2001年、明海大学を卒業後、弁護士が経営する人材派遣会社で営業職を経験し、家族経営ならではの厳しさを通じて社会の現実を学ぶ。アルバイト先であった飲食店を2015年に買い取り、友人と経営を開始。同年、外国人技能実習生の受け入れ監理団体「カーアンドビジネスソリューションズ協同組合」を設立し専務理事に就任。2019年には人材会社「株式会社ワンズウィル」を設立。2022年、趣味のサーフィンを軸に「株式会社ASIAN RISING」を設立。2024年、同社をプライム上場企業に株式譲渡し子会社社長に就任。2025年、「株式会社sea sweet」を設立し、水着・化粧品事業を展開。
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大学卒業後は根拠のない自信だけで就職せず、アルバイトをしながら起業のチャンスを模索していました。しかし、スキルも資格もなくうまくいかず、27歳での結婚をきっかけに就職を決意しました。入社した会社は残念ながら倒産してしまい、「このままではダメだ」と一念発起して経営を学ぶために学校に入り直しました。卒業後は、海外展開をしていた弁護士の方が経営する人材会社に就職し、多くの学びを得ました。過酷な労働環境の中で耐えながらも、ふと「このまま雇われで人生を終えるのは嫌だ」と感じ、独立を決意しました。ただ、自信はまだなかったため、まずは高校時代にアルバイトをしていた鉄板焼き店を買い取り、同時に自動車総合商社を経営する友人と外国人材の協同組合を立ち上げました。小さな2つのビジネスを軌道に乗せたことで、法人化を決断し、現在の会社を設立するに至りました。
社員が自由にのびのびと働ける社風を大切にし、何かをやりたいと感じたときに手を差し伸べられる環境づくりに力を入れています。私自身、映画『イージー・ライダー』に影響を受け、若い頃から“旅”や“自由”に対する憧れを持ち続けてきました。その価値観が、会社の在り方や組織づくりにも反映されているのだと思います。働く仲間たちが笑顔でいられること、楽しみながら取り組めることが何よりも大切だと思っています。
私にとって覚悟とは、「決めたことをやり切ること」です。結果がどうであれ、自分で決めたことを最後までやり抜く姿勢が大切だと思っています。やり切ることで初めて、課題や答えが見えてくるものです。途中で投げ出してしまえば、後悔や迷いが残るだけですが、たとえ失敗しても全力で取り組んだという実感は必ず次につながります。また、私が覚悟を持って物事に取り組めるのは、いつも支えてくれる妻の存在があるからです。人生の岐路や窮地に立たされた時、背中を押してくれる彼女の言葉は、私の原動力になっています。
「自分の人生を生きている人」です。身近な親友にもらった「自分の人生を生きろよ」という言葉が何年経っても心に残っています。それまでは、コンプレックスや周りからの評価を意識していて、本当の意味で自分の人生を生きられていませんでした。しかし、自分の人生を生きている人は、言動も行動もライフスタイルもかっこいいと感じたので、私自身もそうなりたいと思っております。
グループ会社「sea sweet」で展開している水着・化粧品の製造販売事業を、まずはしっかりと軌道に乗せていきたいと考えています。今後は日本国内よりも、海外での事業比率を高めていくことが目標です。将来的にはグループ会社をさらに増やし、ホールディングス化を目指していきます。
私が大学卒業後に就職したのは、大手企業の顧問弁護士を務める方が経営していた会社でした。非常に厳しい職場で、パワハラやモラハラが日常的な“超ブラック企業”だったと言っても過言ではありません。早朝から深夜まで全国を飛び回り、ときには海外出張もあり、営業活動に明け暮れていました。ですが、今振り返ると、あの時に鍛えられた忍耐力が今の自分の土台になっていると感じています。だからこそ、今つらいと感じている方も、きっとその経験が未来の自分を強くすると信じて、どうか諦めずにがんばってほしいです。
前の会社をプライム上場企業に売却した記念に、自分へのご褒美として購入しました。努力の証として、今も大切にしています。
1ドル銀貨で作られた、世界に一つだけのベルトです。20代の頃に親友が手作りしてくれたもので、今でも大切な宝物です。