和歌山県立熊野高校卒業。20代アパレル勤務を経て、35歳でレザーアトリエを開業。「良いものを永く使う価値観」をテーマに、自社ブランド「CHOUETTE D'ORシュエットドール」をスタート。100年続くブランドを作ろう!を合言葉に仲間達と日々邁進中。
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得意なことを仕事にしたいなと思い、自分が一生続けることができる得意なこと、好きなことは何だろうと自問自答した時に、絵を描いたり工作がとても好きで、時間を忘れるくらい没頭することも多々あり、それは幼少期からずっと変わらず好きなことだと気づいた時、即決でした。
「手間と時間を惜しまず使う人の事を想い作られた物にのみ魂は宿る」。「自分の作った革製品がお金を払ってでも欲しいと言っていただける物を作りたい」。元々一人で始めた仕事ですが仲間も増え、いまや自分一人のブランドではなく、ファンでいてくれる顧客様、応援して下さる周りの方々、そして毎日笑いの絶えない職場を作ってくれる仲間たちがいます。自分たちの代だけで終わらせるのではなく、技術やブランドの思いを伝承し、きちんと繋いでいかなければならないという思いが強くあります。
自社ブランド「CHOUETTE D'ORシュエットドール」の職人兼バッグデザイナーとして生きていくと決意し、日本の職人の地位をもっと高めたいと思い、その活動をしながら地元「南紀白浜」に100年続くレザーブランドを根付かせると心に決めた時が覚悟です。
人に何かを与えることができる人、そしてそれを喜びと感じることができる人は老若男女を問わずカッコいい人だなと思います。見返りを期待するわけでもなく、その人のために何かをしてあげたい。と思える心の器が大きな人に憧れます。
アトリエがある和歌山県白浜町は観光地なのですが、そこに歴史あるメゾンブランドを作り地域を代表する革製品と新たな観光スポットをつくることが大きな目標です。日本の革職人の地位が向上することで収入も上がり、革職人になりたい若い芽が安心して技術習得に集中できるような未来を作っていきたいです。そしてヨーロッパの革製品ブランドに負けない日本の革製品ブランドを築いていきたいという夢があります。
自分の情熱を注げる好きなこと、得意なことを見つけてそこに突き進んでほしいと思います。その時期が早ければ早いほど良いと思いますが、焦って探すのではなく、心を落ち着かせじっくり自問自答していくと見えてくるかもしれません。幼い頃に好きだったことが、いまでも好きなことでしたら、それは純度の高い好きだと思います。失敗を恐れず、充実した日々を過ごして下さい。
スタッフから誕生日プレゼントでいただいたタンブラー。仕事をしているときに飲むコーヒーをこれに入れています。
自分でデザインした試作品ネックレス。K18ゴールドとプラチナの小さな塊は、整っていないただの塊なデザインが気に入っています。