2010年滋賀県の土木工事施工会社に就職。2017年に土木施工管理を目指して大手高速道路グループ会社に転職し、橋梁補修工事、橋梁耐震補強工事の施工管理として従事。2022年に滋賀県の地場ゼネコンにて土木施工として従事。2024年5月に結心株式会社を設立。
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大学に進学したのですが、お金がなくて半年で中退することになり、半年ほどはバイトに明け暮れる日々を過ごしていました。父の仕事が土木作業員の仕事をしていたこともあり、20歳のときに土木を勧められて、土木作業員としてキャリアをスタートしました。将来のことを考えたときに施工管理を目指すべきと考えて、6年間務めた後に大手高速道路管理会社のグループ会社に転職。転勤を繰り返す中で、地元に貢献したいという思いがあり、滋賀県の地場ゼネコンに転職後、配属先が大手ゼネコン会社だったこともあり、たくさんの方々に仕事ぶりを認めていただき、独立して土木施工管理会社を設立する運びとなりました。
土木施工管理という仕事を考えたときに苦しいと思う方が多いように感じます。1つの現場を管理するということは、お客様、協力していただく業者さんの責任をもって仕事を完遂するということです。計画をしても上手くいかなかったりと様々なトラブルがある中で、安全に注意しながら、よりスピーディーにいい品質のものを作っていくために日々考えながら現場運営をしなければなりません。苦労しない訳がなく、だからこそ完遂したときの達成感は特別なものがあります。そのうえで、またこの人と一緒に仕事したい、この人に仕事をお願いしたい、と信頼してもらえるように日々精進しながら仕事をしております。
災害復旧や災害被害を未然に防ぐことも土木の仕事の一つなのですが、東日本大震災の復興支援に行ったこともあり、テレビで災害の報道を見たときは身が引き締まりますし、自分達がしっかりと技術を身につけて、経験を蓄積すれば、多くの人々の助けになることができるという覚悟はあります。
誰かの責任をもてる大人ってかっこいいなと思います。責任を持てる人間ってどんな人か考えたときに強い信念と芯があったり、最後までやりきる力であったり、決断力があったりと、それらをまとめたものが責任であって、私の一番理想とする大人像です。そういう大人になりたいけど、その反面自分がなれるのかな?って考えたりもします。向上心持って色んな経験を積んでいき、一歩一歩近づいていくしかないですね。
まだ会社を設立して1年にも満たないので、会社を大きくすることが目下の目標です。土木施工管理の人手不足は如実に現れていて、一人でも多くの後進を育てて、少しでも建設業界に貢献できれば嬉しいですし、憧れられる人、憧れられる会社に今後なっていきたいです。個人としても時間が許す限り、色んなことに挑戦していきたいと思っております。
ありきたりにはなりますが、人生は一度きりです。私は土木施工管理という天職に出会えました。自分が進んだ道を進むのもよし、回り道するのもよし、すべての経験が糧となるので、とにかく前に進み続けましょう。チャレンジし続けましょう。
会社を設立して頑張ったご褒美として初めて買ったものです。仕事でもプライベートでも身に着けています。
土木は数学を用いて構造物を作るのですが、そんな土木施工管理にとって相棒のようなもの。これがないと計算できません。