大学を中退し父の経営する会社に就職。そこで、畜産の糞尿処理の技術を習得し、産業廃棄物業を営みました。その後、弟に会社を譲り、単身で大阪へ行き今現在販売しているヒトデの忌避剤の研究及び販売をスタート。ですが、北海道でヒトデの確保が困難になりその会社を休業。ヒトデをインドネシアから輸入する事が出来るようになり、本拠地を地元である福岡に移し2019年に今の株式会社グリーンパワーを設立。現在は、ジャパロニア(早生日本桐)の苗の販売をスタートするとともに、植林事業を始めました。
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北海道へ旅行に行った際、ヒトデがウジ虫の対策で使われていると知り、農業で活用できないか。と研究をスタート。当初は、青虫などの害虫を対象にテストを重ねましたが、なかなか思った効果が出ない状況が続きました。ですが、研究を重ねるうちに、モグラやカラスなどに効果があることがわかり、研究対象を害獣に変更。特に効果のあった、カラス、イノシシ、モグラ、ネズミを寄せつけず、安全に農作物を育てることができる商品として、販売を開始しました。現在では農家さんはもちろん、線路や道路、土地等の害獣対策として、多くの業界からお喜びの声をいただいております。
現在、事業として2つしてます。1つは、ヒトデを使った忌避剤の販売です。少しでも多くの農家さんの被害を軽減してもらいたい一心で、日々研究して新しい商品開発に全力で取り組んでいます。もう1つは、植林事業です。これは、自治体と連携して遊休地(耕作放棄地)に植林してカーボンニュートラルに少しでも貢献したいと考えています。
自分にとっての覚悟とは、諦めないで続けることです。ヒトデ事業を始めてから、幾度となく挫折しそうな場面はありました。でも、いつか花は咲くという気持ちで十数年頑張ってきました。大きな場面では北海道でヒトデが取れなくなったこと。インドネシアから輸入を始めるとコロナ感染症ウイルスの流行によりパンデミックになり、商品が入ってこなくなった時など特に負ける訳にはいかないと覚悟を決めました。
愚痴を言ったり、威張ったりしない大人です。よく目にするのは、お酒が入ると威張ったり、愚痴を言ったりする人がいますが、いい大人がカッコ悪いと思います。ですので、自分はその逆の性格の人はカッコイイと思いますね。後、陰でも精一杯努力して有言実行する人です。
2050年のカーボンニュートラルに向けて、少しでもカーボンネガティブということで植林を通して、CO2を減らすことに取り組みたいです。特に弊社ではジャパロニアという早生桐の苗の販売数と自社での植林本数を国内で年間10万本を目標に頑張ってます。また、海外でも植林事業を展開していきたいと考えています。
若者へ送るほど、自分は出来てませんが、最近の日本の若者は、外国の留学生を含め就労ビザで来ている人たちと比べてやる気を感じることが少ないです。将来のビジョンを持ってない若い日本人が多い気がします。ですので、好きなもの(趣味)を見つけ、そこにがむしゃらに向かっていき仕事に繋げて欲しいです。
このヒトデは、初めてヒトデのビジネスをする時に乾燥した最初のヒトデです。このヒトデを見ると、初心に戻れる1番の品です。
これは、沖縄に天然石を仕入れに行った時に一目惚れした石です。勝負の時には、いつも身に付けています。