覚悟の瞬間(とき)

ツタワルドボク 代表理事 片山英資
かたやまえいすけ

片山英資

長崎県生まれB型
職業:ツタワルドボク 代表理事
趣味:橋巡り、ゴルフ、登山
座右の銘:ホームランの打ち損じがヒットだ

九州工業大学工学部卒業後、株式会社オリエンタルコンサルタンツ入社、橋梁の計画・設計を経験。福岡北九州高速道路公社に転職、都市高速の企画・計画・設計・現場監督・維持管理を経験。現在、株式会社Splice-Labの代表取締役、株式会社特殊高所技術の執行役員、一般財団法人土木研究センターの主幹研究員、九州産業大学の非常勤講師、福岡スマートドライバー代表など多方面で活躍中。土木技術者で初めてTEDxに登壇するなど、ツタワルドボクやインフラメンテナンス国民会議など土木の意義や魅力を伝える活動を継続。

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来歴

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なぜ今の仕事に?

橋梁の維持管理のあり方を考える委員会で、技術やリソース問題を議論していましたが、全ての根底に市民の理解が得られなければ実現は困難だと理解しました。そこで、産学官、市民など立場を超えて、行動する同志を増やし、継承していきたいと考え、九州橋梁・構造工学研究会(KABSE)の一研究分科会として発足しました。しかし、メンバーはボランティアの集まりであり、本業の合間で実行し続けると疲弊していくと懸念し、一般社団法人として法人化することを決意しました。

現在の仕事への想い

まだ多くの土木技術者自身が、口下手で背中で語るような人材が多いことから、土木技術者自ら伝えていくモチベーションを喚起したいと思っています。そこで、可能な限り我々が企画するイベントは共Doを心掛け、共に挑戦する形を採用し、次なる伝承者(変人と呼ぶ)になってくれる人材にスポットライトを当てることができればと思っています。また、伝えたい市民とはコミュニケーションを大切にしていて、語り合う機会を創出したり、教育関連とのコラボレーションも大切にしています。例えば、中学校のSTEAM教育の前身として5年前から美術と工学が融合した授業をプロデュースしたり、高専でプロと共に体験する授業を企画したりさせてもらっています。これらは、市民はプロを身近に感じて理解を深める機会になるし、技術者は自らの仕事の誇りを自覚する機会になり、互いに好循環となる要素だと考えております。

あなたにとって覚悟とは

安定した都市高速の職員という立場を捨てて、この法人を立ち上げ、自らもどれが本業かはわかりにくいですが、株式会社特殊高所技術の執行役員や、自らが技術者として活躍できる株式会社Splice-Labという会社を設立するなど大きな方針転換を行いました。このとき、たくさんの仲間が私を気遣い、支えてくれたこと、そして今もなお多くの仲間に支えてもらっていることです。それを考えると、最高に挑戦を楽しんでいる姿をお見せすることが恩返しだと思っております。私の覚悟は、悠々と挑戦することで、誰かをハッピーにし、それを自らのハッピーと感じ続けることです。

カッコイイ大人とは?

亡くなった父がよく「忙しいなか集まってくれてありがとう」と言うと、「忙しい」と言うな、せめて「ご多用な中」と言え、忙しいとは心を失うと書くのだ。と言っておりました。私が描くカッコいい人は、いつも心に余裕があり、あらゆることを楽しそうにしている人です。その振る舞いはスマートで、心遣いもさりげなく、嫌みがないです。そんな悲壮感のかけらもなく、挑戦し結果を残していく大人になりたいです。

今後の展望

ツタワルドボクとしては、我々が活動を開始した10年前より、伝えるための花火を上げる活動をする人は増えてきたものの、まだまだ挑戦する変人を増やしたいと思っております。一方で、その成果である実際に伝わるためには、まだまだ地道なコミュニケーションや教育とのコラボレーションが必要だとも考えます。また、伝わっても少子高齢化を背景に、業界の人材不足を画期的に改善できるとも考え難いです。そうすると、DXなど異業種が共にインフラを創り、守るという道や、海外との連携なども現実路線として対象にしていかなければならないと思っております。

若者へのメッセージ

海外に行くと、水道水を飲める国はほとんどなく、電気・通信も安定しないです。日本のあたりまえはレベルが高いです。土木という仕事は、なかなか派手ではないが、人々のあたりまえの暮らしの創出や、命を守るという誇り高きしごとです。縁の下の力持ちという言葉もあるが、当たり前に使うことができる道や、鉄道、空港、港湾、上下水、電力、ガスなど、暮らしにも経済にも欠かせないものを共に創り出し、守っていきましょう。

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