私のカクゴ

建築家 庄司圭介
しょうじけいすけ

庄司圭介

兵庫県生まれO型
職業:建築家
趣味:サーフィン、カイトサーフィン
座右の銘:楽しそうな事はまずやってみる

京都工芸繊維大学工芸学部卒業。
ゼネコン設計部、アトリエ系設計事務所勤務を経て2001年庄司圭介アトリエ開設。
2011年に新たに株式会社ファニチャーハウス設立し企画設計から施工まで一貫したものづくりを可能にする。

オフィシャルサイト

来歴

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なぜ今の仕事に?

幼少の頃から絵を書くのが好きで鉛筆を離さなかったと両親から聞きました。その後小中高と絵画や図工、美術を得意としていましたがその時点では職業と全く結びついていませんでした。大学受験で初めて建築なら何かできるのではと思いその道を選びましたが一筋縄では無かったように思います。大学ではとにかく遊んでいました。製図関係だけ真剣に取り組みましたがその他は全くといった感じです。就職段階でも設計ができるならどこでもいいと思っていたのが大間違いでした。建築の設計といっても幅が広くデザインを追求できる仕事は極一部である事に気づきました。5年程たって諦めかけていた時、アトリエ系の設計事務所と一緒に仕事させてもらうきっかけから、自分の本当にしたかった事を思い出させてもらいました。デザインを一から学び直しここで5年修行する事にしました。しかし、大きなプロジェクトになればなる程、肝心な『使い手』との距離感ができていきます。クライアントと信頼関係のもと自分を表現する為には独立しかないと思いました。

現在の仕事への想い

独立直後から『直感で行動する』『依頼されたら断わらない』『仕事と思わず楽しむ』をモットーにやってます。廻り道したように思いますがやっと手に入れた自由にデザインできる環境です。最初は思ったような依頼は来るはずも無かったのですがどんな事でも楽しんで取り組むようにしました。そのおかげで、色んな経験をすることができ、デザインで人に感動を与える喜びを実感しています。いいデザインとはただ『美しい事』だけで無く『機能的である事』『素材感×コスト』を11バランスよく調和させる事なのです。アトリエの拠点は地元加古川にこだわっています。なんでそんな田舎で?とよく言われますがデザインの仕事には場所は関係ないと思います。その思いのとおり今現在、ハワイで2つのプロジェクトが進行中です。スリランカでもリゾートホテルの設計の為に何度も現地に足を運んでいます。

あなたにとって覚悟とは

34歳で独立開業したときです。当時、務めていた事務所では大きなプロジェクトも担当し若手スタッフも束ねる様になっていました。プライベートでは2人目の子供も生まれたばかりでまさに順風満帆でした。加古川から大阪まで2時間の通勤時間も建築雑誌や技術的な本を読んだりして学生時代の不勉強を取り戻す日々でした。それなりに満足してる自分がいたのですが、やはり人の下で働くとすべてを自分で決める事ができないストレスが大きくなっていきます。デザイン性の事、クライアントとの関わり方、プレゼンテーションの内容とか色々あります。決定的な事はもっと身近な存在の建築家になりたと思った事です。今考えると景気が良くない時期によく覚悟したと思いますが、どこから来るのかわからない自信に満ち溢れていました。独立後、手掛かりが住宅コンペで勝つ事しかなかったので今まで以上にがんばりました。1年以上無収入の時期がありましたがコンペでの実積と共に徐々に仕事が増えて作品が作品を生むようになっていきました。

カッコイイ大人とは?

常に前を向いている人。責任をとれる人。私自身が以前、50歳で仕事を辞めようとしていた事がありました。その時点では、ピークが50歳くらいで終わるのではないかと決めつけていたのかもしれません、ただ事業を広げていくと、海外での仕事の依頼が来て建築家として更に面白い景色を見る事が出来たり昔から好きであった南国の仕事も手掛ける事が出来たのもチャレンジをし続けた結果だと思うので、いつの時代もチャレンジをしている人はカッコイイです。

今後の展望

20代、30代は仕事の基礎を築く時間、40代は熟成の時間、50代は熟成を経て新しい景色を更新していく時間と考えています。(60代は???)未経験の場所で習慣も法律も違うとか刺激的です。これからもデザインを追求し続けて刺激を求めていこうと思います。また、数年前から設計事務所の新しい形を模索しています。設計事務所は依頼があって初めて仕事になる受身な仕事です。それなら別会社ファニチャーハウスを作って施主になってみようと思いました。家具のような建築をつくる為です。まず保有目的で1棟小さなマンションをアトリエの設計でつくってみましたがこれが好評で投資家の目に留まりお譲りしました。今では10プロジェクト以上かかえるようになりましたが自由にデザインしたものを(家具のように)買ってもらうという新しい形ができたように思います。インバウンド需要を見据えて小さなホテルにも取り組み始めたところです。

日本を背負う若者へメッセージ

自分のしたい事、どうなりたいかを明確にしそれに向かって努力して欲しいです。これからは5Gの浸透や新しい技術の進歩により、世の中は大きく様変わりしていくでしょう。その環境の中で従来通りの思考では面白くないと思います。自分にしかできない事を探して下さい。失敗と成功を何度も繰り返しそれを楽しむ事ができたらまた1つ強い人間になっていると思います。

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