私のカクゴ

にこにこクリニック 院長 北村容一郎
きたむらよういちろう

北村容一郎

滋賀県生まれAB型
職業:にこにこクリニック 院長
趣味:クラシック音楽、オペラ、マラソン
座右の銘:一期一会

帝京大学医学部医学科卒。大阪市立大学(現大阪公立大学)医学部附属病院で初期研修医。その後大阪市立大学を拠点とし、重度の心身障害児者施設に長年勤め、新生児から老人までの内科や外科領域まで携わるようになる。元々吃音があったため、吃音の分野の研究をしたいと思ったが、そういう分野はなかった。発達障害の児童に一定数吃音者がいる可能性があり、発達障害に興味を持った。主に自閉症スペクトラム障害や肢体不自由者と関わることが多くなる。2017年にクリニックを開業していた伯父が病気で他界。2019年8月ににこにこクリニックとして開業することになる。

オフィシャルサイト

来歴

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なぜ今の仕事に?

元々親は開業医でしたが、吃音のことを全く理解してもらえませんでした。家族以外とは話をすることができず、人前はおろか友達ともまともに話ができませんでした。喋り出した時から吃音があり、小中学校でいじめを受けることも多々ありました。熟年の担任の先生からも吃音の理解を得られず、また、中にはわざと私を当てて、吃るのを楽しんでいる先生もいました。国語の朗読の時間では、1名ずつ当てて作品を何行か朗読するのですが、自分の分だけ短い1行に配慮してくださる先生もいました。それでも朗読ができず、他の友達よりも時間がかかっていました。出欠を取るときに自分の名前を毎日いわなくてはならず、はじめの文字に吃ってしまい名前を言うだけで、60秒以上かける時もありました。そのような幼少期からの経験により、吃りをなんとかしたいと小児科医になりました。

現在の仕事への想い

理念は「All Kids All Happy」パパ、ママと子どもが安心できる楽しいクリニックとし、笑顔と幸せを提供します。一般小児、在宅、発達を中心に、他施設と連携のとれた医療福祉を目指します。 暮らしやすい子育てしやすい環境づくりに貢献し、地域に若い世代が増え続ける手助けをするのがわれわれのミッションです。

あなたにとって覚悟とは

開業前までは主に重症心身障害児者やADHD、自閉スペクトラム障害などといった発達障害のことを中心に頑張っていました。この分野で研究職になっていくのかなと思っていた矢先、クリニック開業医の叔父が病気で倒れ、他界。かなり戸惑いましたが、叔父の開業していた証を潰すまいと開業を決意しました。2年後ににこにこクリニックとして開業することになりました。

カッコイイ大人とは?

心の豊かな人、決断力がある人です。いまセミナーでお世話になっている方で決断力、行動力のある方がいらっしゃって、その方のことをカッコイイと思っています。「決断力」の意味を考えてみれば、何かを決めて、何かを断ち切るということなのです。受動的ではなく、主体的、能動的に行動していく、自分で決断していくというのをスタッフと関わる際にも意識しています。

今後の展望

小児総合リハビリのできる施設を作りたいと考えています。日本全体が人口減少していく時代。特に近畿圏は3大都市圏で人口減少率は最多、高齢化も最速で進んでいます。小児科において、従来の風邪ひきの子だけを診るという時代はすでに終わりました。近年、日本は世界トップレベルの周産期医療で多くの子ども達の命を救うことができます。その多くは順調に育ち退院されていきますが、人工呼吸器や経管栄養を必要とする重症児が増加傾向で、ずっと医療機器や医療ケアに頼って生きていく方もいらっしゃいます。その一方で病院のNICU、小児科ベット数、重症心身障害施設は長年にわたって不足している状態です。そのため、家庭での生活を十分に送ることのできるような小児在宅医療が必要となります。生まれつきハンディーキャップのある子どもたちや、高度な医療ケアを必要とする子どもが笑顔で安心して家族とともに過ごせるよう、微力ながら支援していきたいと思っています。

若者へのメッセージ

ウォルト・ディズニーの名言から「All your dreams can come true if you have the courage to pursue them.」全ての夢は必ず叶う。追い求める勇気があれば将来叶えたいと思っていることは必ず口にしていうこと。そして決断。決めて今までのことから断ち切ることです。そうすれば必ず夢は実現します。

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お気に入り

手帳

自分の気に入った名言をよく書いています。10年後のスケジュールなど、目標達成管理も記載しています。

聴診器

医師になってからずっと使い続けている聴診器です。つけているキティちゃんのマスコットは長年使っているので見る影もないですが、大切に使っています。