嫌だ」「同僚と合わない」といった人間関係を理由に仕事を辞めてしまう方が8割、9割にもなると聞いています。もちろん、仕事をするうえで人との関係に悩むこともあると思います。ですが、だからこそ1日でも長く、自分らしく働き続けられるように、工夫することや周りの人の声に耳を傾けることを大切にしてほしいんです。すぐにうまくいかなくても大丈夫です。焦らず、前向きに、今日を積み重ねていってください。
応援しています。
起業1年目の節目に、専務から贈っていただいたボールペンです。今でも重要な商談や契約の際には必ず持ち歩き、初心を思い出す大切な相棒となっています。
背中がかゆい際に手が届かず、この孫の手がないと非常に困ってしまいます。日常的に使用しており、自宅では欠かせない存在として重宝しております。