青山学院大学経営学部卒業。新卒で住宅建材の専門商社に入社するも半年で退社。その後司法書士を目指して司法書士事務所に転職し、1999年に合格。2001年に司法書士として登録し、2002年に独立。また、2012年に相続診断士、2019年に民事信託士資格を取得。役職としては、神奈川県司法書士会や所属支部において広報部長、理事、支部長などを歴任。著書（共著）は、「不動産の活用法プロがきちんと教えます」（あさ出版）、「相続」の上手な対処法（プログレス）など。
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私が就職活動を始めた1995年（大学3年の2月頃）は就職氷河期の真っただ中で、大手企業からエントリーシートの返事が来ないこともしばしばありました。そのような状況から、大手企業に入社できてもその後どうなるかわからないなと思い、中小企業に入社してトップを目指そうと思い、早々に内定をいただいた住宅建材の専門商社に入社することを決めて、大手企業の就職活動を止めました。しかし、入社後すぐに同僚や先輩から「会社が抱えている問題や収入面での限界」などを聞かされるにつれ、真剣に別の道を進もうと考えるようになり、最終的には司法書士を目指すため、入社して半年足らずで退社することとなりました。その後は司法書士事務所に勤めながら試験勉強に励み、3年弱で合格することができ、司法書士としての第一歩を踏み出すことができました。
まずは司法書士である前に、人として誠実でありたいと常に考えています。依頼者様のお話をじっくり伺い、また依頼者様と同じ目線に立った上で、現実を見据えた的確なアドバイスを行うことを心がけています。たとえ専門外の分野の相談事であったとしても、その場で一緒に調べて回答を見つけたり、他の専門家を紹介するなどして、相談者様に何らかの道筋を示すことができるよう心がけています。たとえ依頼に繋がらなくても、相談者様が私に相談して良かったと思ってもらえたら幸いです。司法書士は法律を扱うサービス業だと思っていますし、真面目に誠実に仕事に取り組んでいれば、お金（報酬）は後から付いてくるものと信じています。
就職活動では、中小企業でトップを目指そうと考えて入社したものの、本当に自分がやりたかった仕事だったとは言えず、いかに自分が甘い考えを持って就職活動を行っていたのかを痛感しました。ただしその結果として、数か月間真剣に将来のことを考えることができました。最終的には、当時交際していた女性の父親が司法書士だったのですが（今も現役です）、その父親から「司法書士はお客様に感謝されてお金がもらえる仕事」と言われたことがきっかけで自分も目指すことを決断しました。絶対に結果を出して活躍してみせると心に誓って勉強や仕事に励んだ結果、試験に合格した時点で、豊富な実務経験も得ることができました。その後、その女性と結婚し、開業した翌年に独立することができ、現在は多くのお客様から毎日のように新たな相談を持ちかけていただけるようになりました。
自分の仕事や振る舞いに自信や余裕を持っていて、周りへの気遣いもできる大人はかっこいいと思います。弁護士の宇都宮健児先生や市民派の先生方とお話した際に、「市民の皆さんを助けてあげたい」という信念に憧れました。そして同じ目線で会話したり、相談に対して真摯にアドバイスをいただき、そのような人に自分自身もなりたいなと思っています。また、プライベート（オフ）の時とのギャップがあるとより魅力的に感じます。
仕事面では、「身近な街の法律家」をモットーに、町医者的な存在（かかりつけの法律家）として多くの方に信頼され、様々な法律相談や手続きを依頼される法律家でありたいです。そして、すでに起きてしまった問題を解決するだけでなく、将来そのような問題が生じないよう、事前に対策をとっておくことの重要性を周知させるため、こちらからアプローチをしていくような活動もしていきたいです。プライベートでは、時間的に余裕ができたら、たくさんプロ野球を観戦したり、海外、国内旅行やグルメ、お酒巡りを楽しみたいです。
皆さんがその時その瞬間に「やりたい！」、「やろう！」と思ったことがあれば、思いっきり楽しんでやりきってください。それは遊び、恋愛、勉強、スポーツ、仕事などすべてです。今は先が見えず不安になったり悩むこともあるでしょう。私も20代前半まではやりたいことが曖昧で自分に自信を持つことができませんでした。でもその時々の自分の気持ちに素直に全力で生きてきた結果、今は誇りを持てる仕事に就くことができ、充実したプライベートも手に入れることができました。皆さんもその時々の人生を全力で楽しむことができたとしたら、必ずや充実した人生をつかみ取ることができるでしょう。そこに至るまでの道のりに長短はありますが、それは皆さんなりの最良のルートです。「失敗した」と思うことがあったとしても、それは成功をつかむための試煉ですので落ち込む必要はありません。失敗は成功のもとです。人生は一度きり。全力で人生を楽しんでください。
独立して数年後、自分へのご褒美と自分に箔を付けたいという思いから、初めて高価な腕時計（ROLEX）を購入しました。そして開業と結婚20周年の記念に、こちらの腕時計（Cartier）を購入しました。
数年前、小学校に上がる前から広島カープの熱烈ファンである私の誕生日に、スタッフがプレゼントしてくれました。お客様ともこれをきっかけに野球の話ができればと思い、常に携帯しています。
