私のカクゴ

FMF 代表取締役CEO 新保祐宣
しんぽひろのぶ

新保祐宣

愛知県生まれA型
職業:FMF 代表取締役CEO
趣味:マンガ、読書
座右の銘:やらない善より、やる偽善

横浜国立大学生産工学科を中退。飛び込み営業・メガバンク証券代行部を経て父が創業した福祉事業で働き始める。平成21年父の死去の後、地域精神保健福祉の第一人者と言われる谷中輝雄に誘われイタリア(トリエステ・ベローナなど)、アメリカ(ロングビーチ)、カナダ(トロント)に同行、その後韓国なども訪問し、世界の精神保健福祉を学ぶ実践する。全国組織の活動として、シンフクシ副代表、日本障害者協議会評議員、全国精神障害者福祉事業者協会理事など多数。

オフィシャルサイト

来歴

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なぜ今の仕事に?

福祉をはじめたのは、結婚相手を紹介するときに交換条件的な形で半ば強制的でした。とはいえ実際精神障がい者の支援の現場にて働き始めてみると「障がいと付き合いながらも自分よりまじめに仕事に取組み実際に仕事ができる仲間と言うより先輩」という実感でした。「この人たちが地域でアルバイトですら働けない」状況を変えたいという思いから仕事に引き込まれ、東日本大震災の時に避難所で合った障がい者差別を目の当たりにし、より思いを強くしました。大人の支援を続けていく中で、年に数回障がい者と健常者が関わる機会よりも本当の差別や偏見をなくしていくためには小さいときからの意識の持ち方を変えようと思い現在の事業に至ります。

現在の仕事への想い

「皆で仲良く」が信念ですが、職員たちがアクションをするときに「一生一緒に生きていくとしたらどうするか?」と考えてほしいと伝えているように、健常者は障がい者に配慮してほしいというだけではなく、同じ社会を生きていく仲間として悪いところがあれば指摘もするし怒ることもある、楽しいときは一緒に笑うし悩みがあれば真剣に聞く。そんなあたりまえの関係を健常者同士であっても障がい者と健常者であっても、障がい者同士であっても作っていく努力ができる人々になってほしいです。昨今、SNSなどを中心に「仲良くできない理由」を訴える人々は日に日に増えていきますが、「仲良くできる方法」を模索するようなものはほとんど見ないです。そのような社会が少し手も変わるきっかけになればと考えます。

あなたにとって覚悟とは

2018年に父が創業した社会福祉法人から独立して今の事業を立ち上げていますが、当初はその社会福祉法人にて今やっている事業を行うつもりでした。その当時、社会福祉法人ガバナンスの強化が国を中心に叫ばれており、「理想ではあるができるわけがない」「儲かるわけがない」といった意見からその社会福祉法人で事業を行うことを諦め、独立して事業を立ち上げることとなりました。社会福祉法人であるため退職金も300万弱で子育て中で預金もほぼない中、当該社会福祉法人をマイナス2億の決算から13年間でプラス10億にした実績の元、数億円の借り入れをし事業を開始することになったことが一番覚悟をもって動いたエピソードです。その時は事業がうまくいかなかったことを考え妻に離婚をした方が良いかもしれないことを伝えるほどでした。得たものは、健常児と障がい児が一緒に遊んでいるときの笑顔です。

カッコイイ大人とは?

どんな人が相手でも誠実に義理を重んじた態度がとれる人です。施策に関わるときよく思うことですが、「すべての人にとって良い施策」はほとんどない中で、いつも自分のアクションが誰かにとっては利益でも、他の誰かにとっては不利益になっていることを理解し、その不利益になってしまった人や単に自分のミスなどで迷惑をかけてしまった人に対し誠実に謝罪をしどうすれば現状からより良い状況に持っていけるのか?を話し合い、できるだけ多くの人にとって有益な状況を作る努力をしていきたいです。

今後の展望

夢は「皆が少しでも長い時間笑ってる語せる社会を創っていく」こと。極端な例ですがSNS等の誹謗中傷の場合、誹謗中傷をしている人はその場面においては100%満足できる状況ですが、誹謗中傷を受ける人はほぼ100%不愉快だと思います。もし、誹謗中傷をする人がその内容に関して伝えることができ、誹謗中傷を受ける人が事情を伝えたり変わる機会があれば、満足度はお互いに60~80%ぐらいになってしまうかもしれませんが、より相互理解ができる状況になると思います。障がいに関しても同じで、インターネットなどでいろいろな情報がありますが、人それぞれ異なるものなので、よりできればインフォーマルでありかつできれば直接的な接点があれば相互理解は深まっていくものと考えます。そのためにも、よりこのような状況が自然にできていくよう制度や状況を作っていきたいです。

若者へのメッセージ

私が父から言われて今でも心にとどめている発言に「世の中に必要なものやルールがなければ創ればいい」という言葉があります。「なんでこんな世の中なんだろう?」とか「やってられない」と思ったときに、「どうすればよくなるのか?」を考えて実践してください。(選挙への参加や自分のように事業を立ち上げること等、今思う悪いと思う根幹を和えるアクション)困難な道かもしれませんが、「自分では何もしない、人にぶら下がって生きていて文句だ一人前」よりは、実際にやってみていいことも悪いことも経験しながら、かつ自分が間違ってなかったかを振り返りながら生きてほしいです。

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この事業を始める時にニューバランスさんの名前を使わせていただいたことは、事業にとって大きなプラスでした、少しでも宣伝できればと思い会議等で着用する一張羅です。