美容専門学校ネイルスクールを同時に通い、20歳で美容室へ美容師としての就職を内定を蹴り、ネイルサロンでアルバイト。その後内定をもらっていたサロンへ戻りネイリストとして就職。3年を経て独立開業。
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中学2年の時にネイリストという存在に出会いました。ただ毎日を過ごす中で出会ったネイルだけはとにかく好きで、家でも黙々とネイルチップに絵を描いていた程です。何にも興味がなく進学する気もなかったのですが、ネイルだけはやりたくて「ネイリストになりたい」の声に担任の返事は「とりあえず国家資格が取れる美容専門学校にいったら?」と一言でした。当時は美容師ブームでみんな美容専門学校へ。とりあえず流されるまま美容専門学校へ行きましたが、人生で初めて「私にはネイルしかない!」と初めて思えました。ですが就職は美容室へ。3年が経つ頃美容室を辞めました。それでもお客様は私を必要としてくれてネイリストとして独立開業。自身も40歳を超え、離婚をした女性が世の中でどうしたら輝けるのか。仕事が好きでもキャリアをどうして捨てなくてはいけないのか?そんな時私はハゲました。このハゲに悩み、治したい、同じように悩んでいる女性を救いたい、という一心で「again.」を立ち上げました。
当時は24歳でサロンオーナーは珍しく、たくさんたくさんアンチ的な事を言われたり、男尊女卑にあったりしました。パトロンは誰?結婚は?子供を産んでないの?と言われ、とにかく悔しかったです。私にはパトロンはいません。16歳からコツコツ貯めた自己資金で渋谷の1階の店舗に店を出しました。全部使いました。それでもやりたい事をやりたかったのです。女性として独立し1人で立っていきます。
全財産が無くなってまでやりたかった、没頭したネイル。私の人生の大半を作ってくれました。この世に存在しててもしてなくてもどちらでも良く、どうでも良かった人生でした。どちらかと行ったらいなくなりたい方に近かったです。しかし、ネイリストを辞めるとお客様に話したとき「次どうするの?」「どこ行けばいい?」「ネイルやって欲しい!」などと言っていただけました。初めて自分の存在価値を知れました。私が誰かから頼られるのか、とそれまではネイリスト引退を考えていましたが、いきなり「ネイルサロン出します!」と言ってしまいました。その当時で350万以上貯金がありました。16歳の時に読んだ起業本に「とにかく300万貯めろ!」と書いてあり、この言葉だけを信じて350万は貯めました。
理想は無いです。現実と向き合い目標に向かって走るだけです。たくさんの言語を学び世界中に友達を作り、その言葉で話せるようにしたいです。言葉は魔法みたいな物であり、人の心を開く事が出来ます。カッコいい大人と考えたことが無いです。だからこそ、挑戦し続ける事ができるのだと思います。
今のこの時代に「女性」を強く言うのは非難があるかもしれませんが、変えられない何かがあると思っています。私よりも上の年齢の方は結婚、出産で私をよく判断をしてきました。たくさん泣く日もありました。子供産んでないからね、経営上手く行かないよね、今は少しづつ世の中が変わって口に出してはいけないワードがたくさんありますし、出来ました。私は私みたいな思いをして欲しくないと思っています。私は打たれ強いと言うより内面の感覚が鈍っているかもしれません。波が激しい時もありますが、仕事のスイッチは誰よりも大きいと思います。たくさんの経験からヒントを出してアイディアを出せるようになりました。無駄に傷つく必要はないので、あえて「女性起業家を応援したい」です。
今は辛くて長くて暗いトンネルの中かも知れない。選択が出来ない不便さや生きづらさを感じる時があると思います。生まれた場所。親。環境。そんな選択の出来なかった物に悩む必要もなく、それを足枷にして未来をダメにする事もないです。あと少ししたら君達は自由だから、今の感情を大切にしてください。何故か苦労している人に光は当たり応援されます。人生はイガグリを拾う様に初めはトゲがあります。これは社会に出ても同じです。何かを始める時はトゲがあり、やっとそれを剥いたら今度はかたい皮。硬い皮を剥いたら今度は渋皮、もしくは虫に出会う。それを超えてやっと黄金の実に辿り着くんだけどここからが最終チェック。上手く茹でないと美味しくて甘い栗にはならない。そんなイメージをいつも持っていて欲しいし、1つ乗り越えたらまた1つ皮がある。それでもしっかり丁寧に対応したら甘い実になります。諦めず、一緒に頑張りましょう。
視力はいまだに1.5です。なのでとにかく目を大事にしていて、自転車に乗る時は必ず紫外線帽子とゴミ等防止の為に使うアイテムです。
忙しい時間割の中でとにかく時間は大切にしています。人生の分岐点の時に、「新しい時間を刻んでいきたい」という願いを込めて新調したアイテムになります。