私のカクゴ

社会福祉法人聖ヨハネ学園 理事長 田尻忠邦
たじりただくに

田尻忠邦

大阪府生まれA型
職業:社会福祉法人聖ヨハネ学園 理事長
趣味:家庭菜園、映画、音楽鑑賞
座右の銘:どんなことにも感謝しなさい

私立桃山学院高校3年次にアメリカ、メリーランド州のミッションスクールに1年間留学。立教大学法学部卒業。大阪YMCA国際専門学校の英語教師を経て、成人英会話学校ディレクター、インターナショナルスクールの教務課長、指定管理施設の副館長に就任後、3年間日本YMCA同盟に出向し、全国のYMCAの連絡調整、各種研修を担当する。帰任後グローバル事業推進室室長に就任し、国際青年会議の企画運営、海外パートナーYMCAとの国際会議を企画運営、アメリカ、カナダ、オーストラリア、台湾、韓国、香港、シンガポール、マレーシア、スリランカ、ミャンマーなど海外出張多数。2021年3月末に大阪YMCAを退職し、6月より現職。

オフィシャルサイト

来歴

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なぜ今の仕事に?

聖ヨハネ学園を支援する大阪聖ヨハネ教会の信徒であることから、学園の評議員、理事となり、理事会に出席する中で法人が抱える課題が見えてきました。理事に就任して間もない時期に法人の機関誌に寄稿する機会を与えられ、地域に開かれた施設、世代を超えたボランティアが集う施設を目指すべきだと提案をしました。周りの推薦もあり、自分が提案したことを実現すべく事理事長の大役を引き受けました。

現在の仕事への想い

失敗を恐れず、常に最善を尽くし、人の話は傾聴し、自分の意見を押し付けないようにしています。意見が対立した場合には、時間をかけて話し合い、折衷案を見出し、一歩先を見据えた仕事をすることを大切にしています。現在の立ち位置から全体を俯瞰するようにする、中間管理職には、現在の職位に満足することなく、上昇志向を促しています。昇進するためには、今の自分に足りないものは何かの自己分析をし、それを克服すための方策とロードマップを作製することを勧めています。施設長には、新規事業を開発し、自らは新たな施設の施設長となり、いつでも後任に任せられるように人財育成に注力するよう伝えています。

あなたにとって覚悟とは

前職のプログラムで幼児がプールで溺れ、呼吸停止の水難事故が発生した際、結果として現場の責任者として全責任を負う事になりました。組織の制度上の瑕疵もあったし、事故のヒヤリハットを感じて、上位職に改善策の提案もしていたが、その事には触れず、警察の事情聴取に応じました。救急搬送された幼児は、幸い脳障害も感染症もなく一日で退院したが、もし、幼児に何らかの障害があったり、保護者が訴訟を起こしたりしていたら、辞職の覚悟はできていました。危険回避、事故防止は、兆候を察知したなら何が何でも改善策を講じるべきである事を学びました。

カッコイイ大人とは?

次代を担う若者に迎合することなく、押し付けすることもなく、自分が得た人生訓を伝え、共有できる大人になりたいと思っています。若者がステップアップできる機会を提供し、時には小言も言うけれど、頑固ジジイと言われながらも若者から話に耳を傾けてもらえる大人は、カッコイイと思います。そのためには、どれだけ年齢が下であっても一つの人格を持つ人間であるとの認識を持ち、上から目線の話し方をせず、何事にも好奇心を持って、自らの感性を磨くことが必要だと思っています。

今後の展望

当法人においては、次期管理職に相応しい人財が育ってきているが、彼らに任せるポジションが不足していると思います。事業規模の拡大や新規事業をすることによって、それらの人財を配置できるようにしたいです。各施設に対する帰属意識は高いが、法人としての一体感が薄いので、施設間の職員の異動がよりを流動化し、世代を超えた多くのボランティアが出入りし、いつも活気のある明るい社会福祉法人を目指したいです。

若者へのメッセージ

若者には、パッケージツアーではない、バックパッカーのような現地と人々と触れ合える海外旅行をしてもらいたいと思います。できれば、アフリカやアジアの発展途上国を訪問し、客観的に日本を見直してほしいです。異文化に接することで、自文化の長所、短所を再認識できるし、何らかのカルチャーショックを得ることで、愛国心の芽生えがあるかもしれないし、アイデンティティ・クライシスを経験するかもしれない。とにかく、異文化体験することで自らの人生が豊かになると思います。

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指揮者 西本智実

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フリープロデューサー 木村政雄

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北京五輪・女子バドミントン日本代表 小椋久美子

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お気に入り

かばん

日本YMCA同盟出向を終えて2016年3月帰任した際に妻が、プレゼントしてくれました。

大判手帳

海外出張で訪問先のビクトリアYMCA(オーストラリア、メルボルン)でもらったものです。